家族葬の知識

投稿日:2025年5月30日

更新日:2026年3月12日

家族葬で通夜なしの形を選択—告別式のみを実施する一日葬とは?

 

家族葬で通夜なしの形を選択—告別式のみを実施する一日葬とは?

「家族葬は通夜なしで大丈夫?」
「通夜なしって、失礼にならないのかな…?」
大切な人を見送る場面で、こうした悩みを抱える方は少なくありません。
近年、高齢化や社会の多様化を背景に、通夜を行わない”シンプルな家族葬”「一日葬」を選ぶご家庭が増えています。
とはいえ、通夜を省略することへの不安を感じるのも当然のこと。
本記事では、一日葬が選ばれる理由からメリット・注意点・流れ・費用まで、大切な人を悔いなく見送るための情報をわかりやすくまとめています。

  1. 1.【通夜なしの家族葬】告別式のみを行う一日葬とは
  2. 2.通夜なし家族葬(一日葬)を選ぶメリットと注意点
  3. 3.通夜なし家族葬(一日葬)の流れ
  4. 4.通夜なし家族葬(一日葬)にかかる費用の目安
  5. 5.一日葬の参列に関するマナーと伝え方【香典・服装・案内】
  6. 6.コープの家族葬ウィズハウス「一日葬プラン」について
  7. 7.通夜なしの家族葬(一日葬)に関するよくある質問(FAQ)

【通夜なしの家族葬】告別式のみを行う一日葬とは

従来型の「通夜あり家族葬(二日葬)」と近年選ばれている「通夜なし家族葬(一日葬)」

従来、葬儀は「通夜と告別式を行う二日葬」が主流でした。

宗教的儀式は、「死者の霊が迷わないよう見守る」という意味合いがあり、省略することは不敬・非礼とされていたこと、かつては近所や職場・地域の人々が通夜に大勢参列するのが慣例で、地域コミュニティへの「お別れの場」として機能していたことなどが挙げられます。

しかし、社会全体の価値観や生活スタイルの多様化が進んだことで、葬儀のあり方も変化
各葬儀社では「家族葬」と銘打った小規模な葬儀のプランを用意するようになりました。

その家族葬をさらに簡素化させて通夜を省略し、告別式のみを行う「通夜なし家族葬(一日葬)」が登場するようになったのです。

▶関連記事:【家族葬の通夜とは?費用・流れ・マナーを知ればはじめての喪主でも安心】

通夜なしの一日葬が選ばれるようになった背景

遺族・参列者の高齢化による体力的負担の軽減

通夜・告別式の二日間にわたる葬儀は、喪主をはじめ遺族にとって心身ともに大きな負担となります。
故人の配偶者や兄弟姉妹など、参列者自身も高齢であるケースが増えており、一日で完結する葬儀形式への需要が高まりました。

地域コミュニティの希薄化による参列者の減少

かつて通夜は近隣住民や職場関係者など広く参列する「地域の場」でしたが、都市化・核家族化が進んだことで、その役割は薄れました。
「家族と親しい方だけで静かに見送りたい」という意識が広がり、大人数の参列を前提とした二日葬の必要性が下がっています。

コロナ禍を機に「小さく丁寧に送る」価値観が定着

2020年以降のコロナ禍では、大人数での葬儀が難しくなり、一日葬・家族葬を選ぶ家庭が急増しました。
その経験を通じて、人数や日数よりも「故人らしい見送り方」を重視する価値観がコロナ収束後も定着し、一日葬の選択が一般化しています。

一日葬・直葬・火葬式—似ているようで何が違う?

一日葬・直葬・火葬式の3つは、いずれも日数・規模・費用を抑えた葬儀形式です。ただし「どこまで省略するか」に違いがあります。

一日葬(通夜なしの家族葬)

  • ・通夜を省略し、告別式と火葬を1日で行う
    ・僧侶による読経・焼香など、宗教的儀式はしっかり行う
    ・家族・親族が「きちんと見送った」という満足感を得やすい
    ・3つの中では最も一般的な葬儀に近い形を保っている

直葬

  • ・通夜も告別式も行わず、安置後に直接火葬場へ向かう形式
    ・宗教的儀式は基本的に行わない
    ・費用は最も安く抑えられるが、故人とのお別れの時間がほとんどない
    ・「火葬式」と混同されることが多いが、葬儀社によっては同義として扱っている場合もある

火葬式

  • ・直葬とほぼ同義で使われることが多いが、枕飾りといった最低限のお供えをし、故人とのお別れの時間を設ける場合に「火葬式」と定義する場合が多い
    ・宗教的儀式は基本的に行わない

