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投稿日:2024年4月9日

更新日:2024年4月9日

ペットの供養はどうすればいい?遺骨の納骨方法や手元供養について解説

芝生を駆け回る犬の画像

「ペットが亡くなったあとはどうすればいい?」

「ペットの供養方法について知りたい」

 

近年、ペットの供養方法が多様化しています。

 

一昔前であれば遺体のまま埋めるのが一般的でしたが、最近はしっかりと火葬してお墓に入れてあげる方法が主流です。

 

しかし、火葬方法や埋葬方法が複数あるため、「どれがベストな選択かわからない」「そもそもどのような埋葬方法があるのか知らない」という方も多いでしょう。

 

そこで、本記事ではペットが亡くなってからの一般的な流れや供養方法、埋葬までの期間を解説します。

 

ペットの供養で後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

 

<この記事でわかること>

  • ・ペットの供養方について
  • ・ペットが亡くなってからの流れ
  • ・ペットの供養の仕方
  • ・ペットを供養するまでの期間

 

ペットの供養とは

ペットの遺骨が入った骨箱の画像

ペットの「供養」に明確な定義はなく、火葬・葬儀・埋葬といった個別の行為を表現する場合もあれば、火葬から埋葬までの一連を指す場合もあります。

 

本章では、火葬から埋葬までの一連を「供養」として解説します。

 

そもそもペットに供養は必要?

ペットへの供養は必須ではありません。基本的には家族の自由です。

 

しかし、近年は規模に関わらず供養する方が増えています。

 

ペット火葬やペット霊園など、ペット供養に関するサービスも充実してきており、さまざまな方法で供養が可能です。

 

お寺による供養は可能?

お寺によってはペットの供養にも対応しています。

 

近年はペット供養のニーズ増加にともなって、対応可能な寺院も増えているのが現状です。

 

しかし、宗教上の理由や経営的な問題により、ペット供養に対応できないお寺もあります。

 

また、住職の考え方によっても対応は異なるため、同じ宗派でもお寺によってさまざまです。お寺での供養を希望する場合は、事前に確かめておきましょう。

 

ペットが亡くなってから埋葬までの流れ

STEP1からSTEP4と記載されたプレートの画像

ペットが亡くなってから埋葬までの流れは以下のとおりです。

 

  1. 1.遺体の処置
  2. 2.火葬
  3. 3.埋葬
  4. 4.自治体に連絡

 

詳しく解説していきます。

 

遺体の処置

ペットが亡くなったら、死後硬直が始まるまでに以下のケアをしてあげましょう。

 

  • 1.涼しい場所へ移動する

生命活動が停止すると体液が漏れ出してしまいます。体液の流出を少しでも軽減するため、涼しい場所へ移動させてあげましょう。室温が高い場合は、クーラーなどで室温を下げてあげるのも有効です。

 

  1. 2.体液の流出に対応する

ペットシートやタオルを敷いて体液が流出した際に吸収できるよう準備します。

 

  • 3.体をきれいにする

かたく絞ったタオルで体を拭いてあげましょう。

その後は、腐敗を防止する目的でアイスノンやドライアイスで体を冷却します。

 

  • 4.体勢を整える

死後硬直が始まる前に手足を丸め、棺に入りやすいよう体の内側へ折りたたんであげましょう。目が開いた状態であれば、閉じてあげます。

 

死後硬直は逝去から2〜3時間後に始まります。死後硬直が始まったら、なるべく遺体を動かさないようにしましょう。

 

火葬

逝去後は遺体を火葬します。ペットの場合、人間と違い必須ではありませんが、近年は火葬する方のほうが多い傾向です。

 

ペットの火葬には、以下3つの方法があります。

 

ペットの火葬方法
種類特徴
合同火葬・火葬から供養までを霊園側に任せるタイプ

・遺骨は返ってこない

個別一任火葬・一匹ずつ火葬する方法

・遺骨が返ってくる

・火葬の立会いはできない

立会い個別火葬・一匹ずつ火葬する方法

・遺骨が返ってくる

・火葬の立会いやお骨上げが可能

訪問火葬・火葬車によって火葬する方法

・自宅近くで火葬が可能

・居住環境によっては利用できない

 

費用の相場は10,000円〜70,000円ほどです。ペットの大きさや火葬方法によって費用は異なります。

 

費用をなるべく抑えたい場合は、市区町村に火葬を依頼する方法があります。

 

しかし、一般的にはゴミと同じ処分方法となってしまい、返骨もないため、大切なペットを供養する意味ではあまりおすすめできません。

 

