
家族葬の知識


「家族葬とはどのような葬儀なのだろう」
「一般葬との違いやメリットを知りたい」
「家族葬でおこないますと言われたら、どう対応すればよいのだろう」と疑問を抱えていませんか。
家族葬とは、ご家族や親族など、故人と近しい方を中心にお見送りする葬儀です。
近年では葬儀の選択肢として広く選ばれるようになりました。
しかし、一般葬との違いや当日の流れ、参列するときのマナーなどがわからず、不安を感じる方も少なくありません。
本記事では、家族葬の特徴やメリット・注意点、一般的な流れや知っておきたい対応について解説します。
目次

近年、日本の葬儀で主流となりつつある「家族葬」。
法令などで決められた定義はありませんが、基本的には呼ぶ人を身内に限定した小規模な葬儀スタイルを指します。
具体的にどのような葬儀なのか、詳しく見ていきましょう。
家族葬とは、ご家族や親族をはじめ、故人と親しかった友人などが集まり、少人数で故人を見送る葬儀です。
「家族葬」という名称ですが、家族だけで執りおこなう葬儀とは限りません。
一般葬のように多くの方へ参列を案内する形式とは異なり、参列者を限定して実施することが特徴です。
ご家族や故人の意向に合わせ、近しい関係者を中心にお見送りする葬儀スタイルとして選ばれています。
日本で家族葬が増えている理由として、まず高齢化により亡くなる方の年齢が上がり、交友関係者もすでに他界・高齢化して参列者自体が減少していることがあります。
加えて核家族化や地域・職場とのつながりの希薄化により、近親者のみで見送る形が自然になりました。
葬儀費用を抑えたいという経済的理由や、形式より故人との時間を重視する価値観の変化も大きいといえます。
さらにコロナウイルス感染症の影響で小規模葬が広く経験され、その簡素な形式が社会的に定着したことが増加をあと押ししています。
家族葬の参列人数は、ご家族のみの数名から、親族や親しい友人を含めた30名程度までが一般的です。
また、費用の目安は100万円前後ですが、参列人数や葬儀の内容、利用する斎場などによって大きく変わります。
関連記事:家族葬の費用は?人数別シミュレーション付
家族葬に呼ぶ親戚の範囲に決まりはなく、ご家族や故人の意向に応じて参列者を選ぶことが一般的です。
基本的には、同居しているご家族や近しい親族を中心に呼ぶケースが多いでしょう。
関連記事:家族葬はどこまでの範囲を呼ぶべき?

家族葬には、故人との最期の時間をゆっくり過ごせることや、一般葬よりも費用を抑えやすいことなど、大きく3つのメリットがあります。
家族葬は参列者が限られるため、一般葬と比べて参列者への対応に追われる心配が少ないことが特徴です。
受付や挨拶、会食の対応などに時間を取られにくく、ご家族や親族が故人との最期の時間をゆっくりと過ごしやすくなります。
また、ご家族同士で故人との思い出を語り合いながら、落ち着いた雰囲気のなかでお見送りできることも家族葬ならではの魅力です。
慌ただしく進行することなく、故人とのお別れの時間を大切にしたい方に選ばれています。
家族葬は参列者が少ないため、人数に応じて変わる費用を抑えられるというメリットもあります。
例えば、飲食費や返礼品費などは、人数が少ない分、一般葬よりも費用を抑えられるでしょう。
一方で、祭壇や棺、搬送費など、葬儀に必要なもの一式にかかる費用は、参列人数が少なくても大きく変わりません。
固定でかかる費用については、安くなるとは限らない点に注意が必要です。
家族葬は、気心の知れた方々だけでご家族や故人様の意思に沿った葬儀を計画しやすい利点があります。
葬儀社や斎場の対応範囲にはよりますが、好みの音楽を流すことや、思い出の品・写真を展示する個別のアレンジも相談できます。
故人らしさを感じられる空間づくりができることは、ご家族や参列者にとって心に残るお見送りにつながるでしょう。
形式だけにとらわれず、想いを大切にしたお見送りを実現しやすいことも家族葬の魅力です。
家族葬には多くのメリットがある一方で、事前に確認しておきたい注意点も大きく2つあります。
家族葬では参列者を限定するため、お声がけしなかった親戚や故人の友人への配慮も大切です。
家族葬を選んだ理由や参列者を限定する意向は、事前に伝えておくと誤解や行き違いを防げます。
特にご遺族が香典や供花、弔問を辞退する場合は、その旨も事前に伝えておくことで、相手が対応に迷うことを避けられます。
家族葬を検討する際は、葬儀プランに含まれる内容や費用を事前に確認しておくことが大切です。
プランによっては、祭壇や返礼品、会食などの内容が異なるほか、利用状況によって追加費用が発生する場合もあります。
どの葬儀社も事前に無料で見積もりを取ることが可能です。基本料金だけで判断せず、プランに何が含まれ、何が別料金となるのかを確認しておくと安心です。

