マナーやご作法

投稿日:2019年5月17日

更新日:2021年12月28日

お葬式に遅刻してしまう場合は?!気を付けたい対応とマナー

こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフの大崎です。

 

お葬式の連絡はいつも突然です。

弔事は全てにおいて最優先で急いで駆け付けるべきものですが、仕事や学校の都合などで、どうしても遅刻してしまう場合もあると思います。

 

今回はお葬式に遅刻してしまう場合のお話です。

通夜や告別式に遅刻してしまう時はどうしたらよいか、気を付けたいマナーについてもお話します。

時計とNGサインを出す男性

 

お葬式の遅刻はNG!しかしやむを得ない場合があるのも事実

通夜や告別式といった弔事は、原則的に最優先させるべき事柄です。

訃報を聞いたら、他の予定を中断したりキャンセルしたりして駆け付けるのがマナー。

 

とはいえ、仕事や学業の都合が付かなかったり、遠方にいたりしてやむを得ず遅刻してしまう場合があるのも事実です。

特に通夜は亡くなった当日の夜に行われることが多いので、遅刻してしまう可能性があることはご遺族も理解されています。

 

通夜に遅刻してしまったとしても、ご遺族も遅刻したことを怒るより、故人のために急いで駆け付けてくれたことに感謝されると思います。

 

ただし、通夜の翌日に行われる告別式は事前に日時がわかっているため遅刻は厳禁です。

職場や学校へも「明日はお葬式に参列するので休みます」など事前に連絡を入れ、告別式への参列に遅れないように気を付けましょう。

 

お葬式に遅刻してしまう場合の対応やマナー

仕事や学業の都合などで、やむを得ずお葬式に遅刻してしまうこと自体はどうしようもありません。

その場合はマナーに気を付け、遺族の方に失礼のないような行動と対応を心がけましょう。

 

何より、故人との大切な最期の時間です。

「遅刻して後から参列するくらいなら欠席しよう」「どうせ遅刻なのだからゆっくり行こう」という考えはせず、遅刻するとはいえできるだけ急いで駆け付けるようにしましょう。

 

お葬式に遅刻する場合、行うべき対応や守るべきマナーをご紹介します。

 

お葬式の手伝いをする予定だった方はすぐに連絡を

受付などのお手伝いをする予定だったのにどうしても遅刻してしまいそうな場合はとにかくすぐに連絡をしましょう!

遅刻しそうと分かった時点で、葬儀会場やお手伝いの依頼のあった方などへ連絡するようにしましょう。

喪主やご遺族の方へ直接連絡するのは避けてください。

 

葬儀が終わってから到着する場合は欠席に

時間を大きく過ぎてしまい、会場へ到着するのが葬儀終了後になってしまう場合は、そのまま欠席するようにしましょう。

葬儀終了後は喪主やご遺族も片付けなどでお忙しく、そこへ弔問するとご負担を増やしてしまうためです。

後日、葬儀に欠席してしまったお詫びをし、遺族の都合を確認したうえで自宅弔問などに伺うようにしましょう。

 

入室のタイミングは会場のスタッフに確認

他の人とは違うタイミングでの入室はドアの開け閉めや足音などでどうしても音が目立ってしまいます。

特に読経中の入退室は失礼に当たるのでNGです。

お葬式の途中で会場へ入室する場合は、自分で勝手に入場せず、会場スタッフに声をかけて入室のタイミングを確認しましょう。

焼香のタイミングで途中入室とすることが多いです。

 

香典の渡し方には選択肢や注意点が

お葬式に遅刻した場合の香典の渡し方は下記の選択肢があります。

・受付が残っていれば受付へ渡す
・受付が片づけられている場合、喪主や遺族へ直接渡す
・後日、自宅弔問時にお渡しする
・後日、現金書留で送る

葬式では喪主や遺族はとても忙しいので、直接渡すタイミングがなければ無理に当日渡すことにこだわらず、後日お渡しする形でかまいません。

遅刻したのが通夜なら、告別式で受付に渡すこともできます。

ご遺族以外の親族などへ預けて渡してもらうことは、トラブルの元となっては困りますので避けた方が無難です。

 

お葬式に遅刻したお詫びを伝える

葬儀の中で喪主やご遺族と直接お話をするタイミングがあれば、お悔やみの言葉と共にお葬式に遅刻してしまったお詫びをお伝えしましょう。

その後の法要などでお会いした時にお伝えすることもできますので、葬儀当日に無理にご遺族を捕まえてまでお伝えしなくても問題ありません。

お詫びのお手紙をお送りするのも良いでしょう。

メールでのお詫びは略式になってしまうので、ご遺族との関係性によっては失礼に当たりますので控えましょう。

 

お葬式への遅刻、急いでいる時こそ身だしなみを整えるのがマナー

合掌する喪服の男性

遅刻しそうで急いでいる時は身だしなみが乱れがちです。

ただでさえ目立ってしまう遅刻で、身だしなみが乱れているとさらに悪目立ちし、遺族に対しても失礼になってしまいます。

 

急いでいる時だからこそ、一歩立ち止まって身だしなみをチェックするようにしましょう。

通夜は仕事からまっすぐ駆け付けることも多いと思います。

地味な平服での参加もOKとはいえ、職場や外出先から直行の場合は、あまりそぐわない恰好をしている場合もあるかもしれません。

ネクタイや靴下、ストッキングくらいはコンビニなどでも購入できるので、黒いものに取り替えていくのをおすすすめします。

いざと言うときに備えて職場のロッカーに黒いネクタイや靴下、黒いストッキングやジャケットなどを1枚置いておくと、急な通夜にも落ち着いて対応することができるでしょう。

 

お葬式での服装マナーについてはこちらで詳しくご紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
家族葬の服装は一般葬儀と違う?基本の服装マナーを押さえよう

 

まとめ

・お葬式への遅刻は厳禁です。しかしやむを得ず遅刻してしまう場合があることも遺族はご理解されています。遅刻したことを怒るより、故人との最期のお別れに急いで駆け付けてくれたことへ感謝されるでしょう。

・やむを得ずお葬式に遅刻してしまう場合は、その後の振る舞いで遺族に失礼のないように対応することが大切です。読経中の途中入室は控え、遅刻のお詫びや香典のお渡しもタイミングがなければ当日無理に行うのは避けましょう。もし葬儀でお手伝いをする予定だった場合は、会場スタッフや手伝い依頼のあった方にすぐ連絡するようにしましょう。いずれにしても喪主や遺族に直接連絡したり、無理に捕まえてお話することは避けましょう。

・急いでいる時は服装が乱れがちです。葬式に遅刻してしまう時はなおさら身だしなみを整えて参列するようにしましょう。通夜は職場から直接向かう可能性もあります。職場のロッカーに黒いネクタイや靴下、黒いストッキングやジャケットなどを1枚用意しておくと、いざと言うときにもスムーズに対応することができます。

 

 

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この記事を書いた人

大崎 美智

故人様とのお別れの時間を大切にいたします。

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