埋葬

火葬が終了したら、ペットを埋葬します。

 

費用は0円〜1,000,000円ほどで、どのような埋葬方法を選択するかによって異なります。

 

埋葬方法は、本記事の「ペットの供養の仕方」で詳しく解説しています。ぜひご参照ください。

 

自治体に連絡

愛犬が亡くなった場合は、30日以内に死亡届を出す必要があります。

 

提出先は、購入時に届出を出した市区町村または保健所です。血統書団体に加入している場合は血統書登録を抹消する手続きが必要です。

 

ペットの供養の仕方

動物のお墓の画像

ペット火葬後の供養方法として代表的なのが、以下の7つです。

 

  • ・手元供養
  • ・自宅の敷地に埋める
  • ・納骨堂
  • ・合同墓
  • ・個別墓
  • ・ペットと一緒に入るお墓
  • ・散骨

 

供養方法を選ぶ際は、納骨後の法要・お参りの頻度・個別に供養したいか・遺骨を残したいか、などを考慮するのが大切です。

 

手元供養

ペットを火葬したあと、遺骨を手元に置いて供養する方法です。ペット自身や思い出を身近に感じられるメリットがあります。

 

供養方法は、骨壷を置く、アクセサリーに遺骨を納めるなどさまざまです。費用は10,000円〜100,000円ほどで、用意する物によって金額が異なります。

 

難点は、最終的に遺骨だけが残る点です。一族代々のお墓と違い、子々孫々と引き継ぐわけではないため、どこかのタイミングで納骨や散骨などをする必要が出てきます。

 

自宅の敷地に埋める

小動物の場合は、火葬せずに持ち家の敷地内に埋葬し、お墓を作る供養方法を選択できます。ペットは人間と異なり埋葬場所に指定がないため、そのまま埋葬しても問題はないのです。

 

敷地内への埋葬は、費用がほぼかからず、自分たちだけで埋葬してあげられるメリットがあります。

 

しかし、他の動物に掘り返されるリスクや、引っ越す際に対処しなければならないデメリットも存在します。

 

また、近年は火葬してから遺骨だけ敷地内に埋めるケースも多く、埋めた場所に簡易的なお墓を建てる家も少なくありません。

 

火葬後に埋葬した場合は、引っ越しに伴って骨壷を出した際にカビが生えていたり、水が出ているケースが見られます。

 

その場合、天日干しや最悪の場合は再火葬などのメンテナンスが必要となる場合がある点は留意しておきましょう。

 

納骨堂

納骨堂とは、屋内で遺骨を供養する施設です。個別で遺骨を安置するタイプと、他のペットと合同で納骨する2種類があり、それぞれで費用が異なります。

 

相場は、初期費用で10,000円〜50,000円、年間管理料で5,000円〜30,000円ほどです。

 

納骨堂のメリットは、室内型で天候に左右されない点です。永代供養が付いている納骨堂であれば、その後の供養を心配する必要もありません。

 

ウィズハウスでも、札幌・恵庭・旭川にて「納骨堂てらす」を運営しています。大切なペットと一緒に眠れる納骨堂で、ご自身や家族が亡くなった際に同じ場所に納骨可能です。

 

費用は、ペット納骨プランで供養料が30,000円、粉骨料が11,000円です※。コチラから資料請求が可能なため、いつまでも大切なペットと一緒にいたい方は、ぜひ気軽にお問い合わせください。

※ペットのみの納骨には対応しておりませんのでご注意ください。

 

合同墓

合同墓とは、他のペットの遺骨と一緒に埋葬される形式です。納骨堂にも同じ埋葬方法はありますが、本項で紹介するのはペット霊園や人間用の霊園に設けられたペット専用の合同墓を指します。

 

費用は数千円〜30,000円ほどです。

 

永代供養が付いており、定期的に法要が行われるメリットがあります。管理の手間がかからず、次項で紹介する「個別墓」よりも費用が安い点がポイントです。

 

ただし、合同墓は他の遺骨と埋葬されるため、あとから個別に取り出すことはできません。「引っ越すことになったから取り出したい」といった希望が通らないため、注意しましょう。

 

個別墓

個別墓とは、ペット霊園や、人間用の霊園にあるペット専用の区画に個別の墓石を建てる方法です。他のペットと遺骨が混ざらないため、後々遺骨を取り出せるメリットがあります。

 

墓石は、洋型墓石・屋内墓所型・樹木葬型など選択肢が豊富です。料金は、初期費用が8万円〜数十万円ほど、年間管理料が数千円〜10,000円ほどとなっています。

 

