
葬儀の知識


「お通夜とはどのような儀式なのだろう」
「何をするのかわからず不安」
「何時から始まり、どのような流れで進むのだろう」と疑問を抱えていませんか。
お通夜とは、故人との最期の時間を過ごし、冥福を祈る大切な儀式です。
しかし、初めて喪主や遺族を務める方はもちろん、参列する立場でも、当日の流れやマナーに戸惑うことは少なくありません。
本記事では、お通夜の意味や目的をはじめ、当日の流れや開始時間・所要時間、立場ごとの動き、知っておきたい基本的なマナーまで解説します。
もしものときが急に訪れても慌てず対応できるよう、事前の備えとしてお役立てください。

お通夜とは、葬儀・告別式の前夜に、故人との最期の時間を過ごしながら冥福を祈る儀式です。
現在では、親族をはじめ故人と親しかった方々が集まり、故人を偲びながら最後のお別れをする大切な時間となっています。
ここでは、お通夜の本来の意味や目的、現代のお通夜との違い、葬儀・告別式との違いについて順番に解説します。
本来のお通夜とは、故人のそばで一晩中過ごし、ろうそくや線香の火を絶やさないよう見守りながら冥福を祈る儀式でした。
ご家族や親族が故人に付き添い、最期の時間をともに過ごしながら、生前を偲ぶ大切な時間とされてきました。
仏教では、お釈迦さまが入滅された際、弟子たちが夜通し付き添ったという説話も、お通夜の意味を考えるうえで大切な教えの1つとされています。
現在では夜通しおこなわれることは少なくなりましたが、故人との別れを静かに見守るというお通夜の本来の意味は、今も受け継がれています。
参考:兵庫県立歴史博物館|第138回 お釈迦さまの最期-「仏涅槃図」の特徴を見る-
「通夜」という言葉の由来には諸説ありますが、民俗学では、古くから日本でおこなわれていた「殯(もがり)」や「夜伽(よとぎ)」などの葬送習俗との関わりから説明されることがあります。
殯とは、亡くなった方をすぐに埋葬せず、一定期間安置して故人を見守る古代の葬送儀礼です。「古事記」や「日本書紀」に、皇室における殯についての記述があり、奈良時代以前からの儀礼であると考えられています。
また、夜伽とは、ご家族や近しい方々が故人のそばで夜を明かしながら見守る風習を指し、現代でも通夜のことを夜伽と呼ぶ地域があります。
こうした風習が受け継がれるなかで、仏教の考え方も取り入れられ、現在のお通夜へと変化したとみられています。
参考:
國學院大學 古典文化学事業|【解説】殯と石枕
新谷尚紀「葬送習俗の民俗変化1:血縁・地縁・無縁」国立歴史民俗博物館研究報告 第191集
お通夜は、故人との最期の時間を過ごし、感謝の気持ちを伝えながら冥福を祈るためにおこなわれます。
ご家族や親族はもちろん、生前に親交のあった方々が集まり、故人を偲びながら静かにお別れをする大切な時間です。
また、故人との思い出を語り合うことで、ご遺族が悲しみを分かち合い、心を整理する機会にもなります。
かつてのお通夜は、「寝ずの番」として、故人のそばで一晩中過ごす形式が一般的でした。
しかし現在では、夕方から夜にかけて1〜2時間ほどで儀式を終える「半通夜」が主流となっています。
その背景には、ご遺族や参列者の生活様式の変化に加え、自宅葬が減り、斎場で葬儀をおこなうケースが増えたことなどがあります。
