葬儀の知識

投稿日:2019年11月10日

更新日:2021年12月28日

葬式で泊まりになるケースとは?注意点も確認

こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフのニ唐です。

 

突然の訃報に駆けつけ、家族や親族が通夜後にそのまま葬儀場にお泊りになるというケースがあります。

 

今回は葬式後に葬儀場に泊まりとなるケースについてのお話。

お葬式で泊まりとなる際の注意点や確認事項もご紹介します。

葬式で悲しむ喪服の女性

 

葬式で泊まりになるのはどんな場合?葬儀場で宿泊の基礎知識

お葬式は大切な方との最後のお別れの時間。

故人との最後の時間を少しでも長く過ごすために、喪主や遺族や親族が通夜の後、そのまま葬儀場にお泊りになるということはよくあります。

 

亡くなってから葬儀・出棺まで線香やろうそくの火を絶やさないように見守る「寝ずの番(線香番)」という風習もあり、通夜後も線香やろうそくの火が消えてしまわないよう葬儀会場のご遺体のそばで夜通し見守るという目的で泊まる場合もあります。

 

「寝ずの番」の風習は時代と共に少しずつ廃れ、安全面の配慮からも実際に火を一晩中付けたままにすることは少なくなっています。

しかし現在でも北海道の葬儀場では、寝ずの番を行う親族のために泊まるスペースが用意されていることが多いです。

 

「寝ずの番」の風習についてはこちらでも詳しくご紹介しています。
葬儀でのろうそくの意味とは?

 

また、突然の訃報を聞き遠方から駆けつけてきた親族への宿泊場所の提供、という意味もあります。

葬儀場に泊まる親族や寝ずの番を行う人については特に決まりはありませんが、喪主や遺族、親しい親族など故人との関係が深い方が泊まるケースが多いです。

 

お葬式で泊まりの場合の確認点や注意点とは

ベッドメイキングをする女性スタッフ

お葬式で泊まりになる場合は、宿泊スペースについて以下の点を確認するようにしましょう。

・宿泊可能な人数
・宿泊可能な人(遺族のみ、家族のみ、親族〇〇人までなど)
・布団の有無、数
・お風呂やシャワー、洗面台の有無
・タオルなどの備品

 

参列者なら誰でも泊まれるというわけではなく、喪主や遺族、親族に限られる場合が多いです。

また、葬儀場の宿泊スペースはあくまで仮眠場所。

ホテルのように布団やシャワーなどの用意があるとは限りません。

布団がない場合は、持ち込みやレンタルの手配が必要です。

宿泊が希望の場合は、何人泊まりたいか遺族に一報入れる事をおすすめします。

 

家族葬のウィズハウスは邸宅型葬儀場で、リビング、和室、寝室、バスルームも完備し、まるでご自宅のような葬儀会場です。

遺族やご家族は通夜の後そのまま同じ施設内で故人様との最後の時間をゆっくり過ごし、ストレスなく宿泊することができます。

 

「寝ずの番」でろうそくを夜通し見守る場合は、できるだけ複数人で交代しながら見守ると良いでしょう。

地域によっては消防署などからの防災指導として、夜間のろうそくや線香の使用が制限される場合があります。

 

また、ご高齢の親族など体調への負担が心配な場合は無理をせず、近隣のホテルでゆっくりお休みすることおすすめします。

遠方の親族は土地勘がない場合も多いので、喪主がホテルの紹介や手配を手伝うようにしましょう。

 

通夜・葬式で泊まりの際の服装や持ち物を確認

通夜へかけつけた後そのまま葬儀場に泊まった場合は、翌日の告別式へもそのまま参列することとなります。

翌日の葬儀で困らないように、服装や持ち物も確認しておきましょう。

通夜の服装

通夜では遺族は正式喪服か略式喪服、親族は略式喪服(ブラックフォーマル)を身につけます。

通夜では「急いで駆けつけた」ことを意味する平服の参加もアリですが、それはあくまで一般会葬者のお話。

葬儀を執り行う側となる遺族や親族は喪服で参列することをおすすめします。

翌日の告別式は喪服着用が必須ですので、荷物を増やさないためにも通夜から喪服で参列しましょう。

家族葬の服装マナーについてはこちらでも詳しくご紹介しています。
家族葬の服装は一般葬儀と違う?基本の服装マナーを押さえよう

 

葬儀場で泊まる際の持ち物

葬儀場の宿泊スペースには洗面道具などの備品がないことが多いです。

事前に葬儀会社へ確認の上、宿泊に必要な道具を持参するようにしましょう。

通夜や翌日の告別式で必要となる数珠や香典、袱紗(ふくさ)なども忘れずに。

黒ストッキングや靴下の予備も持っていくと安心ですね。

【必要な荷物】

・仮眠の際の着替え
・タオル、歯ブラシなどの洗面用具
・喪服
・数珠、香典、袱紗
・替えの下着
・替えの黒ストッキングや靴下

 

まとめ

・葬式では喪主や親族が通夜の後に葬儀場にお泊りになる場合があります。葬儀場への宿泊は故人との最後の時間を少しでも長く過ごしたい、線香やろうそくの火を守る「寝ずの番」、遠方から駆けつけた親族の宿泊場所としてといった理由があります。

・泊まれることができる葬儀場とはいえ、ホテルではありません。事前に泊まれる人や人数、布団やシャワーといった設備の有無を確認しておきましょう。布団がない場合は持ち込みなどの手配が必要です。高齢の親族など体調に不安がある場合は無理をせず近隣のホテルへ宿泊しましょう。

・通夜後に葬儀場に泊まると、翌日の告別式へもそのまま参加となります。忘れ物などをして翌日に慌てないためにも、服装や持ちものはしっかりチェックしておきましょう。通夜は平服での参列もOKですが、翌日の告別式のことを考えると喪服着用での参列が無難です。

 

 

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この記事を書いた人

二唐 渚

故人様とご家族の最期の時間を大切にいたします。

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