ペット供養のなかでは比較的高額な埋葬方法です。

 

ペットと一緒に入るお墓

近年は、ペットと一緒に遺骨を納骨できるサービスも増えています。納骨堂や霊園などで提供されており、ペットの供養と終活を同時に進められる点がメリットです。

 

費用はサービス形態によって異なりますが、一般的なお墓の形式の場合は、人間のお墓と同じように100万円ほどかかります。

 

また、年間管理料として5,000円〜10,000円ほど必要です。

 

「ペットと一緒に眠りたい」「自分の終活と同時にペットも供養したい」といった方におすすめです。

 

ただし、他の供養方法に比べて費用が高く、ペットも一緒に納骨するといった点で、家族の理解も得ておく必要があります。

 

先にペットだけを納骨できない施設もあるため、契約前には事前に確認しておきましょう。

 

散骨

散骨とは、ペットを火葬してから遺骨を粉砕し、海や山に撒く埋葬方法です。初期費用のみで以後の管理費用が発生しないメリットがあります。

 

「海で遊ぶのが好きだったから、海に撒きたい」「走り回るのが好きだったから、自然があふれるところに還してあげたい」などを希望している方におすすめです。

 

永代供養とは

男女の人形とクエスチョンマークの画像

永代供養とは、施設側が家族に代わり遺骨を永代に渡って管理・供養するサービスです。納骨堂や霊園に遺骨を埋葬する場合、永代供養が付くケースがあります。

 

後継者がいなくても供養してくれる安心感から、近年人気の方法です。費用も比較的手頃なため、経済的な負担もそれほど多くありません。

 

デメリットは、個別に供養できる期間が限られている点です。納骨から数年は個別で供養してもらえますが、契約期間が過ぎると合同墓などへ他の遺骨と一緒に埋葬されます。

 

契約期間を超えても個別にペットを供養したい場合は、契約更新が必要です。

 

費用や契約年数は霊園や納骨堂によって異なるため、契約前に確認するのが大切です。

 

埋葬までの期間

遺骨を埋葬するまでの期間に決まりはありません。

 

気持ちの区切りがつくまでは自宅で供養してもよいでしょう。四十九日や百箇日までと期限を決めて自宅に置いておく方法もあります。

 

埋葬したら、本当に最後のお別れとなってしまいます。十分に納得できる時期を選んで埋葬しましょう。

 

ペットの追善供養について

人間の場合は四十九日・百箇日・一周忌と決められた追善供養があります。

 

しかし、ペットの場合は特定の決まりがありません。そのため、基本的には家族の自由とされています。

 

亡くなった後も手厚く供養したいと考えている場合は、命日や誕生日など自分の定めた日に供養してあげても問題はありません。

 

なお、永代供養が付いているお墓に埋葬した場合は、春彼岸・秋彼岸など大きな節目に供養してくれます。

 

なかには四十九日や一周忌など、亡くなってから初めての法要であれば個別に対応してくれるケースもあるため、前もって確認してみましょう。

 

ペット供養のグッズを用意する方法

ペット用のりんや香炉の画像

ペットを供養するためのグッズはさまざまな場所で販売されています。

 

例えば、ネット通販サイトや仏具店、ペットのメモリアルグッズ専門店などです。

 

実際の大きさ・色・質感などを見てから決めたい場合は、実店舗で購入するのがおすすめです。

 

なお、「供養ギャラリー リ・ノイ」では、ペット用の供養グッズも販売しています。棺・骨壷・ペンダント型のミニ骨壷などさまざまな種類を用意しているため、気になる方はぜひホームページをご覧いただくか、店舗へ足を運んでみてください。

 

まとめ:ペットの供養方法は家族の意向によって決まる

ペットの供養方法に特別な決まりはありません。埋葬するタイミングも法律で定められていないため、基本的には家族の意向で自由に決められます。

 

長く自宅に遺骨を置いても良いですし、火葬せずに自宅の庭などに埋葬しても問題はありません。他にも、納骨堂や霊園など、さまざまな方法があります。

 

それぞれの方法には一長一短があるため、予算や希望する供養方法などをじっくりと検討し、悔いのない埋葬方法を選択しましょう。

 

なお、ウィズハウスでは、ペットと一緒に眠れる「納骨堂てらす」を運営しています。陽の光が差し込む明るい室内で、天候を気にせずいつでも供養が可能です。デジタル祭壇で大切なペットの姿をいつでもご覧いただけます。

 

お電話・資料請求も歓迎していますので、気軽にお問い合わせください。

 

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