お墓について

投稿日:2020年5月1日

更新日:2021年12月24日

お墓の維持費、目安や相場はどのくらい?払えない場合はどうする?

こんにちは。家族葬のウィズハウス スタッフの大崎です。

 

お墓を建てるのはお金がかかりますが、建てて終わりではなく、霊園にお墓がある限り維持費がかかることをご存じでしょうか。

 

今回は、お墓の維持費についてのお話。

お墓の維持費の目安や、その内訳などをご紹介します。

お墓の維持費を支払うべき人や、もしも維持費を払えなくなったらどうなるのかといった疑問にもお答えします。

霊園

 

 

お墓の維持費の相場や内訳を知っておこう

お墓を建てるのはお金がかかりますが、お墓にかかる費用は建てて終わりではありません。

霊園にお墓を建てると、霊園やお墓を管理維持していくための費用がかかります。

 

お墓の管理費

基本的に、お墓の管理費は霊園にお墓がある限りずっと支払い続けなくてはいけません。

 

管理費は霊園や墓地の種類によって価格が異なります。

霊園の種類ごとの管理費の目安は下記のようになります。

 

寺院墓地:年間5,000円~10,000円程度

公営霊園:年間2,000円~10,000円程度

民間墓地:年間5,000円~15,000円程度

 

基本の管理費に関しては、霊園の設備や管理状態などによって価格が左右されます。

市街地や街から近い便利な立地や、お参りの際に便利な設備を備えた民間霊園は管理費が高い傾向があります。

墓石や仏壇、納骨堂が室内にある「室内霊園」なども、同様に管理費が高くなりがちです。

 

お墓の修繕やクリーニングなどメンテナンス費用

墓石は屋外だと雨風にさらされているので、長い時間が経つと劣化してしまいます。

お墓のひび割れ、欠け、傾き、文字の色あせなど、劣化や傷み発生した場合は専門業者へメンテナンスを依頼しましょう。

文字の色あせ直しなら5,000円~、ひび割れや欠けの修理なら30,000円~程度が目安の一つです。

ただし墓石の状態によっても費用は違いますので、まずはお墓を建ててもらった石材店へ相談し、見積りをしてもらいましょう。

 

お墓の修理についてはこちらもご参考ください。

お墓の修理方法は?依頼の流れや費用、注意点まで

 

お墓参りにかかる費用

故人の命日やお盆、お彼岸など定期的にお墓参りに行くと思います。

お墓参りにはお墓に供える線香やお花、お供え物などの準備が必要です。

また、遠方に住んでいる場合は、お墓がある地元まで帰省するために交通費や宿泊費などもかかります。

 

お寺へのお布施や寄付

寺院墓地へお墓を建てている場合、檀家としてお寺とのお付き合いも必要です。

ご先祖様の法要をお願いした場合にお布施をお渡ししたり、お寺の行事やお寺の建て替えなどを行う際に寄付をすることもあります。

お寺とのお付き合いが深ければ深いほど、お布施や寄付をお渡しする場面が多くなります。

 

 

お墓の維持費は誰が支払うべき?

このようなお墓の維持費は誰が支払うべきなのでしょうか。

 

一般的にはお墓の継承者がお墓を管理し、維持費を支払うケースが多いです。

 

具体的には故人の配偶者や子どもなど、葬儀で喪主を務め、この次にお墓に埋葬されるであろう故人と関係の近い遺族がそれにあたります。

 

子どもが2人以上いる場合は兄弟で協力し合って、維持費を負担する場合もあります。

長期間に渡ると少なくない金額ですので、家族や親族と話し合って決めると良いでしょう。

 

 

お墓の維持費が払えない場合はどうなる?

お墓参りに行く

年間の基本維持費が数万円だとしても、10年、20年、30年と時間が経つと大きな金額になります。

万が一、霊園の管理費を払えなくなってしまったなら、そのまま霊園へお墓を建てておくことはできません。

 

霊園の管理費が払えない場合は、墓じまいをしてお墓を撤去します。

お墓の撤去には、墓石を取り除いて区画を整備して、もとの更地の状態に戻す必要があります。

専門業者に依頼しても10万円~の費用がかかるでしょう。

寺院墓地からお墓を撤去するということは、同時にお寺とのお付き合いも終了する意味を持ち、檀家から離れる「離檀料」のお渡しが必要なケースもあります。

 

お墓を撤去した後は遺骨をパウダー状に砕いて散骨したり、自宅に持ち帰って手元供養にしたりと、思いおもいの方法で供養を行います。

 

管理費がかからない永代供養を選ぶのも一つの方法。

永代供養では、最初に永代供養料がかかった後は管理費などがかからないことが多いです。

ただし、複数人の遺骨を合同で供養するなど、後で遺骨を引き取ることができないことがほとんどなので注意しましょう。

 

 

まとめ

・お墓は建てた後も維持費がかかります。基本的な維持費は「管理費」として霊園やお墓の維持管理に必要な費用で、霊園の種類にもよりますが年間2,000円~15,000円程度が相場です。そのほかにお墓のメンテナンスや修理費用、お墓参りにかかる費用、寺院墓地の場合はお布施や寄付金なども必要です。

 

・お墓の維持費は、お墓の継承者が負担するのが一般的です。配偶者や子どもなど故人の葬儀で喪主を務める立場の方が該当します。明確に決まっているわけではないので、家族や親族と相談するとよいでしょう。

 

・お墓の維持費が払えなくなると、お墓を撤去せざるを得ません。お墓の撤去には墓石の移動や区画の整地費用、寺院墓地の場合は離檀料などもかかる場合があるので注意しましょう。永代供養墓では初期費用のみでその後の管理費がかからない場合もあります。管理費が払えない場合はできるだけ費用がかからない供養の方法も考えてみましょう。

 

 

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この記事を書いた人

大崎 美智

故人様とのお別れの時間を大切にいたします。

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