また、翌日に葬儀・告別式を控えていることから、ご遺族や参列者の負担を考慮して半通夜がおこなわれることも少なくありません。
お通夜と葬儀・告別式は、どちらも故人を見送るための大切な儀式ですが、それぞれ役割が異なります。
お通夜は、ご家族や親族、故人と親しかった方々が集まり、故人との最期の時間を過ごしながら冥福を祈る儀式です。
一方、葬儀・告別式は、故人とのお別れをおこない、参列者が感謝や哀悼の気持ちを伝えながら社会的に故人を見送る儀式としての意味合いがあります。
それぞれの役割を理解しておくことで、お通夜と葬儀・告別式の違いをイメージしやすくなるでしょう。
| 項目 | お通夜 | 葬儀・告別式 |
|---|---|---|
| 目的 | 故人との最期の時間を過ごし、冥福を祈る | 故人とのお別れをおこない、社会的に見送る |
| 参列者層 | ご家族・親族・故人と親しかった方 | ご家族・親族・友人・知人・会社関係者など幅広い参列者 |
| 服装 | 喪服が一般的(急な参列では地味な平服でも可) | 喪服が一般的 |
| 所要時間 | 儀式は約1時間(通夜振る舞いを含めると2〜3時間程度) | 約1〜2時間程度 |

お通夜は、受付から始まり、読経や焼香、喪主挨拶、通夜振る舞いを経て閉式となるのが一般的な流れです。
初めて参列する方や喪主・ご遺族を務める方でも当日の様子をイメージしやすいよう、ここではお通夜当日の流れを時系列に沿って解説します。
お通夜の会場に到着したら、まずは受付で芳名帳や芳名カードに氏名や住所などを記入し、香典を持参した場合は受付で渡します。
香典は袱紗(ふくさ)から取り出し、受付の方へ両手で丁寧に渡しましょう。
その際は、「このたびはご愁傷さまです」と、お悔やみの言葉を簡潔に伝えます。
受付を済ませたあとは、案内にしたがって式場へ入り、開式まで静かに待ちましょう。
開式時刻になると、参列者は係員の案内にしたがって着席します。
参列者がそろうと僧侶が入場し、お通夜が始まります。
式の進行中は私語を控え、携帯電話の電源を切るかマナーモードに設定して、静かに過ごしましょう。
関連記事:お葬式の席順について
僧侶による読経が始まると、お通夜の中心となる儀式が進行します。
読経中は、喪主やご遺族、親族、一般参列者の順に焼香をおこなうのが一般的です。
また、焼香のやり方として、焼香台に移動しておこなう「立礼焼香・座礼焼香」と、自席でおこなう「回し焼香」があります。
焼香の順番は葬儀社や係員が案内するため、その指示にしたがって進めましょう。
関連記事:焼香のやり方とマナー
読経と焼香が終わると、喪主が参列者へ挨拶をおこないます。
喪主挨拶では、お通夜へ参列していただいたことへの感謝を伝えるとともに、翌日の葬儀・告別式の案内をおこなうのが一般的です。
喪主挨拶をもって通夜は閉式となり、その後は通夜振る舞いへの参加や、翌日の葬儀・告別式の準備へと移ります。
お通夜の閉式後には、ご遺族が参列者へ感謝の気持ちを伝える場として、「通夜振る舞い」がおこなわれることがあります。
ただし、地域やご家庭の考え方によっては、親族のみでの会食や通夜振る舞い自体がおこなわれない場合もあります。
通夜振る舞いの意味やマナー、参加する際のポイントについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:通夜振る舞いとは?
