家族葬の知識

投稿日:2019年4月17日

更新日:2024年3月28日

葬儀で六曜は重要!? 避けるべき日や避けるのが難しい場合は?

こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフの大崎です。

 

葬儀や結婚式などの日取りを考える時に出てくる「六曜(ろくよう)」。

「縁起の良い日と悪い日があるくらいは知っているけど……?」という方がほとんどなのではないでしょうか。

 

今回は葬儀における六曜の考え方のお話です。

「そもそも六曜って何?」「六曜の中で葬儀を避けた方が良い日はあるの?」そんな疑問を解消します!

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葬儀と六曜の関係性

六曜(ろくよう)とは日や時間帯の吉凶を占う暦の一種です。六輝(ろっき)とも言います。

中国で生まれた占いが起源とされ、日本には室町時代に伝わり、江戸時代に広く民衆に伝わったと言われています。

 

現代では主に冠婚葬祭の行事を行う日程などで気にされる方が多いです。

まずは、六曜のそれぞれの意味合いについて解説します。

 

先勝(せんしょう・さきがち)

午前は吉、午後は凶とされます。

急ぎ事や勝負事、願掛けを行うのにも良い日とされています。

 

友引(ともびき)

朝は吉、昼は凶、午後は大吉とされます。

もともとは「共引」と書き、勝負事で引き分けとなるという意味でした。

現在では「友引」と言う字が当てられ、「凶事に友を引く(連れていく)」とされ、葬儀では友引を避けることが多いです。

 

先負(せんぶ・さきまけ)

午前中は凶、午後は吉となります。

勝負事や急ぎ事は避けた方が良い日と言われています。

「先んずれば負け」と言われ、午後が吉日です。

 

仏滅(ぶつめつ)

一日中凶日とされ、祝事や祭事は避けた方が良い日です。

ただし、仏事を行うのは問題ないと言われています。

 

大安(たいあん、だいあん)

一日中が吉で、何をするにも吉日となります。

結婚や建前などの慶事の日取りに好んで選ばれることが多いです。

 

赤口(しゃっこう・せきぐち)

午前11時から13時までは吉、それ以外の時間は凶とされます。

慶事に関しては仏滅以上の大凶とされ、慶事を行うのを避けるべき日の一つとされています。

 

例えば最後の赤口は、赤から連想される「火」や「血」を扱うことも凶とされていますが、仏事を行うのは問題なく、時間帯も気にする必要はありません。

 

実は、六曜は仏教やその他の宗教とも関係なく、葬儀を行う際に絶対気にしなくてはいけないというわけではないのです。

しかし、昔から使われてきたゲン担ぎとして葬儀を行う日は「縁起の悪い日や仏事に向かない日は避けたい」と考える方も少なくありません。

六曜は気にせず行っても問題ないですが、一度家族や親族に相談してみた方が無難でしょう。

 

葬儀の日程で六曜を気にする場合、注意点とは

先にもお話した通り、六曜は葬儀の際に必ず気にしなくてはならないものではありません。

しかし、参列する方の中には六曜を気にされる方もいるでしょう。

 

その場合、葬儀で六曜の関係性を考慮して避けるべき日は「友引」です。

友引は本来「共引」という字があてられ、勝負事の決着がつかない「共に引き分けとなる日」という意味でした。

しかし、現在では「凶事に友を引く(連れていく)日」とされ、友引に葬儀を行うことは縁起が悪く避けるべきと考える方が多いです。

 

また、注意点としてもうひとつ。

火葬場では友引の日を定休日としているところも多く、実際に友引の日は葬儀を行えない場合がほとんどです。

一般的な葬儀は通夜・告別式の2日日程で行うことが多いですが、通夜が友引となることは問題ありません。

火葬場の利用が伴う告別式の日が友引となる場合は注意しましょう。

 

仏滅や赤口も凶日ですが、葬儀や法要などの仏事を行うことは問題ありません。

吉日である大安に弔事である葬儀をするのを嫌がる方もいるかもしれませんが、こちらも六曜上では特に問題ないとされています。

 

葬儀の日程を決める時に六曜以外で確認することは?

葬儀会場

葬儀の日程には六曜以外にも考慮しなくてはいけないポイントがあります。

 

・宗教者のスケジュール

菩提寺の僧侶に読経を依頼する場合、僧侶の予定も考慮する必要があります。

 

・葬儀会場や火葬場の空き状況

葬儀会場や火葬場を押さえられないと葬儀を行うことができません。

特に友引の翌日は、友引の葬儀を避けた方々で混雑する可能性があるので注意しましょう。

 

・遺族や親族の都合

遠方にいる親族の移動なども考慮した日取りを考える必要があります。

このほかにも葬儀の日程を決める時に考慮すべきポイントはたくさんあります。
お葬式はいつやるもの?日程の決め方についてで、さらに詳しくお話していますので、参考にしてみてください。

 

早めに葬儀を行いたいのか、親族がしっかり揃う日に行いたいのかなど、何を重視すべきか判断のうえで日程を検討しましょう。

尚、宗教者がいる場合は最終の決定は宗教が行います。

 

まとめ

・六曜とは吉凶を占う暦の一つです。実は仏教やそのほかの宗教とは関係のないものですが、日本で古くから使われているゲン担ぎとして冠婚葬祭の日程を決める際に気にされる方が多くいらっしゃいます。

・葬儀で六曜を気にする場合、避けるべき日は「友引」です。友引は「凶事に友を引く(連れて行く)」と言われています。友引を定休日としている火葬場も多く、実際には葬儀があげられないことも多いです。凶日と言われる仏滅や赤口、吉日である大安の葬儀は問題ありません。

・葬儀の日程を決める際には、六曜以外にも宗教者のスケジュールや火葬場、葬儀会場の空き具合、遺族や親族のスケジュールなども考慮しなくてはいけません。全てが希望通りというのは難しいと思いますが、何を重視すべきか判断しながら日程を決定しましょう。

 

 

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この記事を書いた人

大崎 美智

故人様とのお別れの時間を大切にいたします。

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