参列者の知識

投稿日:2018年4月2日

更新日:2024年4月23日

家族葬に友人が参列しても大丈夫?参列できない場合の対応についても解説!

 

「親しい友人が亡くなったが、家族葬という連絡を受けた」

このようなケースの場合、参列するかどうか迷ってしまう方が多いのではないでしょうか?

今回は友人の葬儀が家族葬だった場合の参列可否のポイントについてお伝えします。

実際に家族葬へ参列する方は限られてくるため、友人の葬儀へ参列できない場合もあるでしょう。

もし参列できなかったとしても葬儀後に弔意を示すことは可能です。

葬儀後に行うべき弔意の示し方や注意点についても解説しますので、ぜひ参考になさってください。

家族葬とは何か

そもそも「家族葬」とはどういった葬儀なのでしょうか?

家族葬は、故人の家族や近しい親族などごく限られた範囲の方を呼んで行われる葬儀のことです。

基本的に2親等くらいまでの親族を呼んで執り行われることが多いですね。

2親等とは故人の兄弟姉妹や祖父母・孫などが該当します。(1親等は故人の父母・配偶者・子供など)

しかし家族葬に誰を呼ぶか、また何人以上なら家族葬と呼ぶのか、といった明確な定義はないのが実情です。

故人と生前親交の深かった友人・知人が家族葬へ参列するケースも多く見受けられます。

家族葬に友人が参列しても良いのか?

友人が家族葬へ確実に参列して良い条件は残念ながら限られています。

参列可能な条件として「遺族から参列依頼があった場合」や「訃報に“参列不要”の記載がない場合」が挙げられます。

人づてに訃報を聞いたり、訃報に会場の記載がないので調べたりするなど、自己判断で葬儀に参列するのは控えましょう。

ご遺族が家族葬を行うことを決めた背景には、

「お付き合いで参列する一般会葬者の対応を極力省き、故人と向き合う時間を増やしたい」

「故人と関係の深かった方たちだけで、ゆっくり語り合いながら最後の時間を過ごしたい」

「最後は家族だけで静かに見送りたい」

といった考えがあることを理解しなければなりません。

香典を受け取れば必ず「香典返し」が必要ですし、葬儀の後の食事はあらかじめ人数を設定して用意するものです。

参列予定のない人が伺うことはかえってご遺族の負担となってしまいます。

友人の立場として参列したい気持ちは大きいかと思いますが、まずはご遺族の気持ちに寄り添いましょう。

友人が家族葬へ参列できるかどうかの見極めポイント

友人の家族葬へ参列できる人・できない人の見極めポイントをお伝えします。

家族葬への参列が可能な条件

まずは家族葬へ参列しても良いケースについてご説明します。

①遺族から直接参列依頼を受けた

ご遺族から電話等で直接の参列依頼があった場合は参列可能です。

「故人との最期の別れに友人を呼んであげたい」というご遺族の気持ちに応え、ぜひ参列させていただきましょう。

参列依頼は案内状で伝えられる場合もあります。

出席・欠席のどちらにしても早めの連絡を心がけてください。

どうしても葬儀を欠席しなければならない場合の対応については、以下の記事も参考になります。

家族葬を欠席する時はどう伝える?香典の渡し方やマナーもご紹介

②案内状に「参列不要」と書かれていない

訃報のお知らせや案内状が届き、文面に「参列不要」と書かれていない場合も参列して問題ないでしょう。

家族葬において親族以外に参列してほしくない場合、案内状に「参列不要」や「香典・供花は不要」と明記されているはずです。

葬儀の日程や会場もきちんと記されているようであれば、参列しても良いでしょう。

家族葬への参列を控えた方が良い条件

続いて家族葬への参列を控えた方が良いケースの見極めポイントです。

①そもそも訃報を知らされていない

そもそも訃報自体が届いてないのであれば参列は控えてください。

ごく身内で行う家族葬の場合、参列者以外は葬儀後に訃報を知らせるケースが一般的です。

葬儀前に訃報を伝えてしまうと、参列しても良いと思った方が会場へ来てしまうためです。

訃報を人づてに聞いて突然参列することは、ご遺族の「故人との最期の時間をゆっくり過ごしたい」という気持ちを無視することになりかねません。

訃報を知ると「すぐに駆けつけなければ」と感じる方が多いと思いますが、葬儀後に弔意を示しても決して遅くはありません。

②訃報の知らせは届いたが「参列不要」と書かれている

訃報のお知らせは届いたものの、文面に「参列は不要です」などと書かれている場合があります。

こういったケースも家族葬への参列は控えましょう。

お知らせはあくまでも「訃報」を知らせるものであり、「参列の案内ではない」ものと捉えてください。

③訃報の知らせは届いたが葬儀日程や会場の記載がない

こちらも②と同様に参列を控えた方が良いケースです。

訃報の知らせに葬儀日程や会場の記載がないということは、ご遺族の「参列不要」の意思の表れと捉えた方が良いでしょう。

他の人から会場を聞き出して参列するのは控えてください。

家族葬へ参列する場合の服装・香典はどうする?

