お墓について

投稿日:2020年6月19日

更新日:2021年12月24日

後悔しないお墓の選び方は? 選ぶポイントや注意点、種類も解説

こんにちは。家族葬のウィズハウス スタッフの大崎です。

 

お墓を建てるとき、多くの方は初めての経験ですよね。

墓地やお墓はどう選んだらよいのか、分からない方がほとんどだと思います。

 

今回はお墓の選び方について、ご紹介します。

お墓の種類や選び方のポイント、選ぶ際の注意点などをお話します。

お墓参りに向かう人

 

 

まずはお墓の種類や埋葬の形について知ろう

墓地・霊園や遺骨の埋葬の形について、それぞれの種類をご紹介します。

 

墓地・霊園の3つの種類

公営墓地・霊園

自治体が管理運営している墓地・霊園です。

宗教や宗派に制限がないところがほとんどで、管理費が安いことが特徴。

 

人気が高く利用希望者が多いため、倍率や待機期間が長い墓地も多いです。

先着順ですぐに定員が埋まったり、抽選になったりする場合もあります。

自治体が運営しているため倒産の危険性は一番低いでしょう。

 

民営墓地・霊園

民間企業が管理運営する墓地・霊園です。

こちらも宗教や宗派に制限がないところがほとんどです。

 

施設ごとにさまざまな特徴があり、ロケーションや設備の良さにこだわる、テーマを設けて管理しているなど、希望に合った施設を探すことができます。

公営墓地と比べて便利な設備が整っていたり清掃が行き届いていたりと丁寧に管理されており、その分管理費用が高めな傾向があります。

 

寺院墓地・霊園

お寺が運営・管理している墓地・霊園です。

僧侶が常駐しているため手厚い供養が受けられ、法要などの相談もしやすいです。

 

埋葬できる宗教・宗派には制限があり、基本的にはお寺の檀家となっている家のみ、埋葬することができます。

お寺の檀家になっていると、葬儀や法要のほか、お寺の行事に参加したり寄付金を渡したりなどのお付き合いも必要となります。

 

埋葬の形

一般墓

家ごとに個別の区画を区切り、墓石を建てて遺骨を埋葬する一般的なお墓です。

「お墓」と聞いて最初にイメージするお墓がこちらになるでしょう。

お墓の形によって、さらに和式墓石、様式墓石、デザイン墓石などに分かれます。

 

 

永代供養墓

寺院や霊園が墓守としてお墓を管理しながら供養を続けてくれるタイプのお墓です。

お墓の管理が不要のため「お墓を継承する身寄りがいない」「子供にお墓のことで費用や手間をかけさせたくない」という方に選ばれることも多いです。

区画を分けて埋葬するタイプと他の遺骨と一緒に埋葬するタイプがありますが、いずれにしても三十三回忌や五十回忌などを区切りとして、最終的には合祀にて供養されることになります。

 

合祀となると、その後に遺骨を取り出すことはできません。

永代供養を検討している方は、事前に家族や親族と相談することをおすすめします。

 

 

納骨堂

墓石を建てて納骨するのではなく、建物の中に家ごとの区画を作って遺骨を納めるタイプです。

墓石を建てず区画も小さいので、一般墓と比べて費用を抑えられるのが特徴。

 

屋内にあるため雨風にさらされず、管理や手入れにかかる手間も少ないと言えます。

便利な立地にあることも多く、ニーズが増加しているお墓の形です。

 

ウィズハウス提携の全宗派対応の「合葬納骨堂 てらす(恵庭市)」では、個々の区画はありませんが、その分費用を大幅に抑えた納骨堂を用意しています。

 

樹木葬

墓石ではなくシンボルとなる木を墓標として埋葬するお墓です。

こちらも個人ごとの区画に分かれて埋葬するタイプと、合祀埋葬のタイプがあります。

 

自然の多い環境に埋葬したい、死後は自然の中に還りたいといったニーズから生まれた新しいお墓の形です。

 

 

お墓の選び方のポイントを解説! 重視すべき点とは?