お通夜が終わったら、翌日の葬儀・告別式に向けて、開始時間や集合時間、会場などを確認しておきましょう。
喪主やご遺族は、葬儀社と当日の流れをあらためて確認しておくと安心です。
また、一般参列者も、受付開始時間や持ち物などを事前に確認しておくことで、当日を落ち着いて迎えられます。
閉式後は、通夜振る舞いが終了したあとに参列者を見送り、翌日の葬儀・告別式に向けた最終確認をおこないます。
具体的には、葬儀社と当日の流れを確認し、ご家族で故人のそばで静かに過ごしたり、宿泊場所で休息を取ったりするのが一般的です。
近年は斎場の設備や運営方法により、夜通し付き添わずに自宅へ戻るケースも増えています。
喪主やご遺族は、参列者を迎える前に受付の準備や僧侶・葬儀社との最終確認をおこない、お通夜が滞りなく進行するよう準備を進めます。
開式後は、読経や焼香に参列するほか、参列者への対応や喪主挨拶、通夜振る舞いへの案内などを担当することが一般的です。
閉式後は、参列者を見送ったあと、翌日の葬儀・告別式に向けた打ち合わせや準備をおこないます。
このように、喪主・ご遺族は開式前から閉式後まで対応が続くため、一般参列者よりも会場にいる時間が長くなることを覚えておきましょう。
一般参列者は、お通夜の開始時間に合わせて会場へ到着し、受付で名前や住所などを記入したあと、式場へ入ります。
開式後は、読経にあわせて焼香をおこない、故人の冥福を祈ります。
通夜振る舞いがおこなわれる場合は、都合に応じて参加したあと、静かに退席するのが一般的です。
お通夜では、係員や葬儀社の案内にしたがって行動すれば問題ありません。不安な場合は、その場で確認しながら落ち着いて参列しましょう。
お通夜は、18時(午後6時)頃から始まることが一般的です。
多くのお通夜は、仕事や学校を終えた方でも参列しやすいよう、夕方から夜にかけて始まります。
ただし、開始時間は地域や斎場の都合、ご遺族の意向などによって異なり、17時頃や19時頃から始まる場合もあります。
お通夜へ参列する際は、「18時頃が一般的だから18時に間に合えばよい」と思わず、事前に案内された開始時間を確認しておきましょう。
お通夜には、開始時間に合わせて余裕を持って到着することが大切です。
ただし、喪主やご遺族と一般参列者では、当日の役割が異なるため、会場へ到着する目安の時間も異なります。
それぞれの立場に応じた集合時間の目安を確認し、落ち着いてお通夜を迎えましょう。
遺族(喪主・親族)は、開式の1時間〜2時間前までに会場へ到着するのが一般的です。
受付の準備や僧侶・葬儀社との最終確認、席順の確認などをおこなうほか、参列者を迎える役割も担います。
当日は慌ただしくなることも多いため、時間に余裕を持って到着し、落ち着いて開式を迎えられるようにしましょう。
一般参列者は、開式の15分前〜30分前を目安に会場へ到着するとよいでしょう。
お通夜の開式直前は受付が混み合うこともあるため、少し余裕を持って到着しておくと安心です。落ち着いて着席し、開式を待てるでしょう。
一方で、早すぎる到着はご遺族や葬儀社の準備を妨げてしまう場合もあるため、ご注意ください。
お通夜の儀式自体は、1時間程度で終了するのが一般的です。
儀式のあと、通夜振る舞いがおこなわれる場合は、会食の時間も含めて全体で2〜3時間程度を見込んでおくとよいでしょう。
ただし、通夜振る舞いをおこなわない場合や、参列者の人数、地域の慣習などによって所要時間は前後します。
当日の流れは、事前に案内された内容を確認しておくと安心です。
参列者が多い場合は、受付や焼香に時間がかかるため、お通夜全体の所要時間が長くなるケースがあります。
また、通夜振る舞いがおこなわれる場合も、会食や参列者の見送りに時間を要するため、予定より終了時間が遅くなることがあります。
参列者が多いお通夜では、案内された終了予定時刻どおりにならない場合もあるため、時間に余裕を持っておきましょう。
お通夜の時間は、担当する僧侶のスケジュールによって前後する場合があります。