友人の家族葬へ参列することが決まった際の、服装や香典についてご説明します。

家族葬へ参列するときは喪服で

友人として家族葬へ参列する場合は、通常の葬儀と同様に喪服を着用しましょう。

家族葬は小規模な葬儀ですが、葬儀の流れは一般葬とほぼ同じものとなります。

男性ならブラックスーツ、女性なら黒のアンサンブルやワンピースなどを着用してください。

男性の場合、「ビジネス用の黒いスーツで問題ないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、避けた方が無難です。

喪服は特殊な染め方をした光沢のない深い黒色です。ビジネススーツで喪服の方と隣り合うと、喪服でないことがすぐにわかってしまいますので気を付けてください。

また、通夜へ参列する際に喪服が用意できなければ、平服(略喪服)を着用しても問題ありません。平服とは、グレーや紺など落ち着いた色味を基調とした服装のことで、男性なら紺色や濃いグレーのスーツ、女性ならワンピースやセットアップなどで問題ありません。

通夜・葬儀の服装については以下の記事も参考にしてください。

家族葬での服装マナーとは?親族側・参列者側それぞれの服装を説明

家族葬にも香典は必要

家族葬へ参列する際も香典は必要です。

友人の場合でしたら5000円~1万円ほどを包むのが相場でしょう。

家族葬の場合、全国的にみると香典の受け取りを辞退するという喪家が多くいらっしゃいます。

しかしウィズハウスのある札幌近郊や北海道エリアでは、家族葬でも香典のお渡し・お受け取りは普通になされることがほとんどです。

友人の立場として家族葬へ参列する場合は、香典も忘れずに持参しましょう。

家族葬へ参列できなかった場合の弔意の表し方

家族葬へ参列できなかった、もしくは葬儀後に訃報を知った場合でもご遺族に弔意を示すことはできます。

代表的な弔意の示し方として「自宅弔問」・「現金書留で香典を送る」・「お悔やみの手紙を送る」の3つの方法があります。

それぞれの注意点について解説します。

日を改めて自宅弔問する

家族葬が終わった後、自宅へ弔問に伺う方法です。

自宅弔問は葬儀後3日~四十九日の忌明けまでを目安に訪問しましょう。

弔問する際は事前にご遺族へ連絡をして、都合の良い日をお伺いすることを忘れないでください。

その際、香典や供花・供物を持参して良いのかも併せて確認しておきましょう。

弔問した際は玄関先でお悔やみを述べ、あまり長居せずに帰宅するよう心がけます。

特に親しい身内だけで家族葬を行っていた場合、弔問をするのはご自身だけではありません。

ご遺族の負担にならないような配慮が必要となってきます。

お悔やみの手紙を送る

ご遺族にお悔やみの手紙を送ることで弔意を表すこともできます。

故人とご遺族へ向けた思いを綴ることで、お悔やみの気持ちも伝わるでしょう。

故人とは親しいけれど、ご遺族と直接のかかわりがなかった場合は故人との関係性も記しておくと良いですね。

また、ご遺族が香典の辞退を明言していなければ、現金書留で香典を同封することもできます。

お悔やみの手紙は基本的に縦書きで、時候の挨拶や「拝啓」・「敬具」などの頭語・結語の挨拶も省略します。

以下、お悔やみの手紙の例文をご紹介しますので参照ください。

香典を現金書留で送る

自宅弔問が難しい場合は現金書留で香典を送ることもできます。

現金書留は郵便局の窓口で手続きをしましょう。

書留用封筒には香典袋をそのまま入れるようにしてください。お札を裸で送るのは失礼に当たります。

香典袋には手渡しのときと同様に自身の名前や住所、包んだ香典金額を記します。

現金書留で香典を送る場合は、先ほどご説明した「お悔やみの手紙」を一緒に添えましょう。

まとめ

  • ・「ご遺族から直接参列依頼があった」もしくは「訃報のお知らせに“参列不要”の記載がない」場合は亡くなった友人の家族葬へ参列しても問題ない
  • ・「訃報を知らされていない」または「訃報に“参列不要”の記載がある」場合は参列を控える。また「訃報に葬儀の日時や会場の記載がない」ケースも参列は見送ったほうが無難
  • ・亡くなった友人の家族葬に参列できなかった場合、「葬儀後に弔問する」・「お悔やみの手紙を送る」・「現金書留で香典を送る」などの方法で弔意を示す

家族葬を検討している方はウィズハウスへぜひご相談ください。
故人としっかり向き合い、親しい人と想いを分かち合う、おうちのようなお見送りをご提案いたします。

 

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この記事を書いた人

二唐 渚

故人様とご家族の最期の時間を大切にいたします。

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