通夜なし家族葬(一日葬)を選ぶメリットと注意点

最大のメリットは、身体的・費用的な負担の軽減

身体的な負担の軽減

通夜と告別式の二日葬では、遺族は2日間にわたって気を張り続けなければなりません。葬儀の準備・進行・参列者への対応に加え、通夜後も故人のそばで夜を過ごすケースもあり、心身ともに疲弊しやすい状況が続きます。

一日葬であれば、告別式・火葬・骨上げまでを1日で完結できるため、特に高齢の喪主や遺族にとって体力的な負担が大きく軽減されます。
悲しみの中でも、翌日からの諸手続きや法要の準備に向けて体力を温存できることは、大きなメリットです。

費用的な負担の軽減

通夜を行わないことで、以下の費用が不要または軽減されます。

削減できる主な費用内容
通夜の会場費通夜会場の使用料・設営費
通夜振る舞いの飲食費参列者の食事代
僧侶へのお布施通夜の読経分の費用が不要となる場合がある

事前に確認が必要な3つの注意点

①菩提寺・宗派への事前確認

菩提寺がある場合、通夜を省略することに対して難色を示す僧侶もいます。
「通夜での読経料が発生しない」という費用面だけでなく、宗派の慣習や住職との関係性を損なわないよう、葬儀社に相談しながら事前に菩提寺へ確認・了承を得ておくことが重要です。

②親族・関係者への丁寧な事前説明

「通夜がない=略式・手抜き」と受け取る年配の親族もいます。
「一日葬という形式を選んだ理由」を事前に伝えておくことで、当日の摩擦や後々のしこりを防ぐことができます。
特に遠方から参列する方への日程連絡は、余裕をもって行いましょう。

③参列できなかった方への対応を考えておく

一日葬は日程が1日のみのため、急な知らせに都合がつかず参列できない方が出やすいという面があります。
葬儀後に自宅への弔問が増えるケースもあり、後日のお別れの場をどうするか(後日法要・偲ぶ会など)をあらかじめ考えておくと安心です。

 

通夜なし家族葬(一日葬)の流れ

通夜なし家族葬(一日葬)の流れ

一日葬は通夜を行わない分、前日までの準備をしっかり整えておくことが大切です。当日の流れをスムーズにするために、事前に何をすべきかを把握しておきましょう。

前日までに済ませておくこと(搬送・安置・納棺)

搬送

ご逝去後、病院や施設からご自宅または葬儀社の安置室へ故人を搬送します。
搬送は葬儀社が対応しますので、臨終後はまず葬儀社へ連絡しましょう。深夜・早朝でも対応している葬儀社がほとんどです。

安置

搬送後は、ご自宅の一室または葬儀社の安置室にて故人を安置します(法令による義務)。安置期間中に葬儀社との打ち合わせ(日程・プラン・参列者人数・宗教的な希望など)を行います。

納棺

告別式の前日までに、故人を棺に納める「納棺」を行います。一日葬では、基本的にご家族の立ち合いが可能です。
故人の体を清める「湯灌(ゆかん)」を希望する場合は、事前に葬儀社へ伝えておきましょう。

告別式当日のタイムスケジュール

一日葬当日の一般的な流れは以下の通りです。開始時間は葬儀社・火葬場の空き状況によって異なります。
告別式から解散まで、おおよそ4〜6時間程度を目安としておきましょう。

時間帯・流れ内容
午前(例:10時~)斎場への移動、受付開始
午前中告別式(僧侶による読経、焼香、お別れの時間、喪主挨拶)
告別式後出棺、火葬場へ移動
火葬中(約1~2時間)待合室にて待機、会食を行う場合も
火葬後骨上げ(収骨)
骨上げ後解散、または繰り上げ法要、精進落としへ

繰り上げ法要・精進落としを行う場合

本来、初七日や四十九日法要は、故人が亡くなってから節目の日に行うものですが、近年は告別式と同日に繰り上げて行うケースが増えています。
遠方からの参列者が多い場合や、改めて日程を設けることが難しい場合に選ばれることが多い形式です。

式中初七日を行う場合は、告別式の中で続けて読経・焼香を行うため、式の時間が30分程度長くなります。事前に僧侶と葬儀社へ希望を伝えておきましょう。

精進落としは、火葬中または骨上げ後に、参列者へ感謝を伝える会食の場です。
一日葬では火葬場の待合室で軽食を用意するケースや、近隣の料理店へ移動して行うケースがあります。人数・予算・会場の有無を葬儀社と相談しながら決めましょう。

家族が動きやすくなる準備のコツ

役割分担を決めておく

受付・会計・葬儀社との連絡係など、当日の担当者を事前に決めておくと、喪主への負担が集中しません。

参列者リストを整理しておく

人数の把握は、料理・返礼品・座席の準備に直結します。早めに確定させましょう。

移動手段を確認しておく

斎場から火葬場への移動が必要な場合、マイクロバスの手配や駐車場の確認を事前に済ませておくとスムーズです。

喪主挨拶の内容を準備しておく

当日は感情的になりやすいため、短い挨拶文をあらかじめメモしておくと安心です。

 