例えば、他家の葬儀や法要(法事)が重なっている場合や、友引明け・お盆などの繁忙期は、開始時間が調整される可能性があります。
また、遠方からの移動や交通渋滞などの影響で、開始時間が変更となるケースも少なくありません。
さらに、説法がおこなわれる時間や内容によっては、読経とあわせて儀式全体の所要時間が長くなることもあります。
開始時間や終了時間の変更が見込まれる場合は、ご遺族や葬儀社から参列者へ早めに案内しておくことで、当日も混乱なくお通夜を進められるでしょう。
遠方から参列する親族がいる場合は、交通状況や移動時間を考慮して、お通夜の開始時間を調整することがあります。
特に飛行機や新幹線などを利用する場合は、天候や交通機関の遅延によって到着が遅れることも少なくありません。
遠方の親族が参列するお通夜では、開始時間や終了時間が前後する可能性も考えておくとよいでしょう。
通夜振る舞いをおこなわない場合は、儀式の終了後にそのまま閉式となるため、お通夜全体の所要時間は短くなります。
お通夜が1時間程度で終了する場合は、通夜振る舞いを実施していないことも考えられるでしょう。
近年は、ご遺族の意向や参列者への配慮などから、通夜振る舞いをおこなわないケースも見られます。
喪主をはじめご遺族は、お通夜当日に慌てないよう、事前に準備しておきたいことがいくつかあります。
ここでは、葬儀社との打ち合わせやタイムスケジュールの確認、受付・接待の役割分担、喪主挨拶の準備について解説します。
お通夜を滞りなく進めるためには、事前に葬儀社と打ち合わせをおこない、当日のタイムスケジュールを確認しておくことが大切です。
開式時間や僧侶の到着時間をはじめ、喪主挨拶のタイミングや焼香の流れ、通夜振る舞いの有無なども、この段階で決めることが一般的です。
不安なことやわからないことがあれば、そのままにせず、打ち合わせの段階で葬儀社へ相談しておきましょう。
受付や接待は、喪主やご遺族だけですべて対応するのではなく、信頼できる親族や知人へ事前に依頼し、役割分担することをおすすめします。
受付係は香典の受け取りや記帳の案内、接待係は参列者の案内や通夜振る舞いの対応など、限られた人数でこなすのは負担が大きくなります。
担当する役割や集合時間、当日の流れを事前に共有しておくと、スムーズにお通夜を進められるでしょう。
喪主は、お通夜の受付で参列者を迎えるときや、閉式時、通夜振る舞いの場面などで挨拶をする機会があります。
どの場面でも、長い挨拶をする必要はありません。
参列への感謝や故人を偲んでいただいたことへのお礼を、落ち着いて伝えることが大切です。
場面ごとの挨拶例や話し方のポイントについては、以下の記事をご覧ください。
関連記事:通夜での喪主挨拶の例文
お通夜は、宗教や宗派によって儀式の意味や進め方、作法が異なります。
ここでは、仏式・神式・キリスト教・無宗教葬それぞれのお通夜の特徴について解説します。
仏式のお通夜では、僧侶による読経や焼香がおこなわれます。
ただし、読経の内容や焼香の回数・作法は宗派によって異なり、同じ宗派でも派や寺院によって違いが見られる場合があります。
参列する際は、案内に従うか、ご自身の宗派でおこなっている作法で焼香をしても問題ありません。
焼香の回数や手順、宗派ごとの違いについては、以下の記事をご覧ください。
関連記事:焼香の回数・手順・宗派ごとの違い
神式では、仏式のお通夜にあたる儀式を「通夜祭(つやさい)」と呼びます。
通夜祭では、故人の御霊(みたま)を慰め、ご家族や親族、親しい方々が集まって静かに故人を偲びます。
なお、神式では仏式の焼香に代わり、玉串奉奠(たまぐしほうてん)をおこなうことが一般的です。
進行や作法は神社や地域によって異なるため、当日は神職や係員の案内に従うとよいでしょう。
出典:神社本庁|神葬祭
キリスト教にも、仏式のお通夜にあたる儀式があります。
主にプロテスタントでは「前夜式(前夜祭)」と呼んでおり、カトリックでは「通夜の祈り」や「通夜の集い」などと呼ばれることが一般的です。
どちらも故人のために祈りを捧げ、ご家族や親しい方々が集まって故人を偲ぶ時間となります。
