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葬式をあげないという選択肢。後悔しない葬儀の形を考えよう

投稿日:2020年10月23日
家族葬の知識

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こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフの大崎です。

 

宗教観や葬儀に対する考え方が大きく変わってきている近年、従来通りの宗教儀礼に則ったお葬式はあげない、宗教儀礼を伴わないシンプルな直葬を選択するという方も増えてきています。

 

今回はそのような「お葬式をあげない」という選択肢を選ぶ背景や、そのメリットデメリットや注意点、後悔しないために考えておくべきことなどについてお話します。

合掌する喪服の女性

 

 

お葬式をあげないで故人を見送る「直葬」とは?選ばれる理由も紹介

近年は一般的な葬儀以外に様々な葬儀の形が増えており、お葬式をあげないで「直葬」という弔い方法を選択するご遺族が少しずつ増えています。

 

直葬とは、通夜や告別式、読経、焼香などの宗教儀式を行わずに、遺体の安置からすぐに納棺・出棺、火葬をして故人を見送る弔いの形です。

 

「火葬式」と呼ばれることもあります。

 

※「墓地、埋葬等に関する法律」があり、他の法令に別段の定があるものを除く外、死後24時間は火葬することができないと定められています。そのため亡くなった当日に火葬を行うことはありません。

 

直葬と一般的な葬儀との違いは「火葬するための準備のみを行う」という点です。

 

直葬の場合、火葬前に炉前でささやかな読経を行うこともありますが、基本的には宗教儀式や儀礼を行わず、火葬後の還骨法要や繰り上げ法要も行いません。

飲食なども行わないので、火葬を行う当日のみで葬儀が終わります。

 

シンプルな直葬が選ばれる理由として、次のようなことが考えられます。

 

故人の遺志

「お金のかかる葬儀で家族に負担をかけたくない」

「身内のみでささやかに見送ってもらえれば十分」

 

最近はこのような遺志を遺される故人の方も増えています。

 

従来の「大人数の豪華な葬儀を行うのが故人の幸せである」という価値観から、「できるだけ故人の遺志に寄り添った形で弔うのが良い」という意向も浸透しつつあり、故人の遺志に沿ったささやかな見送りが増えてきているのです。

 

しかしながら故人が自分に費用が掛かることに気を遣ってしまい、本心ではないこともあるので注意が必要です。

 

宗教観の変化

宗教儀礼を必要と感じない、宗教儀礼にこだわらないという方が増えたのも直葬が選ばれる理由の一つです。

 

葬儀の時だけ形式的に宗教儀礼を行うよりも、故人らしく自分たちらしく見送る方法をとりたいと考える方が増えてきています。

 

高齢化・人間関係の希薄化

近年は高齢化が進み、ご近所との人間関係も希薄化しつつあります。

そのため遺族や親族、親しい友人といった気心の知れた人達のみで葬儀を行いたい方が増えています。

 

また、親戚という事で孤独死された面識のない親族の葬儀を依頼されることも近年多くなってきています。

 

 

お葬式をあげない「直葬」のメリット・デメリットや注意点を知ろう

お葬式をあげない直葬ですが、どのようなメリット・デメリットや注意点があるのでしょうか。

 

直葬のメリット①葬儀費用を抑えられる

直葬の場合、火葬の準備に限るため葬儀費用を抑えることができるのが一番のメリットです。

 

鎌倉新書の「第4回お葬式に関する全国調査(2020年)」によると、一般的な葬儀費用の全国平均は119万1,900円(火葬場使用料、および、式場使用料を含む。ただし、飲食・返礼品費用、お布施は除く)。

 

直葬で見送る場合は通夜や告別式を行わないので、会場使用料や装飾、祭壇、おもてなし、お寺などにかかる費用を削減することができ、総額費用が大きく抑えられます。

 

ウィズハウスでは会員価格17万円〜で火葬式プランをご案内しています。

お気軽にご相談ください。

 

直葬のメリット②遺族の心身の負担が少ない

直葬はごくささやかな見送りのため、参列者は家族や親族などの近親者のみとなることがほとんど。

弔問客の対応などがないので遺族の心身の負担も少ないと言えます。

 

直葬のデメリット・注意点①周囲の理解を得られない

「盛大な葬儀でたくさんの人に見送られるのが故人の幸せだ」とする価値観の方も、まだまだいらっしゃいます。

 

そのような方から「お経ももらえない葬儀なんて故人がかわいそうだ」などといった非難を受けてしまう場合もあります。

 

周囲の理解を得られない場合、葬儀をやり直すことになったり、葬儀後に疎遠になるなどその後のお付き合いにも影響しかねません。

 

親戚・親戚、故人と特に親しい方などには、事前に説明をし、理解を得ておくことをおすすめします。

 

