その他の豆知識

投稿日:2018年6月22日

更新日:2021年12月28日

仏壇の種類や大きさ。選ぶ時のポイントや注意点は?

こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフの二唐です。

 

新しく仏壇を購入する場合、どんな種類のどんな大きさの仏壇を選べばよいか迷う方がほとんどです。

仏壇を購入することは一生のうちでそう何度もあることではありません。

 

今回は仏壇の種類や大きさ、選ぶときのポイントについてご紹介します。

仏壇選びの参考にしてくださいね。

扉が開けられた木製の仏壇

 

仏壇の種類は大きく分けて3つ

仏壇の種類は大きく分けると、伝統的な仏壇の「唐木仏壇」「金仏壇」、時代に即した「モダン仏壇」の3つに分かれます。

 

唐木仏壇

木製の昔ながらの仏壇

黒檀(こくたん)や紫檀(したん)、鉄刀木(たがやさん)などの銘木を素材として作られた昔ながらの仏壇です。

自然な木目が美しく、重厚で落ち着いた雰囲気が漂います。

仏壇の正面の奥にある板(後板:うしろいた)に金箔が施されている場合もあります。

 

素材の質や量、工法、使われている金具や施されている彫刻などによって価格が大きく変わり、数万円のものから数百万円もするものもあります。

 

金仏壇

内側が金箔が施された黒の漆塗りの仏壇

杉や檜などの白木を素材として、全体に黒の漆塗りが施された仏壇です。

随所に彫刻や蒔絵が施され、仏壇の内側は金箔や金粉で豪華絢爛に仕上げられています。

 

価格は数万円から数千万円と幅が広く、素材の種類や品質、施されている漆や金箔、彫刻、蒔絵、使われている金具によって大きく変わります。

最近では需要がほとんどなくなりつつあります。

 

モダン仏壇

内側が白くスタイリッシュなモダン仏壇

最近のライフスタイルや住宅事情に即した、デザイン性が高くコンパクトなタイプの仏壇の総称です。

洋間やリビングに置いても違和感のない、扉を閉めてしまうと仏壇だとは分からないようなデザインのものも多くあります。

 

価格帯は数万円から数十万円の物が多いですが、使われている素材や金具、施されている装飾などによって幅があります。

伝統的な唐木仏壇や金仏壇よりは購入しやすい金額のものが多いです。

 

モダン仏壇についてはこちらの記事でも詳しくご説明しています。
モダン仏壇とはどんな仏壇?飾り方や選び方のポイントをご紹介!

 

他にも、形式にとらわれない、さらに小型の仏壇もあります。

・パーソナル仏壇
・ボックス型仏壇
・ミニ仏壇   など

▼パーソナル仏壇

パーソナル仏壇

住居事情で大きな仏壇は置けないけれど、小さくても故人を想い偲ぶためのスペースが欲しいという方におすすめです。

置く場所を選ばず、お部屋のインテリアにもなじみやすいものが多くあります。

余り小さなものは位牌や仏具などを置くスペースがない場合もあり、形式にあまりこだわりのない方におすすめです。

 

ウィズハウスと同グループの「供養ギャラリー リ・ノイ」では、伝統的な唐木仏壇からモダン仏壇、パーソナル仏壇まで様々なタイプの仏壇を取り扱っています。

 

設置方法によっても仏壇の形は様々

住宅のスペースの問題から、仏壇の形や設置方法も様々です。

床に直接置く台付き仏壇、仏間にある仏壇を置くスペース(地袋)がある場合の地袋型仏壇、家具の上などに設置する上置タイプの仏壇などがあります。

他にも壁掛けタイプ、キャスター付きの移動型、住宅の新築時に壁に埋め込むタイプなど。時代やライフスタイルに合わせた様々なタイプがあります。

 

一般的な仏壇の大きさは?仏壇独自の単位も

一般的な仏壇のサイズをご紹介します。

■台付き仏壇
仏壇と聞いてぱっと思いつくのが台付きタイプの仏壇です。
高さ120~140cm程度のサイズが一般的です。

■上置型仏壇
下の台がなく、家具の上などに直接設置することができるタイプです。
コンパクトさが特徴で、高さ50~60cm程度のサイズが一般的です。

■地袋仏壇
仏間に作られた仏壇用のスペースに設置するタイプの仏壇です。
高さ100~135cm程度の大きさが一般的です。

 