仏式のような読経や焼香はおこなわず、聖書の朗読や賛美歌、祈りを中心に進められます。
なお、式の内容や進行は教会やご家庭の考え方によって異なるため、参列する際は案内に従うとよいでしょう。
出典:中野敬一 キリスト教「前夜式」に関する一考察 神戸女学院大学論集 第60巻 第2号(2013年12月)
無宗教葬や自由葬では、仏式や神式のような宗教儀式をおこなわず、故人やご家族の希望に合わせて内容を自由に決められます。
例えば、以下のような内容がおこなわれることがあります。
進行に決まった形式はないため、故人らしさやご遺族の想いを大切にしたお別れの時間を過ごせることが特徴です。

お通夜の流れは全国的に大きく変わりませんが、北海道では地域ならではの慣習が見られることがあります。
ここでは、北海道のお通夜で知っておきたい特徴や、参列する際のポイントについて解説します。
北海道の一部地域では、お通夜や葬儀・告別式の前に火葬を済ませる「骨葬(こつそう)」や「前火葬」と呼ばれる慣習があります。
一般的な「お通夜→葬儀・告別式→火葬」という流れとは異なり、火葬後にご遺骨を祭壇へ安置し、お通夜や葬儀・告別式を執りおこなうことが特徴です。
ただし、この慣習は北海道全域ではなく、函館市を中心とした道南地域や一部地域で見られるものです。
北海道内でも地域によって葬儀の流れは異なるため、事前に地域の慣習や当日の流れについて、葬儀社へ確認しておくと安心でしょう。
出典:函館市中央図書館デジタル資料館|「函館市史」通説編4 7編2章コラム39
北海道の一部地域では、お通夜や葬儀・告別式の前後に、ご遺族や親族、参列者で集合写真を撮影する慣習が見られます。
これは、故人との最期の時間を記録として残すという意味合いだけでなく、遠方から親戚一同が集まる貴重な機会を形に残すという意味も込められており、昔から受け継がれてきた地域文化の1つです。
ただし、現在では参列者数の少ない家族葬の増加とともに、撮影をおこなわないご家庭も増えてきました。
集合写真の撮影が予定されている場合は、葬儀社やご遺族の案内に従いましょう。
北海道の冬は積雪や路面凍結の影響を受けやすいため、お通夜へ参列する際は時間に余裕を持って移動することが大切です。
葬儀や火葬は予定どおり進行することが一般的ですが、大雪による交通機関の遅延・運休、道路の渋滞などにより、参列者の到着が遅れる場合があります。
冬場は、天候や交通状況を前日から確認し、移動手段の判断および出発時間を十分に考慮しましょう。
お通夜の流れは全国的に大きく変わりませんが、地域によっては骨葬や集合写真など、独自の慣習が受け継がれている場合があります。
遠方のお通夜へ参列する場合や、初めて地域の葬儀へ参列する場合は、事前に葬儀社へ当日の流れや地域の慣習を確認しておくと安心です。
お通夜へ参列する際は、喪服を着用するのが一般的です。
ただし、急な訃報で喪服を用意できない場合は、黒や紺、グレーなどの地味な色合いの服装で参列しても失礼にはあたりません。
華美なアクセサリーや光沢のある素材、派手な色柄の服装は避け、故人やご遺族へ配慮した身だしなみを心がけましょう。
服装の選び方や男女別のマナーの詳細は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:家族葬での服装マナー
お通夜へ参列する際は、香典・袱紗(ふくさ)・数珠を準備しておきましょう。
香典は袱紗に包んで持参するのがマナーとされており、受付で袱紗から取り出して渡します。
また、数珠は仏式のお通夜で使用するため、持参しておくと安心です。
ただし、急な訃報などで袱紗や数珠を用意できない場合もあります。
その際は、香典をきれいなハンカチで包んで持参すれば問題ありません。派手な柄ではなく、白や黒など落ち着いた色合いのハンカチを選ぶとよいでしょう。
数珠がない場合は、無理に借りたり購入を急いだりする必要はなく、そのまま参列し、周囲の案内にしたがって焼香をおこなえば問題ありません。