直葬のデメリット・注意点②菩提寺がある場合、供養や納骨を断られる可能性がある

檀家として菩提寺とのお付き合いがある家の場合は注意が必要です。

 

菩提寺の僧侶を呼ばず宗教儀礼を省いて行う直葬は、葬儀後の供養などを断られる可能性もあるので事前に確認しましょう。

 

菩提寺から読経や戒名を頂かずに故人を弔った場合、菩提寺への納骨を断られてしまうこともあります。

 

昔からお付き合いのある菩提寺がある場合は、必ずお寺へ相談してから決めるようにしましょう。

 

 

お葬式をあげない選択肢を選ぶ前に、後悔しない葬儀の形を考える

「葬儀で宗教儀礼を行うべきかどうか」「大勢で見送るのが良い葬儀なのか」そういったことは故人の価値観にもよるので、一概にどちらが良いとは言えません。

 

しかし、葬儀をあげない(宗教儀式を省いた)直葬を検討する場合、ぜひ考えてほしいことがあります。

それは、「葬儀は誰のために、何のために行うのか」ということです。

 

お葬式は亡くなった故人を供養するためのものですが、それと同時に残された遺族や親族、友人たちのためのものでもあります。

 

大切な人を無くしたショックや悲しみは大きなものです。

葬儀は残された人たちが故人の死と向き合って悲しみに一区切りをつけ、また前を向いて歩いていくための儀式でもあるのです。

 

大規模な葬儀が必ずしも良いわけではありませんが、簡素な葬儀で見送った結果「きちんと見送った実感が持てない」と葬儀のやり直しを検討されるご遺族がいるのも事実です。

 

 

そのような場合は、例えば「家族葬」という選択肢も視野に入れて考えていてはいかがでしょうか。

 

家族葬は遺族や親族など故人とごく親しかった方たちを中心に行う葬儀の形です。

身内を中心に行うので葬儀の内容や形式の自由度も高く、遺族や親族が納得する内容の葬儀とすることができるでしょう。

 

どのような見送りの形をとるにしても、葬儀の形式を考える時には家族や親族に自分たちの考えをきちんと話し、意向や葬儀形式について理解を得ておくことが大切です。

 

家族葬と直葬の違い。選択する時のポイントは?」もぜひご参考にしてくださいね。

 

 

お葬式をあげないからこそ周囲への配慮は忘れずに

香典を差し出す喪服の男性

直葬で故人を見送った場合、通夜や告別式は行いませんし、参列者は遺族や親族などごく親しい身内が中心となります。

 

直葬後は故人とのお別れができなかった故人の友人や知人が、自宅へ弔問に訪れることが予想されます。

葬儀と違い日程が決まっていない分、バラバラと訪れるため対応に追われてしまう可能性があります。

なかには香典をご持参いただく場合もあると思いますので、香典返しの準備も忘れないようにしましょう。

 

もしも故人が交友関係の広い人であったなら、後日改めて「お別れの会」を設定するというのも一つの方法です。

 

お葬式は故人の周りの方にとっても気持ちの区切りをつけるための儀式でもあります。

お葬式をあげない場合でも、故人に最後のお別れを言いたい方々の気持ちには、きちんと配慮をするようにしましょう。

 

 

お葬式をあげない選択をする前に、メリットや注意点を確認しましょう

お葬式をあげない「直葬」という弔いの形をとる方が少しずつ増えています。

 

直葬は、通夜や告別式などの宗教儀礼を行わず、安置から直接納棺・出棺、火葬をして見送る葬儀形式です。

「葬儀にお金や遺族の負担をかけたくない」という故人の遺志や、「宗教儀礼にこだわらずに自分たちらしく見送りたい」という遺族の気持ちに沿った形の見送ることができます。

 

直葬のメリットは、大きく2つあります。

・葬儀費用が大きく抑えられる

・(基本的に身内のみでの見送りとなるので)弔問客対応もなく、遺族の心身負担が少ない

 

一方、「盛大な葬儀で見送るのが故人の幸せ」という価値観の方もまだまだ多く「お経もないかわいそうな葬儀だ」と非難されてしまう可能性も。

 

また、菩提寺から読経や戒名を頂いていない状態ではお寺への納骨や法事などの供養を断られてしまう可能性もあるため、事前に確認・相談をしましょう。

 

葬儀は故人を供養するためはもちろん、残された方たちの気持ちを整理し、前を向くための儀式でもあります。

どのような形で見送ることが残された方々の心を癒すことになるのかも含め、葬儀の形を考えるようにしましょう。

 

身内を中心に参加し、葬儀内容の自由度が高い葬儀では「家族葬」という選択肢もあります。

 

葬儀は故人に関わりのあった方たちにとって、最後のお別れをいう機会でもあるため、そういった方々への配慮も忘れず対応するようにしましょう。

 

 

大崎 美智

故人様とのお別れの時間を大切にいたします。