家族葬を円滑に執りおこなうためにも、事前に一般的な流れを確認しておきましょう。
家族葬でも、葬儀前に必要となる準備の流れは一般葬と大きく変わりません。
まずは葬儀社へ連絡し、打ち合わせを進めながら、死亡届の提出や火葬・斎場の手配などをおこないます。
あわせて、参列をお願いする方の範囲についても検討しておきましょう。
家族葬では参列者を限定するため、訃報を伝える相手やタイミングについても事前に考えておく必要があります。
家族葬であることを周囲へ知らせるタイミングは、参列をお願いする方と、それ以外の方とで異なります。
参列をお願いする方へは逝去後できるだけ早く連絡し、打診します。
参列をお願いしない方へは、基本的に葬儀後に電話やメール、はがきなどで報告します。
香典や供花、弔問の辞退をする場合は、その連絡もあわせておこないましょう。
なお、北海道では、掲載無料の新聞お悔やみ欄を利用して訃報を広く知らせるケースもあります。
家族葬の通夜は、一般葬と大きく変わらない流れで進み、通常は以下の順番で執りおこなわれます。
通夜振る舞いの有無や内容は、ご遺族の意向や地域の慣習などによって異なります。
関連記事:お通夜とは?
通夜の翌日は、葬儀・告別式を終えたあと、出棺・火葬・収骨へと進むことが一般的です。
地域や宗教・宗派によって進行が異なる場合もあるため、事前に葬儀社へ確認しておくと安心です。
関連記事:葬儀とは?
「家族葬でおこないます」と連絡を受けた場合は、ご遺族の意向を尊重し、案内された内容に沿って対応することが基本です。
参列や弔問、香典・供花・弔電、お悔やみの伝え方など、状況に応じたマナーを確認しておきましょう。
家族葬でおこなうと案内された場合は、原則として参列や弔問は控えることがマナーです。
家族葬は、ご遺族が近しい方だけで故人をお見送りしたいという意向で執りおこなわれることが多いためです。
事前の案内がないまま会場を訪問すると、ご遺族の負担となる場合があります。
故人を偲ぶ気持ちがあっても、ご遺族の意向を尊重した対応を心がけましょう。
家族葬では、香典や供花、弔電を辞退するご家庭もあります。
送る前に訃報の案内や連絡内容を確認し、ご遺族の意向を把握しておきましょう。
案内に記載がない場合は、葬儀社へ問い合わせることで確認できる場合もあります。
ご遺族の意向に沿って対応することが、故人への弔意を丁寧に伝えることにつながります。
直接弔問できない場合は、手紙やメール、電話などでお悔やみの気持ちを伝えても問題ありません。
お悔やみの言葉は、ご遺族への気遣いや故人を偲ぶ気持ちを込めて、簡潔に伝えることが大切です。
また、「重ね重ね」や「たびたび」などの忌み言葉は避けるよう心がけましょう。
関連記事:葬儀で使ってはいけない「忌み言葉」とは?
家族葬のあとに弔問する場合や、お別れの会へ参加する場合は、事前にご遺族の都合を確認しておきましょう。
突然訪問すると、ご遺族の負担となるため、訪問日時を相談してから伺うことが大切です。
訪問時は落ち着いた服装を心がけ、香典を持参するかどうかについても、ご遺族の意向を確認しておくと安心です。
ご遺族から参列の案内を受けた場合は、家族葬であっても参列して問題ありません。
服装は一般的な葬儀と同様に喪服を着用し、香典を持参するかどうかは、ご遺族からの案内に従いましょう。
参列時は大きな声で話したり長時間滞在したりせず、ご遺族やほかの参列者へ配慮した行動を心がけることも大切です。
ご遺族の意向を尊重しながら、故人への哀悼の気持ちを丁寧に伝えましょう。
家族葬と密葬は、近しい方だけで故人を見送る点が似ているため、混同されることがあります。
違いは、家族葬は親族を中心とした小規模の葬儀だけで終えるのに対し、密葬は近親者のみで先に火葬までを済ませ、後日改めて公の式を開くという点です。
後日開催される式には、宗教的な儀礼に則した「本葬」や、自由な形式で故人を偲ぶ「お別れの会」があります。
どちらも、家族以外の友人・知人、会社関係者など、広く参列してもらうために執りおこなわれます。
わかりやすい例として、多くの参列者が予想される大企業の社長・会長や、芸能人の葬儀において、この「密葬をおこなったのち、後日お別れの会(本葬)を開く」という形を取るケースが増えています。
目的や進め方が異なるため、それぞれの特徴を理解したうえで選ぶことが大切です。

