家族葬の知識

投稿日:2019年2月25日

更新日:2024年3月28日

宗派がわからない!葬儀での宗派の確認方法や注意点

こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフの大崎です。

 

自分の家の宗教は知っていても、「具体的な宗派まではわからない」という方は多いのではないでしょうか。

特に仏教の場合は宗派にたくさんの種類があるので、普段はあまり意識していないかもしれません。

しかし宗派がわからないと、葬儀では困ってしまうこともあります。

今回は宗派がわからない場合の確認方法についてご紹介します。

葬儀の祭壇

 

故人の宗派がわからないとどう困る?

日本では多くの人が仏教を信仰していますが、実は仏教の中にはたくさんの宗派があります。

普段はあまり意識していなくても、お葬式をあげようとした時に故人(家)の宗派がわからないと、葬儀を挙げることができません。

 

なぜなら、お葬式は宗派によって形式や作法、お経までもが違うのです。

宗派によって祭壇の飾り方や宗教儀礼、流れ、作法、席の配置なども異なります。

 

たとえ「仏教」とわかっていても、具体的な宗派がわからなければ葬儀の形式を決めることができません。

お寺や僧侶も宗派で分かれているので、どのお寺に頼むべきかもわからないことになります。

 

仏教、神道、キリスト教の主な宗派は下記のようなものです。ご参考にしてみてください。

【仏教】
・法相宗
・律宗
・華厳宗
・真言宗
・天台宗
・日蓮宗
・浄土宗
・浄土真宗
・融通念仏宗
・時宗
・臨済宗
・曹洞宗
・黄檗宗

【神道】
・出雲大社教
・金光教
・黒住教
・神理教

【キリスト教】
・カトリック教
・プロテスタント教

 

また、宗派とは違う葬儀をあげて戒名が付いてしまうと、戒名の変更や遺骨を寺院に納めてもらえない場合もあります。

そのためにも、事前の確認は大切になってきます。

 

葬儀の宗派がわからない時の確認方法

家の宗教は仏教とは知っていても、いざ葬儀を行う際に「宗派はなんだったっけ…?」と困ってしまう人は少なくありません。

葬儀に必要な宗派を確認するためには下記のような方法があります。

 

親戚に確認する

宗教宗派は先祖代々受け継がれていることがほとんどなので、親戚に確認すると故人の宗派もわかるはずです。

自分より年上の親戚に確認してみると良いでしょう。

 

菩提寺に確認する

先祖代々お付き合いしているお寺、菩提寺があればそのお寺の宗派が故人の宗派と考えて間違いないでしょう。

お寺の僧侶へ確認してみましょう。

 

仏壇の位牌や戒名、お墓の文字を確認する

仏壇の位牌や戒名、お墓に使われる文字は宗派によって特徴があります。

どんな文字が使われているかを見ることで宗派を判別することができる場合があります。

 

宗派による戒名の文字の特徴を例としていくつかご紹介します。

【浄土宗】
戒名の頭に梵字「キリーク」、戒名の中に「誉」という文字が入ることが多いです。

【浄土真宗】
位牌は作らず法名軸や過去帳に法名(戒名)を書くことが多いです。
法名には「釋(釈)」という文字が入り、合計で3文字または6文字になることが、女性の場合は「釋尼」(尼を入れない寺院もあり)と入り、合計で4文字または7文字となることが多いです。

【日蓮宗】
「日」「法」「妙」という文字が戒名に入ることが多いです。

【真言宗】
戒名の頭に梵字「ア」、子供であれば梵字「カ」が入ることが多いです。

 

宗派がわからなくても、故人の希望があれば大丈夫?

お花が供えられたお墓

宗派やお葬式に対する考え方は時代とともに変わってきており、宗教儀礼にこだわらない葬儀やあえて無宗教形式での葬儀を行う方も増えてきました。

故人の遺志として、宗教儀礼にこだわらない葬儀を望まれる方もいらっしゃいます。

そういった意味では、宗派の確認は葬儀を行う際に絶対に必要とは限りません。

 

ただし、葬儀は故人と遺族だけではなく、その他の親族や参列者などが故人とお別れをし、故人のやすらかな旅立ちを祈る場です。

無宗教形式や宗派にこだわらない葬儀を行う場合は、他の親族などから苦情を言われることも考えられますので理解を得ることも必要です。

 

上でも少し述べましたが、菩提寺や信仰している宗派のお寺に納骨堂やお墓がある場合は注意が必要。

宗派の形式での葬儀をあげ、宗派ごとの戒名をもらっていないとお寺の納骨堂やお墓へ納骨できない場合があります。

 

宗派がわからないからといって単純に無宗教葬にするのではなく、故人や遺族の気持ちを確認し、親族やお寺などに宗派の確認をとってみてから検討するようにしましょう。

 

まとめ

・宗教にはその中でも宗派が細かく分かれている場合があります。葬儀は宗派によって儀礼や形式、流れ、お経なども異なり、宗派がわからないままでは葬儀の形式や内容を決めることができません。

・普段は具体的な宗派まで意識していないという人は少なくありません。故人の宗派がわからない場合は、まずは親族やお寺に確認してみましょう。戒名に使われる文字も宗派によって特徴があるので、位牌やお墓に書かれている文字から宗派を判別できる場合もあります。

・現在は宗教儀礼にこだわらない無宗教形式の葬儀を選ぶ方も増えています。故人の遺志として無宗教形式の葬儀を望まれる方もいらっしゃいます。ただし、無宗教形式の葬儀を嫌がる親族の方がいらっしゃったり、無宗教葬を行うと菩提寺の納骨堂やお墓に納骨できなかったりする場合もあるため、宗派がわからないからといって安易に無宗教葬を選ぶのはおすすめできません。

 

ウィズハウスでは家族葬をはじめ、さまざまな宗教宗派の葬儀にご対応しております。

家族葬をご検討中の方はぜひウィズハウスへご相談ください。

 

 

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この記事を書いた人

大崎 美智

故人様とのお別れの時間を大切にいたします。

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