
家族葬の知識


こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフの二唐です。
お葬式と言えば、お坊さんを呼んでお経を読んでもらう仏式の葬儀を思い浮かべる方がほとんどだと思います。
コープの家族葬ウィズハウスは無宗教葬の取扱いも多いですが、それでもお坊さんを呼ぶお葬式の方が一般的です。
では、お坊さんなしで家族葬を行うことはできるのでしょうか。
今回は家族葬などのお葬式で、お坊さんを呼ばないケースについてのお話。
多くの葬儀でお坊さんを呼ぶ理由や、お坊さんなしのお葬式でも良い場合、お坊さんなしの際に気を付けるべきことをご紹介します。
お坊さんにお経を読んでもらうことが故人の供養につながるというのは仏教の考え方。通常の家族葬や一般葬でお坊さんを呼ぶのは、その葬儀が仏式で行われている葬儀だからです。
日本人は無宗教の人が多いと言われ、普段は自分の家で信仰している宗教について意識することは少ないでしょう。
しかし、日本で行われる葬儀は、約9割が仏式の葬儀という調査結果(2015年・一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会)が出ています。
仏式の葬儀ではお坊さんにお経や戒名をもらうことで、故人の供養と安らかな成仏を祈ります。
出典:平成27年度 全互協 冠婚葬祭1万人アンケート
| 葬式にお坊さんを呼ぶ主な理由 | |
|---|---|
| 読経 | 故人が安らかに旅立てるように供養する |
| 戒名授与 | 仏弟子としての名前で、多くの寺院で納骨等に必要 |
| 気持ちに区切りをつける | 僧侶が仏教儀礼を行うことで悲しみに区切りをつけ、死を受け入れる |
コロナ禍をきっかけに、安置と火葬のみを実施する宗教儀式を行わない直葬や火葬式が増えています。
鎌倉新書が実施している「お葬式に関する全国調査」によると、2020年には4.9%だった直葬・火葬式の割合が、2022年には11.4%とほぼ2倍に増加し、現在も10%前後で推移しています。
このように、直葬・火葬式の増加に伴い、僧侶を呼ばない葬儀形式が広がりを見せています。
出典:鎌倉新書|お葬式に関する全国調査(2022年第5回・2024年第6回)

お坊さんは必ず呼ばなくてはいけないものではありません。
前述した通り、直葬や火葬式は、基本的に宗教儀礼を省いた式となります。
また、お坊さんを呼ぶのは仏式の葬儀の考え方のため、キリスト教や神道など他の宗教を信仰している場合もお坊さんを呼ぶ必要はありません。
宗教への信仰がなく無宗教形式の葬儀を行いたい場合や、宗教儀礼にこだわらない葬儀(自由葬)を行いたい場合などはお坊さんなしで葬儀を行うことになります。
以下より、お坊さんを呼ばなくてもよい葬儀形式の内容について詳しくご紹介しましょう。
直葬・火葬式は、通夜や葬儀・告別式といった宗教的儀式やセレモニーを行わず、火葬場での火葬のみで故人を見送る葬儀形式です。そのため、お坊さんを呼ぶ必要はなく、費用や遺族の負担を抑えられる点が特徴です。
「直葬でも読経だけはお願いしたい」と希望するご家庭も多く、対応可能な場合もありますが、葬儀社や火葬場によって状況が異なるため、事前確認が必須となります。なお、読経をお願いする場合は、別途お布施が必要になります。
読経や宗教儀式を重視される場合は、告別式のみ行う一日葬を検討してみてもよいでしょう。
仏式以外の宗教で葬儀を行う場合もお坊さんは呼びません。
キリスト教は通常教会で葬儀を執り行なうため、牧師(プロテスタント)または神父(カトリック)が儀式を取り仕切ります。
なお、キリスト教に対応している家族葬専門葬儀社でもキリスト教葬儀の実施は可能で、その場合、牧師や神父、教会在籍のお手伝いの方、同じ教会の信者の皆さまが参列し、葬儀を進行します。
神道では神主が儀式を行います。
キリスト教同様、神道でも家族葬専門葬儀社における葬儀の実施が可能です。
しかし、神道は原則神主による儀式が不可欠なため、神主を呼ばずに葬儀を行ないたい場合は、無宗教葬や自由葬を選択することになるでしょう。
▶関連記事:
キリスト教葬儀での香典や服装は?家族葬もできる?
神式葬儀の流れや香典、仏式葬儀との違いを説明
無宗教葬や自由葬は、宗教儀礼や宗教作法での葬儀進行を行わず、自由な形式で故人を見送る葬儀の形です。
葬儀形式の自由度が高い家族葬とは相性の良い考え方でもあります。
無宗教葬・自由葬には読経や焼香といった宗教儀礼はなく、決まった流れもありません。
葬儀の内容や流れは遺族と葬儀会社で話し合って決めることになります。
・故人の好きだった音楽を流す(献奏)
・故人の好きだった花を捧げる(献花)
・故人の趣味や仕事の道具などを飾る
・お別れの言葉を伝える(弔辞)
・VTRやナレーションで故人との思い出を振り返る
・故人との思い出を語らいながらの食事会
お坊さんを呼ばない葬儀はコストや自由度の面でメリットがある一方、後々トラブルになりやすいデメリットもあります。お坊さんを呼ぶかどうか決める前に、しっかり把握しておきましょう。
お坊さんを呼ばないことで、お布施の費用が不要になります。仏式葬儀におけるお布施の相場は、地域や宗派によって異なりますが、一般的には10万〜50万円程度が目安です。戒名料も含めると、さらに高額になるケースもあります。
僧侶なしの葬儀にすると、こうした費用を抑えられます。
宗教儀礼に縛られず、故人の意思や家族の希望を反映した葬儀を設計できます。
生演奏で送る音楽葬や動画の上映といった個性的な演出を行いやすく、記憶に深く刻まれる葬儀を実現できます。
葬儀後に「やっぱりお経をあげてもらえばよかった」「もっと丁寧に見送ってあげたかった」と後悔するケースもあります。葬儀はやり直しができないため、安易な決断は避けて、家族が納得したうえで決めることが大切です。
菩提寺のお墓に納骨する場合、戒名がないと埋葬を断られるケースがあります。
後から戒名だけ依頼しようとしても難しいこともあるため、お坊さんを呼ばない葬儀を選ぶ際は、必ず菩提寺へ確認しましょう。
特に年配の親族の中には、「お坊さんなしでは故人が成仏できない」「非常識だ」と感じる方もいます。
葬儀では家族だけでなく親族の理解も必要なため、事前に親族へ説明し、理解を得ることが大切です。