都道府県のなかでいちばん面積が広い北海道は、家族葬においても特徴があります。以下に詳しく紹介しましょう。
参列者に遠方の親族が多い場合は、通夜と告別式を2日間にわたっておこなう「二日葬」が選ばれています。
北海道は非常に広大で、道内の移動でも数時間以上かかることはめずらしくありません。
道外からの移動は、丸一日がかりということもあるでしょう。
二日葬であれば、遠方からの参列者も慌てることなく集まれるメリットがあります。
ご遺族数名のみで故人を見送る場合は、「一日葬」や「火葬式」を選ぶ方もいます。
一日葬は通夜をおこなわず、葬儀・告別式から火葬までを1日で執りおこなう葬儀です。
火葬式は宗教儀式をおこなわず、火葬のみで故人を見送る方法です。葬儀社によっては、安置期間中に故人との面会が可能となっています。
ご家族の人数や希望に合わせて、それぞれの特徴を踏まえながら選ぶことが大切です。
▶コープの家族葬ウィズハウス「一日葬プラン」「火葬式プラン」
家族葬の広まりとともに、住み慣れた我が家から故人を見送る「自宅葬(じたくそう)」が、あらためて見直されています。
特に一戸建ての多い北海道の地方エリアや札幌の住宅街などでは、周囲に気兼ねなく大切な人との最期の時間を過ごせる選択肢として選ぶ方が増えています。
自宅葬が選ばれる背景には、斎場にはない「我が家ならでは」のメリットがあります。
注意したい点として、葬儀の主流が斎場に移ったことで、自宅葬のノウハウを持つ葬儀社は減少傾向にあります。
しかし、「コープの家族葬ウィズハウス」の葬儀を運営する「めもるホールディングス」は、1960年の創業以来、長年にわたり地域に根差したお葬式をお手伝いをしてきました。自宅葬をご希望の方はぜひお問い合わせください。
A.家族葬の参列人数は、ご家族のみの数名から、親族や親しい友人を含めた30名程度までが一般的です。
参列する方の範囲は、ご家族や故人の意向に応じて決められます。
詳しくは、「家族葬の参列人数・費用感の目安」をご覧ください。
A.ご遺族の判断によっては、友人が家族葬へ参列することも可能です。
家族葬は参列者の範囲に決まりがなく、ご家族や故人の意向に応じて参列者を決めます。
友人として参列する場合は、ご遺族から案内を受けていることを確認し、その指示やマナーに沿って対応しましょう。
A.故人・ご家族双方の会社関係の方を家族葬へお呼びすることもできますが、一般的には身内や親しい方を中心に執りおこないます。
会社関係の方を参列者に含めるかどうかは、ご家族や故人の意向を踏まえて決めるとよいでしょう。
A.家族葬でも、喪主挨拶をおこなうケースが一般的です。
一般葬と比べると内容を簡略化することが多く、短い挨拶で済ませる場合もあります。
一方で、参列者が数名程度のごく小規模な家族葬では、喪主挨拶を省略することもあります。
A.家族葬における香典の受け取りや辞退については、特に決まりはなく、両方のケースが見られます
ご家族や故人の希望、あるいは地域の慣習などに合わせて選択するとよいでしょう。
方針を決めたあとは、参列者や関係者へ事前に伝えておくと、当日の行き違いを防ぎやすくなります。
家族葬とは、ご家族や親しい方を中心に故人をお見送りする小規模な葬儀です。
参列者の範囲に決まりはなく、ご家族や故人の意向に合わせたお見送りができます。
家族葬を検討する際は、メリットや注意点、葬儀の流れを事前に確認しておくことが大切です。
また、参列者への連絡方法や香典の扱いなどをあらかじめ決めておけば、葬儀の準備や当日の進行をスムーズにおこなえるでしょう。参列者側も同様に事前確認が推奨されます。
ご家族に合ったお見送りの形を選ぶためにも、不安や疑問がある場合は、前もって葬儀社へ相談しておくと安心です。
コープの家族葬ウィズハウスは、家族葬をはじめとする小さなお葬式を専門とした家族葬ブランドです。
葬儀の運営は、1960年創業の葬儀社「めもるホールディングス」が担当。「生協」の名称でおなじみ「コープさっぽろ」が葬儀の積立金制度や合祀墓(協同の苑・藤野聖山園内)の運営など、ご家族の不安に寄り添う周辺サポートを一体となって担っています。
長年地域住民の皆さまに寄り添い続けてきた2社が葬儀を執りおこなう安心感が、コープの家族葬ウィズハウス最大の特長です。
家族葬に関する質問、不安などがありましたら、どうぞいつでもお気軽にお問い合わせください。
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パンフレット、具体的な葬儀の流れがわかる資料など
備えておけば安心の資料をお送りいたします。
