マナーやご作法

投稿日:2017年11月27日

更新日:2021年12月28日

家族葬の香典を現金書留で送る方法と注意点。北海道編

こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフの二唐です。

家族葬ということで葬儀への参列はしなかったけれど「香典はお渡ししたい」ということもあると思います。

北海道、特に札幌近郊では家族葬に対して香典をお渡しすることは珍しいことではありません。

後日香典を送る場合は現金書留で送ることになります。
今回は現金書留での香典の送り方についてお話します。

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家族葬の際に香典を送ることについて

家族葬とは儀礼的な弔問などをできるだけ省いた、家族や親族、ごく親しい方のみでの葬儀の形です。
弔問客の対応などに追われることなく、身内のみでゆっくりと故人を見送りたいという遺族の気持ちの表れでもあります。

一般的にはそういった家族葬に対しては「香典返しの手間かけさせないためにも、香典をお渡しするのは控えましょう」とされていることが多いかもしれません。

しかし、ウィズハウスのある北海道や札幌近郊では、よっぽど限られた方だけ参列する場合(親戚も呼ばずに遺族のみ、一般参列者は一切断るなど)などを除いて、香典のお渡し・お受け取りはされることがほとんどです。

 

ご遺族の方も参列者へ手間をかけさせないという意味から「香典は辞退します」とお伝えしていたとしても、実際に香典をお持ちになった方からはお受け取りされていることがほとんどなのです。

 

特に北海道では、「香典返し=即返し」の風習があり、特に高額な香典以外は事前に用意していた香典返しをその場でお渡ししてお返しも完了しますので大きな手間にはなりません。

家族葬ということで葬儀へは参列しなかったとしても、大切な方の訃報に対して香典をお渡ししたいという気持ちはごもっともです。
家族葬へ対しても、ご遺族の方の気持ちを配慮した上で香典をお渡しすることは弔慰の表し方の一つであり、札幌近郊では特段珍しいことではありません。

 

 

後日香典を送る場合の現金書留での送り方、挨拶状の書き方

葬儀へ参列しなかった場合の香典は、後日自宅へ弔問に伺うのであればその際に持参するか、遠方であったり弔問の予定がなければ現金書留で香典をお送りします。

香典を現金書留で送る場合は、香典袋ごとお悔やみの手紙を添えて郵送します。

 

現金書留での香典の送り方

香典など現金を郵送する場合は必ず現金書留で送りましょう。
(普通郵便で現金を送付することは郵便法で禁止されており、先方に届かない可能性もあるため、郵送中に現金であるとわかった場合は差出人へ差し戻されるのが一般的です。)

現金書留専用封筒は郵便局の窓口で購入することができます。
サイズが2種類ありますので、不祝儀袋ごと入れることができる大きなサイズの封筒を購入してください。

香典の郵送手順

1.香典袋に香典を入れて、表書きと裏へ住所氏名・金額を記入する。
郵送の場合の香典袋は水引が印刷されているタイプのものが扱いやすいです。
表書きは宗教や宗派によって異なりますが、「御香典」「御霊前」などと記載します。
2.現金書留専用封筒へ送り先の住所氏名を記入する。
3.現金書留専用封筒へ香典袋とお悔やみの手紙を入れて封をし、印鑑で封緘する。
4.郵便窓口で郵便代と書留料金を支払い、郵送する。
現金書留では郵送時に封入した金額を伝えることで、事故などで郵送した現金が紛失した場合に実損額を賠償してもらえます。
申し出がない場合は、補償の上限金額は1万円となります。

 

お悔やみの手紙を同封しましょう

故人へのお悔やみの気持ちを込めた手紙も同封しましょう。
白い便箋を1枚使って記入しましょう。
封筒に入れずに便箋のまま同封して構いませんが、もし封筒に入れる場合は二重になっているものではなく一重のシンプルな白い封筒に入れるようにしましょう。

お悔やみの手紙を書くときの注意点

・「拝啓」「謹啓」といった語頭や時候の挨拶は書かない
・重ね言葉や不吉な言葉などの忌み言葉を避ける
・お悔やみと遺族を気遣う気持ちを書く
・略儀であることのお詫びを書く

ご遺族と直接の関わりが少ない場合などは、自分と故人の関係性なども書いておくと良いでしょう。
「返信やお返しは不要です」との配慮も記載しておくようにしましょう。

 

 

香典を送るタイミングや包む金額

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香典はできるだけ早くお渡しするのがマナーです。
しかし葬儀の前の遺族はとても忙しいため、葬儀後1週間程度を目安に到着するように送ると良いでしょう。

かといってあまり遅すぎるのも良くありません。
葬儀後に訃報を聞いた場合はできるだけ早く郵送するようにしましょう。

 

香典でお渡しする金額は故人との関係性によって変わります。
一般的には、親・兄弟姉妹は5~10万円、親戚関係は1万円~、友人や職場関係者は5千円~程度が多いでしょう。

あまりに安い金額では失礼ですが、逆に高額すぎる香典もかえって遺族へ負担をかけることにもなりますのでご注意ください。

 

 

まとめ

・「家族葬へ香典はお渡ししないようにしましょう」と言われがちですが、北海道、特に札幌近郊では遺族から直接はっきりと断られた場合を除き、実際にはお渡しする・お受け取りすることの方が多いです。

・葬儀で香典をお渡しできなかった場合は、後日弔問時に持参するか現金書留で郵送しましょう。

・現金書留で香典を郵送する場合は、香典袋ごとお悔やみの手紙と一緒に郵送しましょう。

・香典を郵送する場合は葬儀後1週間程度を目安に、あまり遅くなりすぎないように送りましょう。金額は親戚1万円~、親戚以外5千円~1万円程度が目安となります。

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この記事を書いた人

二唐 渚

故人様とご家族の最期の時間を大切にいたします。

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