お墓参りをする親子

お墓は一度建てると、簡単に移動や変更はできません。

確認・検討すべきポイントをおさえて慎重に選びましょう。

 

お墓を選ぶ際に重視すべき点をご紹介します。

 

立地・アクセス

お墓は建てて終わりではなく、その後も定期的にお参りや管理をするために足を運ぶことになります。

行きづらい場所にあるお墓だと、次第に足が遠のいてしまうことも。

お墓を管理する人が行きやすい立地のお墓を選ぶことが大切です。

 

設備や管理状況

設備が整っているお墓は、お参りやお手入れも便利に行えます。

水道や掃除用の道具の貸し出し、管理棟や売店の有無などを確認してみましょう。

高齢の方がお参りしやすいよう、バリアフリー設備が整っているとさらに安心です。

 

環境

日あたりや水はけは良いか、騒音はないかなど、ご先祖様が気持ちよく眠りにつける環境かどうかも確認。

樹木や雑草が茂り過ぎているお墓も、落ち葉の掃除や害虫駆除などに追われる可能性があります。

設備や環境が整っているかは墓参りのしやすさにも関わってきます。

 

宗教

寺院墓地では基本的に宗教宗派を制限していますが、そのほかの霊園では制限のないことがほとんど。

無宗教でも問題ありません。

宗教宗派の制限があるお墓には、別の宗教宗派の家が入ることはできません。

 

墓石の種類

墓石は大きく分けて3つの種類があります。

 

和式墓石

昔ながらの縦長の墓石。

背が高くなるため石材の量が多く、その分費用が高額になる傾向があります。

 

洋式墓石

横長で高さがないタイプの墓石。

重心が低いので地震に強いといわれています。

 

デザイン墓石

故人の好きだったものなどを形に反映させたデザイン性の高い墓石で、近年人気が高まっています。

寺院墓地などではNGといわれる可能性があるため、確認が必要です。

 

 

費用

お墓を建てるにかかる費用は主に「墓石代」「永代使用料」「管理料」の3つ。

永代使用料はお墓を使用する権利費で1回のみ、管理料はお墓を使用し続ける限り毎年かかる維持費です。

管理料の金額は霊園によって異なり、支払えなくなるとお墓を片づけなくてはいけません。

事前に必ず確認しておきましょう。

 

お墓の維持費については、こちらで詳しくご紹介しています。

お墓の維持費、目安や相場はどのくらい?払えない場合はどうする?

 

 

お墓の選び方で注意すべき点は?

お墓は種類もそうですが、運営元によって管理内容や規則なども違います。

お墓を建てた霊園とはその後も長いお付き合いとなりますので、細かい規則もしっかり確認したうえで決定するようにしましょう。

 

また、よくあるのが霊園による石材店の指定です。

「相見積もりをとって一番安い石材店に頼みたい」「特定の石材店の墓石を購入したい」という方は要注意。

 

ただし霊園が石材店を指定する場合、その霊園と長くお付き合いをしている石材店であることがほとんどです。

その土地の特徴や風土まで知り尽くしたうえでの提案や、アドバイスをもらえるというメリットもあるでしょう。

 

 

お墓を建てるまでの流れを確認

お墓を検討してから建てるまでの流れを簡単にご紹介します。

 

【1】お墓の場所や埋葬の形を家族と相談

お墓は管理する人だけのものではなく、家族や親族にとっても思い入れのある場所となります。

まずは、どこにどんなお墓を建てるべきか家族と相談しましょう。

それぞれの持つ希望やイメージが異なることも意外と多いので、しっかりとすり合わせを。

 

【2】霊園や墓地を選ぶ

立地や予算など、先ほどご紹介したポイントをおさえながら霊園を選びましょう。

資料を見るだけでなく、必ず現地へ足を運んで実際に見て判断することが大切です。

 

【3】石材店を選んで墓石を発注

石材店を選んでお墓を依頼します。

お墓のデザインの打ち合わせ時には、その霊園に建てることができるデザインかも確認してください。

依頼から冬季間を除き約2~3ヵ月程度でお墓が完成します。

 

【4】納骨

お墓が出来上がれば遺骨を納めます。

仏教の場合は、開眼供養や納骨式などの儀式をお寺に依頼しましょう。

 

お墓を建てる時の流れは、こちらでも詳しくご紹介しています。

お墓を建てる手順は?手順ごとに注意点も踏まえて解説!

 

 

まとめ

・お墓には自治体が運営する「公営墓地・霊園」、民間企業が運営する「民営墓地・霊園」、寺院が運営する「寺院墓地・霊園」の3種類があります。また、埋葬の形には一般墓、納骨堂、永代供養墓、樹木葬などがあります。

 

・お墓を選ぶ際には立地やアクセスのしやすさ、施設の設備や環境が整っているか、費用は予算内かといった部分をポイントに判断しましょう。優先順によっても選び方は異なります。

 

・お墓を建てる石材店を指定している霊園もあります。依頼したい石材店があるという方にはデメリットかもしれません。霊園ごとの規則なども確認したうえで判断しましょう。

 

・お墓を建てるまでの流れは、【1】家族と相談 【2】霊園を決める 【3】石材店を決める 【4】完成後納骨 となります。

 

 

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この記事を書いた人

大崎 美智

故人様とのお別れの時間を大切にいたします。

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