マナーやご作法

投稿日:2018年7月13日

更新日:2024年5月31日

お葬式を途中退席する場合はどうする?覚えておきたいマナー

葬儀を途中退出しなければならない場合、どのタイミングが一番適切なのでしょうか?

葬儀の途中退席は基本的にマナー違反です。

しかし「飛行機の時間が間に合わない」、「介護者がいるため長時間家を空けれらない」といったやむを得ない事情もあるでしょう。

今回はそんなお葬式の「途中退席」に関わるマナーについてご説明します。

この記事でわかることは以下の4つです。

  • ・葬儀を途中退席する際のベストなタイミングとNGなタイミング
  • ・通夜・葬儀の流れとおおよその時間目安
  • ・途中退席する際のマナー
  • ・途中退席するのであれば欠席した方がいい?

葬儀を途中退席する際のベストなタイミングは焼香時

葬儀を退席するベストなタイミングは焼香が行われるときです。

神式葬儀であれば玉串奉奠、キリスト教であれば献花のタイミングですね。

焼香は参列者が1人ずつ席を立って行うため、会場内を移動してもそこまで目立ちません。

焼香を終えたら自席に戻らずそのまま退席する形が一番自然でしょう。

寺院で葬儀を行う場合は座ったまま香炉が回ってくる「回し焼香」の場合もあるかもしれません。

そのときは棺にお花を添えるときなどに紛れて退席すると目立たないでしょう。

遺族やスタッフに途中退席することを伝えておく

途中退席することが事前にわかっている場合は、葬儀の出欠連絡の際に伝えておきましょう。

葬儀当日のご遺族はお忙しいですので、なるべく当日の連絡は避けてください。

当日ご遺族が慌ただしい様子で声が掛けづらいようであれば、葬儀会社のスタッフに伝えても問題ありません。

途中退席を伝えておくことで退席する良いタイミングを教えてくれる場合もあります。

ウィズハウスでは、ご遺族の意向を確認のうえ一般会葬者をご案内しています。

葬儀を途中退席する際のマナー

葬儀を途中退席する際のマナーを3つお伝えします。

マナー①席は出口付近にする

自身の席はなるべく会場の出口付近を選びましょう。

途中退席の旨をスタッフに伝えると出口付近の席を案内されることもあります。

席が埋まってしまっていた場合は、なるべく後方や端の位置に座ります。

退席する際にご遺族の前を横切らないような席を選びましょう。

マナー②一人で静かに退席する

退席する方が複数人いる場合は1人ずつ退席するのがマナー。

自身のタイミングと被ってしまった場合は、相手の方が退席するまで座って待ちましょう。

複数人で私語をしながら退席することは大変失礼となりますので気を付けてください。

途中退席すること自体、他の参列者とは違う動きをすることになるため、どれだけ気を付けても目についてしまうことは避けられません。

その際に身だしなみなどが整っていないと余計目につき、悪目立ちしてしまいます。

途中退席せざるを得ないからこそ、その他のマナーや身だしなみはしっかりと整えて参列するようにしましょう。

葬儀の服装マナーについては以下の記事もご覧ください。

【喪主・参列者】葬儀の服装・マナー・身だしなみについて解説【NGな服装もご紹介】

マナー③遺族・受付の方に目礼して退席する

退出する際はご遺族へ一礼、もしくは目礼しましょう。

受付の方が残っていた場合は会釈して会場を出ます。

また一度退席したら会場へ戻ってこないのがマナーです。

通夜・葬儀にかかる時間目安

通夜・葬儀におおよそどのくらいの時間がかかるのかを表にまとめてみました。

読経の長さは宗派によって異なるため一概には言えませんが、おおよその目安としてお考え下さい。

基本的に焼香は読経と並行して行われることが多いでしょう。

喪主の挨拶が始まる前に退席するようにしてください。

途中退席のNGなタイミングは読経時と弔辞時

葬儀を途中退席する際のNGなタイミングは「僧侶の読経時」と「喪主の弔辞時」です。

静かで厳かな葬儀の雰囲気を壊してしまいますので、このときの途中退席は避けるようにしてください。

ただ小さいお子さんが泣いてしまった場合などは仕方ありません。

会場に残るよりも退席した方が良いでしょう。

途中退席するのであれば葬儀の欠席も視野に入れる

「途中退席は気が引ける」という方もいらっしゃると思います。

ごくわずかな時間しか参列できないのであれば、葬儀を欠席するのも1つの方法です。

弔問もしくは香典の郵送をする

訃報を受けると「葬儀に出席しないと失礼だ」と思う方も多いかもしれません。

しかし葬儀を欠席しても弔意を示すことはできます。

後日香典を持参して故人宅へ弔問もできますし、遠方であれば現金書留で香典を郵送することもできます。

葬儀当日は弔電を送り、後日改めて弔意を表す形でも問題ありません。

葬儀はご遺族やその他の参列者にとっても大切な故人をお見送りする最期の時間です。

途中退席することで、ご遺族や他の参列者の方へ不快な気持ちを与えたり、ご迷惑をおかけしたりするかもしれません。

どのような対応がベストなのかを今一度考えることも大切です。

葬儀後の弔意の示し方については以下の記事でも詳しくお伝えしています。

「家族葬に参列するとき香典は必要?参列しない場合の弔意の表し方も解説」

香典を郵送する場合の書留料金については以下の表(2024年5月現在)もご参照ください。

※2024年10月からは上記表のほぼすべての項目において値上げが決定しています。

葬儀の前に焼香をさせてもらう

「葬儀を欠席するのは心苦しい」という方もいらっしゃるでしょう。

その場合は通夜・葬儀の前に焼香を上げさせてもらう方法もあります。

開式の15~30分前に伺い、遺族の方に式へ参列できない旨を伝えて香典をお渡しします。

そのときに焼香だけ上げさせていただけないか相談してみましょう。

通夜・葬儀前のご遺族は慌ただしくされているはずですので、長話などは控えてくださいね。

家族葬はウィズハウスにお任せください

家族葬をお考えの方は是非ウィズハウスへご相談ください。

一日一葬の邸宅型葬儀は、まるでお家でのお見送りのようだと大変好評をいただいております。

ウィズハウスでは出棺前の最期のお別れは遺族・親族の大切な場としています。一般の方は基本ロビーでお待ちいただいてお見送りをお願いしています。

故人とご遺族に寄り添ったオリジナルプランも承っておりますので、どうぞご検討ください。

まとめ

  • ・葬儀で途中退席する場合は焼香のタイミングがベスト
  • ・途中退席のタイミングでNGなのは僧侶の読経時と喪主の弔辞時
  • ・途中退席する場合はご遺族や葬儀会社のスタッフに声掛けをしておく
  • ・会場では出口付近に座り、焼香が終わったタイミングでそのまま出口へ向かう
  • ・「開式前に焼香だけさせてもらう」「後日香典をお送りする」など葬儀を欠席するのも一つの方法
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この記事を書いた人

大崎 美智

故人様とのお別れの時間を大切にいたします。

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