焼香の回数や作法は宗派によって異なりますが、お通夜では葬儀社や係員が案内してくれるため、初めて参列する方でも心配する必要はありません。前の方にならい動作を参考にしながら、落ち着いて焼香をおこなってください。
宗派ごとの違いが気になる場合でも、無理に作法を覚えようとせず、その場の案内にしたがって故人を偲ぶ気持ちを大切にしましょう。
通夜振る舞いへ案内された場合は、できる範囲で参加するのが望ましいでしょう。
ただし、仕事や家庭の事情などで長時間滞在できない場合は、短時間だけ参加して退席しても問題ありません。
また、やむを得ない事情がある場合は、通夜振る舞いを辞退しても差し支えないとされています。
短時間で退席する場合は「お先に失礼いたします」、辞退する場合は「本日は失礼いたします」などと、ご遺族へ一言伝えてから退席するとよいでしょう。
やむを得ず遅刻や途中退席をする場合は、できるだけ周囲の参列者や儀式の進行を妨げないよう、静かに行動しましょう。
会場へ到着した際や退席する際は、葬儀社や係員の案内に従います。
読経や焼香の最中は、出入りを避けることが望ましいとされています。
しかし、遅刻や途中退席そのものが失礼にあたるわけではありません。落ち着いて行動し、故人やご遺族への配慮を忘れないことが大切です。
A.一般参列者は、お通夜の開式15分前〜30分前を目安に到着するとよいでしょう。
受付や着席を済ませ、落ち着いて開式を迎えられる時間帯です。
詳しくは、「何分前に到着すべき?立場別の集合時間の目安へ」をご覧ください。
A.お通夜だけの参列でも問題ありません。
仕事や家庭の事情などで、葬儀・告別式への参列が難しい方も少なくありません。
お通夜だけでも故人を偲び、ご遺族へ弔意を伝えられます。
A.葬儀・告別式だけの参列でも問題ありません。
お通夜と葬儀・告別式の両方へ参列しなければならないという決まりはなく、自身の予定や状況に合わせて参列する儀式を選びましょう。
A.お通夜の途中で帰ることは、マナー違反というわけではありません。
やむを得ない事情がある場合は、周囲への配慮を忘れず、静かに退席しましょう。
詳しくは、「遅刻・途中退席する場合は静かに行動する」の項目をご覧ください。
A.通夜振る舞いでは、お酒が用意されることがあります。
ただし、車を運転して来ている場合や体調などの理由がある場合は、飲酒を辞退して問題ありません。
A.妊婦や子どもも、お通夜へ参列して問題ありません。
ただし、体調や会場の混雑状況、お子さまの年齢などを考慮し、無理のない範囲で判断しましょう。
参列が難しい場合は、香典や弔電を送ることで弔意を伝える方法もあります。
ご自身やお子さまの体調を優先し、無理のない形でご遺族へ気持ちを伝えましょう。
A. お通夜に遅れる場合は、可能であれば事前にご遺族や葬儀社へ連絡しておきましょう。
到着後は、葬儀社や係員の案内に従い、周囲の参列者へ配慮しながら静かに着席します。
お通夜が終了したあと、ご遺族へ「遅れてしまい申し訳ありませんでした」と一言伝えると、より丁寧な印象になります。
A. 通夜振る舞いへの参加は任意ですが、時間に余裕があれば短時間でも参加すると丁寧な印象になります。
仕事や家庭の事情などで参加が難しい場合は、無理に参加する必要はありません。
詳しくは、「通夜振る舞いは短時間の参加または辞退でもよい」の項目をご覧ください。
お通夜とは、故人との最後の時間を過ごし、ご家族や親しい方々が別れを惜しむ大切な儀式です。
落ち着いて参列するためには、当日の流れや所要時間をあらかじめ把握しておくことが大切です。
一般的には18時頃に始まり、儀式は1時間程度、通夜振る舞いを含めると2〜3時間程度が目安ですが、地域の慣習や宗教・宗派などによって異なる場合があります。
事前に開始時間や持ち物、服装などを確認し、基本的なマナーを押さえておけば、初めて参列する方でも安心して故人との最後の時間を過ごせるでしょう。
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