自分自身は宗教にこだわりがなく、お坊さんなしで家族葬を行いたいと思っていても、先祖代々お付き合いをしているお寺(菩提寺)がある方は一度立ち止まって考えてください。
菩提寺があるのにそこのお坊さんを呼ばずに葬儀を行った場合、そのお寺に遺骨を納骨できなくなってしまう可能性があります。
菩提寺にお墓があり、そのお墓へ納骨するためには、菩提寺のお坊さんに戒名をもらわないと納骨できない場合があるのです。
戒名と納骨の関係については下記の記事でも詳しくご紹介しています。
菩提寺があり、お坊さんを呼ばないお葬式を考えている場合は、事前に理由を伝え確認しておいた方が良いでしょう。
▶関連記事:戒名がなくても葬式はできる?戒名の意味や俗名との違い
葬儀は故人と遺族だけのものではありません。
現在では様々な葬儀の形がありますが、特に年配の方などにとってはお坊さんの読経がある葬儀がまだまだ一般的です。
葬儀を無宗教形式で行った後に、親戚から「お経もない葬儀なんて故人がかわいそうだ」などと非難を受けてしまうこともあるようです。
お坊さんなしの葬儀を行う場合、親戚関係には事前に説明し、理解を得ておく必要があります。
特に仏教にこだわりがないから、お坊さんなしの方がお布施などがなく費用が安くなるから、などの理由で安易に無宗教葬を選ぶのはおすすめしません。
無宗教葬では決まった流れや宗教儀礼がないため、場の区切りやメリハリを付けづらいという側面があります。
きちんとした理由なしに無宗教葬を行うと、なんとなくさみしい葬儀になってしまう可能性があります。
また、葬儀は故人と関わりのあった親戚や友人達、それぞれが故人の供養を祈ると同時にその悲しみを受け止めて気持ちを整理するための儀式でもあります。
遺族だけではなく参列者全員が故人を温かく見送り、気持ちの区切りをつけられる。
そんな葬儀になるようにしたいものです。
そのためにも、なぜお坊さんなしで葬儀を行いたいのか、どのような形で故人を見送るのが良いのかということを遺族でしっかりと話し合われると良いでしょう。
無宗教葬・自由葬には、適切に対応できる葬儀社とそうでない葬儀社があります。一般的な仏式葬儀とは形式が大きく異なるため、施行実績が少ない葬儀社に依頼すると、内容が薄い葬儀になる可能性があるためです。
希望通りの葬儀を行うためには、早めに葬儀社を探して、「どのような形式の葬儀が可能か」「費用の目安はどのくらいか」など、詳細に確認することをおすすめします。
お坊さんを呼ばない葬儀には、直葬・火葬式、他宗教による葬儀、無宗教葬・自由葬といった形式があります。
直葬・火葬式や無宗教葬・自由葬には、お布施が不要で費用を抑えられる等のメリットがある一方、菩提寺への納骨ができなくなるリスクや、親族との間にトラブルが生じる可能性があります。
お坊さんなしの葬儀を検討する際は、菩提寺への事前確認・親族への説明・葬儀社の早めのリサーチ等、押さえておくべきポイントがあります。
コープの家族葬ウィズハウスは、直葬・無宗教葬・自由葬の実績が豊富で、お坊さんを呼ばないお葬儀も安心してご依頼いただけます。
また、菩提寺がなくお坊さんを呼びたい場合は、ご希望の宗派の僧侶をご紹介いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
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