家族葬の知識

投稿日:2019年6月7日

更新日:2024年3月28日

家族葬は檀家でもあげられます!ただし一日葬や火葬式の場合は要注意

こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフの二唐です。

 

特定のお寺とお付き合いをしている家のことを「檀家(だんか)」と言います。
(檀家側より寺院の呼び方として「菩提寺」と呼びます。)

檀家は家族葬を行うことは可能なのでしょうか?

 

今回は今さら聞けない「檀家」と家族葬の関係についてのお話です。

檀家とはなにか?檀家で家族葬は可能なのか?

檀家になること、檀家でいることのメリットやデメリットなども含めて一緒に考えてみましょう。

龍潭寺

 

檀家(だんか)とはどういう制度?

檀家(だんか)とは、特定のお寺(菩提寺)に葬祭供養の一切をお任せし、その代わりお布施などのお金を払ってお寺を経済的に支えるというお寺と家の関係です。

檀家制度、寺請制度とも呼ばれ、江戸時代に生まれた制度と言われています。

 

檀家は菩提寺の僧侶に、葬儀や法要、納骨などの葬祭供養でお世話になります。

葬儀で手厚く供養をしてもらうのはもちろん、法事や月命日の度に自宅の仏壇に菩提寺の僧侶がお経を上げにくるということもあります。

 

その分、檀家はお葬式や法要の際のお布施に加え、お寺にお墓や納骨堂があればその管理料、お寺の修繕などにかかる費用を寄付したりと、経済面からお寺を支えるのです。

 

檀家に入っていても家族葬ができるのか

特定のお寺とお付き合いをしている檀家。檀家は家族葬をすることが可能なのでしょうか?

 

答えは「可能」です。

家族葬も二日葬が基本で、ご臨終からお通夜・お葬式、法要までの流れも一般葬と変わりないです。

近しい方のみが集まる家族葬という形式だけを理由に断られることはまずありません。

 

ごく稀に、一日葬や火葬式など通常の葬儀のように二日間行われない葬儀形態で行う場合は、寺院によっては断られる場合があるので、事前に確認しておくとよいでしょう。

 

檀家で家族葬をする場合の注意点

檀家で家族葬を問題なく行える場合でも、注意したい点がいくつかあります。

 

葬儀内容の自由度が高いことも家族葬の特徴の一つですが、檀家が菩提寺に依頼をしてお葬式を行う場合は従来の宗教儀礼に添った内容の葬儀とする必要があります。

なかでも、読経と戒名は必須です。

 

また、菩提寺が遠い場合でも近隣のお寺へ勝手に葬儀を依頼するのはNG。

必ず菩提寺へ訃報連絡と僧侶派遣の相談をするようにしましょう。

そのうえで僧侶の派遣が難しい場合や断られた場合は、ウィズハウスにご相談ください。

 

檀家になることのメリット・デメリット

墓地と供えられた仏花

檀家になることのメリット・デメリットを知り、檀家になることの是非についても考えてみましょう。

 

檀家になるメリット

・お葬式や法要で手厚く供養してもらえる

・葬儀の際に依頼するお寺を探す必要がない

・わからないことを相談できる

 

家としてお寺と長くお付き合いをするのが檀家制度です。

菩提寺として葬儀や法要を依頼するお寺があるというのは、葬儀・法要でも手厚く供養してもらうことができるため、いざというときの安心感があります。

葬儀や法要についての不明点だけでなく、普段の生活の心配事や悩みなども相談することができます。

 

檀家になるデメリット

・新しく檀家になる場合、檀家を辞める場合にお金がかかる場合がある

・葬儀や法要以外にも寄付などのお金がかかる

・お寺の行事や清掃、団体参拝など檀家の役割がある

 

デメリットとして檀家になるとお金がかかるというイメージがありますが、基本的にお布施や寄付金は金額が決まっているわけではなく(目安はありますが)、檀家が支払う費用はお墓の管理料や定期的な法要のお布施も含めて年間2~3万円程度です(地域やお寺によって異なります)。

 

ただし、檀家はお寺の運営を行っているメンバーの一人という位置づけで、お寺の行事などに参加をする必要がありますが強制では無いため、「忙しくて参加できないのが申し訳ない」「お金を払うのはいいけど行事に参加するのが嫌だ」と考える方も増えています。

 

実は本来、お寺というのは葬儀や法要の時だけお世話になるものではありませんでした。

昔は普段の生活の中でも不安や悩みなどを相談したり、お寺を中心に地域コミュニティが作られたりと、地域の人々の生活に寄り添った存在でした。

残念ながら多くの地域では、地域コミュニティの中心、人生の先輩として頼りにするという意味でのお寺の存在感が低下しているのは事実です。

このような生活の中でのつながりが薄くなっているため、檀家制度に対する違和感や無関心が生まれてしまっているところもあります。

 

宗教に対する価値観が変わり地域や寺院とのつながりが薄くなっている現代。

「お寺の役割とは?」を再度考えながら、檀家についても考えてみると良いのではないでしょうか。

 

まとめ

・檀家に入っている家がでも家族葬は行えます。ただし、一日葬や火葬式といった葬儀形式の場合は、断られる事もあるので事前に確認が必要です。また、家族葬を行えることを確認した場合でも、読経や戒名などの宗教儀礼は必須です。

・檀家とは特定のお寺に葬祭供養の一切をお任せし、その代わりにお布施や寄付などでお寺を経済的に支える、お寺と家の関係です。檀家制度、寺請制度とも言います。

・檀家になるメリットはいざというときにお寺を探す必要がなく、手厚く供養してもらえるところです。葬儀でわからないことや普段の生活の悩みなどを相談できる頼れる存在にもなります。デメリットは寄付金などお金がかかることと、お寺の行事などに檀家として参加する必要があること。(強制ではないので距離を置いたお付き合いの方も増えています。)ただし目安はありますが、基本的にお布施や寄付金は金額が決まっているわけではありません。

 

ウィズハウスでは家族葬をはじめ、さまざまなスタイルの葬儀にご対応しております。

家族葬をご検討中の方はぜひウィズハウスへご相談ください

 

 

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この記事を書いた人

二唐 渚

故人様とご家族の最期の時間を大切にいたします。

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