通夜なし家族葬(一日葬)にかかる費用の目安

一日葬は通夜を省略する分、二日葬と比べて費用を抑えやすい葬儀形式です。
ただし、費用の内訳や「何が含まれていないか」を事前に把握しておくことが、後悔のない葬儀につながります。

一日葬の費用相場と内訳

一日葬の費用相場は、おおよそ50万円〜80万円程度が目安です。地域・葬儀社・参列者人数・オプションの内容によって大きく変わります。

費用項目金額目安
葬儀基本費用(祭壇・棺・搬送など)20~40万円
火葬費用2~9万円
僧侶へのお布施10~30万円
飲食費(精進落としなど)3~10万円
返礼品2~5万円

上記はあくまで目安です。参列者数によって大きな変動があるほか、葬儀社によってプランの内容が異なるため、見積もりを取って確認することをおすすめします。

費用に含まれるもの・含まれないもの

葬儀社が提示する「一日葬プランの費用」には、含まれるものと含まれないものがあるため注意が必要です。

  • 【含まれることが多いもの】
    ・遺体搬送費
    ・棺・骨壺・白装束
    ・祭壇、会場使用料
    ・葬儀スタッフの人件費
    ・各種事務手続きのサポート
  • 【別途費用が発生することが多いもの】
    ・僧侶へのお布施(戒名料含む)
    ・火葬費用、火葬場の施設使用料
    ・飲食費(精進落とし、会食)
    ・返礼品、香典返し
    ・湯灌(ゆかん)・エンバーミングなどのオプション

「プラン料金が安い」と感じた場合、別途費用の項目が多い可能性があります。総額での比較を必ず行いましょう。

通夜あり家族葬と比べると費用はどう変わるか

通夜あり家族葬(二日葬)と比較した場合、一日葬では主に以下の費用が削減されます。

削減できる主な費用金額目安
通夜会場の使用料・設営費2~5万円
通夜振る舞いの飲食費3~8万円
僧侶へのお布施(通夜分)3~5万円

合計すると、通夜あり家族葬と比べて10万円〜20万円程度の削減が見込めるでしょう。
ただし葬儀社やプランによって異なるため、見積もりで確認することが重要です。

費用を抑えながら、後悔しない葬儀にするために

以下のポイントを意識することで、納得のいく一日葬を実現しやすくなります。

2~3件の葬儀社から見積もりを取る

プランの内容と総額を比較することで、適正価格の判断がしやすくなります。

必要なものと不要なものを判断する

グレードを上げたり、オプションを追加したりすると、どうしても高額になっていきます。「故人が喜ぶ見送り方」を基準に、必要なものを選ぶとよいでしょう。

事前相談・事前登録を活用する

多くの葬儀社では、事前に相談・登録しておくことで割引が適用されるプランを用意しています。
いざというときに慌てず動けるよう、前もって相談しておくことをおすすめします。

コープの家族葬ウィズハウスでも、無料登録で葬儀割引特典のある「メンバーズクラブ会員制度」をご用意しています。ぜひ一度お問い合わせください。

一日葬の参列に関するマナーと伝え方【香典・服装・案内】

通夜なし家族葬での香典はどうする?

一日葬では通夜がないため、香典は告別式当日に持参するのが基本です。
香典の金額の目安は、通夜ありの一般的な葬儀と変わりません。

関係性香典の目安
兄弟姉妹・近しい親族3~5万円
遠い親族1~3万円
会社の同僚・上司5千円~1万円
友人・知人5千円~1万円

香典辞退の場合は、訃報の連絡時に「誠に恐れ入りますが、香典・供花はご辞退申し上げます」と明記するのが一般的です。
家族葬は参列者数が少なく、香典を辞退するケースも増えていますので、案内文で明確に伝えましょう。

参列者の服装・持ち物

服装

一日葬の参列者の服装は、通常の葬儀と同様です。

  • 男性:黒のスーツ、白シャツ、黒ネクタイ、黒の革靴
  • 女性:黒のワンピースまたはスーツ、黒のストッキング、黒のパンプス
  • 子ども:学校の制服、または黒・紺・グレーを基調とした服装

持ち物

  • 香典(香典辞退でない場合)
  • 数珠(仏式の場合)
  • ハンカチ(白または黒)
  • 筆記用具(記帳用)

訃報・参列案内の伝え方(文例あり)

