家族葬の知識
こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフの二唐です。
家族や親族を中心に親しい方のみで故人を見送る「家族葬」。
一般的な葬儀に比べ、比較的新しい葬儀スタイルのため、家族葬を行いたいと思っている方の中には「家族や親族に理解されなくて困っている」という方もいらっしゃいます。
家族葬を理解されない場合にどんな点がよく思われないことがあるのか、どういったことを伝えれば理解につながるのかなどについてご紹介します。
家族葬を親族に反対される理由は?なぜ理解されないの?
「家族葬」は、遺族や親族を中心に故人と親しかった方のみで故人を見送るお葬式です。
お葬式の中ではまだ比較的に新しい葬儀の形とされています。
そのため、家族葬を選択しようとした場合に、親族などに理解されない、反対されてしまうことがあります。
家族葬を反対されてしまう理由としては、下記のような理由が考えられます。
・大勢に見送られて盛大に送るのが良い葬儀だという価値観がある
・少人数・小規模の葬儀だと寂しくて故人かわいそうという価値観がある
・参列したい人が参列できない可能性があるからダメだと思っている
・知らないこと、新しいことに対する拒否感がある
このように家族葬が理解されない大きな理由としては、「大人数で盛大に見送るのが故人にとって良いお葬式だ」という価値観を持つ方が思われてしまうということです。
そのような方にとっては、家族や親族を中心に少人数で見送る家族葬は「貧相で寂しく、故人にとってかわいそうな葬儀」だと感じてしまうのです。
特に高齢の方など、新しいことや知らないことに対する無理解や拒否感があり、家族葬の形を受け入れられないと考える方もいらっしゃいます。
「故人にとって良い葬儀を行いたい」という思いはどなたも同じです。
お互い気持ちよく故人を見送ることができるよう、家族葬を行う場合は、事前に親族などへしっかり説明をして理解を得ておく必要があります。
家族葬が理解されない場合、親族にどう伝えるべきか
親族から理解を得られないまま家族葬を行うことはトラブルの元です。
葬儀が終わった後に親族や親戚から「私も葬儀に参列したかったのに」「こんなお葬式では故人が安らかに成仏できない」などと苦情を言われてしまう可能性もあります。
家族葬を反対している親族へ伝えるべき4つのポイントをご紹介します。
【1】故人の遺志を尊重した家族葬であること
近年は、故人自身が生前に「大々的な葬儀ではなく、親しい人のみに見送られる葬儀が良い」と家族葬を望んでいる場合も多いです。
特に故人の遺志として家族葬を望まれている場合は、「故人の遺志を尊重して家族葬にしたい」ということをしっかりと伝えたいですね。
【2】近親者のみで故人との最期の時間を大切に過ごせること
家族葬は親しい方のみの参列となるため、故人との最期の時間を大切にゆっくりと過ごす葬儀ができます。
「近親者のみで故人と最期のお別れがしたい」という思いをしっかりと伝え、理解を得られるといいですね。
【3】家族葬へ参列しなかった方のための配慮
葬儀後に改めて別の式を考えている方もいらっしゃると思います。
葬儀自体は家族葬でも、参列しなかった方のために後日お別れ会や偲ぶ会、法要への参列を案内し、故人とお別れをする時間をつくるつもりであることを伝えると、親族の方も安心できるでしょう。
【4】葬儀後にお悔やみ欄へ掲載すること
葬儀後に新聞のおくやみ欄に「葬儀終了」と掲載予定であることも伝えておきましょう。
家族葬だとしても、周囲の方にどのような内容で葬儀を行うつもりなのかを丁寧に説明することが大切です。
理解を得ていない家族葬で起こる可能性のあるトラブルについては、こちらでも詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。
家族葬のトラブルで多いのは親戚トラブル!具体例と対策を知ろう
周囲の理解を得るためには家族葬の良さを理解しておこう
周囲の理解を得るためには、家族葬の良さを理解しておくことが大切です。
家族葬への参列者は近親者が中心となるため、故人との最期の時間をゆっくりと大切に過ごすことができる葬儀です。
家族葬は基本的に「葬儀への参列をお願いした方のみが参列する形」になるので、遺族は弔問客の対応をする必要がなく、肉体的にも精神的にも負担が少なくなります。
通夜やお葬式への参列人数の予測を立てやすく、変動も少ないので返礼品や食事などの準備もしやすいというメリットもありますよ。
そして、一般葬よりは小規模で参列人数も限られるため、葬儀費用が安く抑えられる可能性もあります。
地域や葬儀会社によっても異なりますが、家族葬の葬儀費用の相場は概ね40~150万円程度です。
また、家族葬は葬儀内容の自由度が高いのも特徴のひとつ。
故人の好きだった音楽を流したり思い出の品を飾ったりと、故人や遺族の意向に沿った形や演出の幅がさらに広がります。
※家族葬については「家族葬とは?呼ぶ範囲、メリットや注意点、流れなどを詳しく解説!」でもご説明しております。ぜひご覧ください。
このように家族葬には「家族葬ならでは」の良さがたくさんあります。
親族の方にも家族葬の良さをお伝えできれば理解も得やすくなるでしょう。
ウィズハウスでは家族葬をはじめ、さまざまなスタイルの葬儀にご対応しております。
家族葬をご検討中の方はぜひウィズハウスへお気軽にご相談ください。
家族葬について葬儀の内容をしっかりと説明し、理解を得ましょう
親しい方達のみで見送る葬儀の形である家族葬。
「大勢で盛大に見送るのが良い葬儀だ」という価値観を持つ方も多く、参列者が限定される家族葬に対して反対される方や、よく思わない方がいらっしゃるのも事実です。
後々のトラブルを避けるためにも、家族や親族には家族葬を行う前に葬儀の内容をきちんと伝え、理解を得ることが大切です。
家族葬へ反対されている親族の方がいる場合は、下記の4つのポイントについてもしっかりと説明をしましょう。
・故人の遺志として家族葬を望まれていること
・家族葬は故人との時間を大切にする葬儀であること
・家族葬へ参列しなかった方のための配慮を考えていること
・葬儀後に新聞のお悔やみ欄へ掲載すること
家族葬は一般会葬者が参列しないので遺族の肉体的・精神的負担も少なく、返礼品や食事などの準備もしやすいなど、「家族葬ならでは」の良さがたくさんあります。
家族・親族へ家族葬の良さをお伝えできれば、理解も得やすくなるでしょう。
お互い気持ちよく故人を見送ることができるよう、周囲への配慮を忘れないようにしたいですね。