仏壇のサイズに独自に使われる単位

仏壇には【cm】以外にも、仏壇独自の大きさの単位があります。

昔から使われてきた単位で、現在でも使われているものもありますので覚えておくと便利かもしれませんね。

 

■代
古くから使われる仏壇のサイズの単位で、現在でも金仏壇で使われることがあります。

「代」とは代金のことで、仏壇に祀るご本尊をいただくときに本山に支払った代金が由来となっています。

代によってご本尊と脇侍の3体の大きさが決まり、それによって仏壇の大きさも決まります。

3体の並べ方によって必要なスペースが変わり、代は同じでも仏壇のサイズが異なるという場合もあるので注意が必要です。

 

■尺寸
日本家屋の寸法でも使われている日本古来の長さの単位です。1寸が約3cm、1尺が約33cmです。仏壇の外寸を表すのに用いられます。

仏間も三尺仏間、四尺仏間と尺で大きさを表されることがあります。

 

■号
仏壇のサイズを表すときに使われる「号」は、1号約3.3cmです。一般的には扉をしめた時の横幅の長さを表します。

一部分の長さに対して使われる単位のため、同じ号数でその他の部分のサイズが違う場合があります。

上置仏壇の場合は高さに対して号が使われます。

 

仏壇の種類や大きさは様々。選ぶポイントは?

仏壇のお供え物

仏壇の種類や大きさはいろんなタイプがあって迷ってしまいますね。

選ぶ際にはこんなポイントに注意しましょう。

 

設置場所、スペース

仏壇を設置する部屋やスペースによっておのずと仏壇の種類やサイズが決まってきます。

仏間やスペースがある家では台付き仏壇や地袋仏壇、洋風の間取りで設置場所が限られてくる家では上置仏壇がおすすめです。

仏壇のサイズは扉をしめた状態の表記のため、扉を開けるスペースの確保も必要です。

扉が前方に開く仏壇では、表記サイズの1.5倍程度の広さを確保しましょう。

扉が真横に開く三方開き型はさらに広いスペースが必要です。

 

仏壇は複雑な構造で内部の掃除がしづらく、ほこりやカビがたまりやすくもあります。

設置スペースにゆとりを持たせ、風通しを良くしておくのも仏壇を長持ちさせるポイントです。

 

ライフスタイルやほかのインテリアとの調和

現在は洋室に住む洋風のライフスタイルが中心です。

洋間やリビングに仏壇を設置する場合は、周りのインテリアと調和のとれるモダン仏壇もおすすめです。

デザインや材質、サイズも様々で、部屋の雰囲気を壊さない仏壇を選ぶことができます。

 

真宗大谷派では金仏壇を推奨

真宗大谷派と一部の浄土宗では金仏壇を推奨していることもあります。

しかし、ほとんどの宗派は仏壇の種類や大きさに決まりはありません。

好みや住宅に合った仏壇を選ぶと良いでしょう。

 

まとめ

・仏壇の種類は大きく分けて伝統的な「唐木仏壇」「金仏壇」と現代的な「モダン仏壇」の3種類。モダン仏壇では様々なデザインやサイズが展開され、ごく小型の仏壇もあります。

・仏壇の一般的なサイズは、台付き仏壇が120~140cm程度、上置仏壇が50~60cm程度、地袋仏壇が100~135cm程度です。もちろん、これ以外のサイズの仏壇もあります。

・仏壇のサイズには「代」「尺寸」「号」と言った独自の単位が使われることがあります。ただし同じ単位でも実際の仏壇の大きさが違う場合がありますので注意しましょう。

・仏壇を選ぶ時には仏壇を置く場所やスペースに気をつけて選びましょう。扉を開くためのスペースも忘れてはいけません。

 

家族葬を検討している方はウィズハウスへぜひご相談ください。

故人としっかり向き合い、親しい人と想いを分かち合う、おうちのようなお見送りをご提案いたします。

 

 

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この記事を書いた人

二唐 渚

故人様とご家族の最期の時間を大切にいたします。

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