一日葬は日程が1日のみのため、連絡が遅れると参列できない方が出てしまいます。葬儀社との打合せの段階で速やかに、参列をお願いする方へ連絡しましょう。

【訃報・案内文の文例】

謹んでお知らせ申し上げます。 〇〇(故人の名前)は、令和〇年〇月〇日、〇〇歳にて永眠いたしました。

生前のご厚誼に深く感謝申し上げます。 葬儀は近親者のみにて、下記の通り執り行います。

【葬儀(告別式)】 日時:令和〇年〇月〇日(〇)午前〇時〇分より 場所:〇〇〇〇(式場名・住所)

なお、誠に恐れ入りますが、ご香典・ご供花はご辞退申し上げます。

〇〇(喪主名)

【ポイント】

  • ・「通夜は行いません」と明記すると、参列者の混乱を防げます。
  • ・香典辞退・供花辞退の有無は必ず明記しましょう。
  • ・メール、LINEでの連絡も一般化していますが、年配の方には電話での連絡が丁寧です。

コープの家族葬ウィズハウス「一日葬プラン」について

コープの家族葬ウィズハウス【一日葬プラン】
コープの家族葬ウィズハウスが選ばれる理由

コープの家族葬ウィズハウスは、コープさっぽろとめもるホールディングスが提携して運営する家族葬専門の葬儀ブランドです。
コープさっぽろの「組合員・地域に寄り添う」という理念と、めもるホールディングスの葬儀実務における専門知識・経験を組み合わせ、安心感と品質の高さを両立しています。

  • ・明朗会計:追加費用が発生しにくい明確なプラン設計で、総額での安心感があります。
    ・24時間365日対応:深夜・早朝のご逝去にも、いつでも対応しています。
    ・地域密着のサポート:札幌・北海道の慣習や地域事情を熟知したスタッフが、丁寧にサポートします。

一日葬プランの内容と費用

コープの家族葬ウィズハウスの一日葬プランは、搬送から告別式・火葬・骨上げまでに必要な一式をパッケージにしたプランで、基本セット費用は39.8万円(税抜・メンバーズ組合員限定価格)です。

「何が含まれているかわからない」という不安を解消できるよう、プランに含まれる内容が明確に設計されています。

詳しくは、以下よりプランページをご確認ください。

実際にご利用いただいたご家族の声

・夫婦2人の参列でしたが、温かな雰囲気の中見送ることができました。
・コープを信頼して依頼しました。満足のいく家族葬ができました。
・希望通りの式を執り行なってもらえてよかったです。
・予算が少ないながら、納得できる葬儀プランを提案してもらいました。

※コープの家族葬ウィズハウスへのアンケート回答より一部抜粋

 

通夜なしの家族葬(一日葬)に関するよくある質問(FAQ)

通夜なしの家族葬(一日葬)に関するよくある質問(FAQ)

Q. 通夜なしは、失礼にあたりませんか?

A. 一日葬は「略式」ではなく、正式な葬儀形式のひとつです。

通夜を省略することへの抵抗感をお持ちの方もいますが、一日葬は告別式・読経・焼香・火葬・骨上げと、葬儀として必要な儀式をすべて行います。
近年は高齢化や価値観の変化を背景に広く普及しており、「故人と家族らしくお別れできた」と満足されるご家族が多い形式です。
事前に親族や関係者へ「一日葬という形式を選んだ理由」を丁寧に伝えることで、理解を得やすくなります。

Q. 菩提寺がある場合はどう対応すればよいですか?

A. 必ず事前に菩提寺へ相談・確認しましょう。

また、希望があればお別れの言葉やスピーチを取り入れることもできます。
菩提寺がある場合、通夜を省略することに対して住職が難色を示すケースも。勝手に決めてしまうと、その後の法要や納骨でトラブルになる可能性もあります。
「一日葬を検討している」と早めに相談し、了承を得てから進めることが重要です。

Q. 参列できなかった方への対応はどうすればよいですか?

A. 後日の弔問や、偲ぶ会を検討しましょう。

一日葬は日程が短いため、急な連絡では都合がつかず参列できない方が出ることがあります。
そのような方には、後日自宅への弔問をお受けするか、落ち着いた頃に「偲ぶ会」や「お別れの会」を設けることで、お別れの機会を提供できます。
また、葬儀の様子を写真や動画で記録しておくと、後日ご覧いただけるため喜ばれることがあります。

Q. いつでも相談できますか?

A. コープの家族葬ウィズハウスは、24時間365日ご相談を受け付けています。

「まだ具体的に考えていないけれど、費用だけ知りたい」
「親が高齢で、いざというときに備えておきたい」

など、事前のご相談も大歓迎です。
急なご逝去の場合も、深夜・早朝問わず対応しております。
まずはお気軽にフリーダイヤルまたはWebフォームよりご連絡ください。

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