マナーやご作法家族葬の知識

投稿日:2017年7月24日

更新日:2021年12月28日

家族葬での香典返しについてマナーやタイミングを解説

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こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフの吉川です。

お葬式でいただく香典に対するお返し「香典返し」。
今回は香典返しのマナーやタイミング、家族葬での香典返しについてのお話です。
地域によって風習が違いますが、北海道での風習について説明します。

 

香典返しとは参列者からいただいた香典に対するお礼

香典返しとはお葬式の弔問客やその後の忌中にいただく「香典」に対するお返しです。
香典返しの返礼品をお渡しするタイミングには、お葬式当日にお渡しする「即返し」と四十九日法要終了後に忌明けのご挨拶も兼ねて礼状と一緒にお送りする「後日返し」の二通りがあります。

北海道のお葬式では「即返し」の習慣があり、北海道ではこれを香典返し(会葬お礼品)と呼んでいます。
後日返しと混同しがちなのが、四十九日法要でお渡しする「引き出物」ですが、こちらは四十九日法要に対していただいた「お供え」へのお礼になります。

 

北海道での香典返しは「即返しのみ」が主流

北海道の香典返しは、当日にお返しをする「即返し」のみが主流です。
四十九日法要後の後日返しがなく即返しのみで香典返しが終了します。
その理由としては、「お葬式はお金がかかって大変だから、お互いにお返しは最低限にしよう」というお互い様の気持ちから来ているといわれています。
なんとも合理的で北海道人らしいですよね。

即返しでお渡しする返礼品は、海苔やコーヒー、お茶など1,000円程度のものが一般的です。
香典の金額にかかわらず、皆さんへ同じものをご用意します。
訃報と葬儀をお知らせする挨拶状(会葬礼状)と一緒にお渡しします。

 

過分な香典をいただいた場合は「後日返し」を送ることも

とはいえ高額な香典をいただいた場合などは、即返しとは別に後日返しを送ることもあります。

全国的にいう後日返し香典返しではいただいた香典の1/3から半分程度の金額の返礼品を送ります。
返礼品はお茶やコーヒー、タオルセットなどが一般的です。

一般的には忌明けの挨拶状と一緒に四十九日法要後に送りますが、北海道では特にタイミングに決まりはないので四十九日法要前に送る場合が多いようです。
葬儀後落ち着いてから返礼品を送るようにしましょう。

 

家族葬の場合の香典返し

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家族葬でも参列した親戚には当日必要になり、葬儀後に自宅にお参りに来て下さったご近所の方、知人用に香典返しは予備も含め用意しておいた方がよいでしょう。

一般的な金額の香典をいただいた場合は即返しで構いません。高額の香典をいただいた場合は、前述のようにお礼状と1/3~半額程度の品物を添えて送るようにしましょう。

 

後日返しに使う掛け紙や挨拶状

後日返しの返礼品にかける掛け紙には黒白結びきりの水引を用い、下部には喪家名を記します。
弔事の掛け紙には熨斗(のし)飾りがないものを使います。
表書きの文字は宗教によって変わります。

仏教でも宗派によって異なりますが、「志」や「忌明志」(忌明けに送る場合のみ)、神道やキリスト教では「志」や「偲草」も使われることがあります。

即返しでは故人の訃報・葬儀をお知らせする挨拶状(会葬礼状)と一緒にお渡しし、四十九日法要後の後日返しでは忌明けの礼状と一緒に送ります。
北海道の場合は、葬儀のお礼という事で、四十九日法要前に送る方が多いようです。

まとめ

・香典返しには当日に返礼品を渡す「即返し」と四十九日後に送る「後日返し」がある。
・北海道では香典金額にかかわらず一律の即返しのみが主流。
・家族葬で後日いただいた香典も香典返し又は同程度の返礼品を後日送るとよい。
・高額な香典には別途半額程度の「後日返し」を送ったほうがよい

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