
その他の豆知識
こんにちは。
家族葬のウィズハウス スタッフの大崎です。
葬儀や法要で欠かせないのがろうそく。
葬儀でろうそくを灯すことにはどんな意味が込められているのかご存知でしょうか。
今回は葬儀におけるろうそくの意味や役割についてのお話。
ろうそくをお供えする意味や、葬儀でろうそくを絶やしてはいけないと言われる理由などについてご紹介します。
仏教の葬儀では宗派を問わず、祭壇に必ずろうそくを灯します。
仏教におけるろうそくの炎とは、人々を照らす仏の光明の象徴です。
仏式葬儀の祭壇や仏壇など仏様へのお供え物としては、ろうそくだけでなく線香とお花も必ず供えられますが、これにはそれぞれ下記のような意味があります。
ろうそく:愚かさや煩悩といった人間の闇の部分を明るく照らす仏の光明(智慧)の象徴
花:人々を救う仏の慈悲の象徴
線香:仏の智慧と慈悲を煙と香りに乗せて人々に分け隔てなく届ける
また、炎はあの世とこの世をつなぐ役割を持ち、葬儀でろうそくや線香を灯すことには故人の魂が迷わずにあの世まで行くための道しるべという意味合いもあります。
地域や風習によってはお通夜が終わった夜から翌日の葬儀までろうそくを灯し続けるという場合があります。
遺族はろうそくが消えないように祭壇のある部屋で一晩過ごす「寝ずの番」を行います。
この風習は、ろうそくの炎と線香の煙・香りはあの世への道しるべのため、葬儀が終わり故人の魂が無事に成仏するまで絶やしてはいけないとされていることから来ています。
「よとぎ」と呼ぶこともあり、遺族がご遺体のそばで故人の思い出話などをしながら、ろうそくや線香の火の番をします。
実は「通夜」という言葉も、「夜通し」ろうそくを灯していることからできた言葉だと言われています。
ただし、近年は実際に一晩中起きて「寝ずの番」をすることは少なくなってきています。
安全を考えると一晩中ろうそくの火を灯していることはあまりおすすめできません。
遺族の人数が減りつつある近年では、10時間以上消えない渦巻き型の線香が用意されている場合があるので、こちらを使用してろうそくを消してから就寝することが一般的になってきています。
寝ずの番を行ってろうそくを一晩中灯しておく場合は、安全や体力にしっかり配慮し、無理をせずできる範囲で行うようにしましょう。
葬儀で使用するろうそくは寺院や葬儀会社で用意することがほとんどのため、あまり深く考える必要はないと思います。
お通夜の後に一晩中ろうそくを灯しておきたい場合には、ろうそくの交換の必要がない24時間ろうそくや火を使わない電気ろうそくなどもありますので、葬儀会社へ相談してみると良いでしょう。
線香についても同様に長時間燃える前述の「渦巻線香」、火を使わない「電気線香」などもあります。
電気線香の中には線香の香りがするタイプもありますよ。
自宅での葬儀や法要の場合には、これらのろうそくや線香を使用するのも選択肢の一つとしてぜひ覚えておくと良いでしょう。
また、故人の好きだったものを模(かたど)ったろうそくなどを用意してあげるのも良いと思います。
過去にウィズハウスで行われた家族葬でも、ご遺族が故人様のお好きであったビール型のろうそくをお持ちになり、お供えしたこともありました。
・仏教におけるろうそくの炎とは人々を照らす仏の光の象徴です。あの世とこの世を結ぶという役割もあり、ろうそくの光と線香の煙、香りで故人の魂をあの世まで導きます。
・お通夜から葬儀にかけて、ろうそくや線香の炎を絶やしてはいけないと言われることがあります。ろうそくや線香の炎はあの世までの道しるべのため、故人の魂が無事に成仏するまで消してはいけないとされていました。ろうそくの火を消さないように遺族がご遺体のそばで一晩炎を見守ることを「寝ずの番」と言います。
・葬儀で使うろうそくは寺院や葬儀会社が準備していることが一般的です。近年では長時間火を灯し続ける24時間ろうそくや火を使わない電気ろうそくなどもありますので、状況に合わせて使用すると良いでしょう。故人が好きだったものを模(かたど)ったろうそくをお供えするのもおすすめです。ご希望がありましたらぜひご相談ください。
札幌で家族葬を検討している方はウィズハウスへぜひご相談ください。
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