家族葬の通知の仕方知ってますか?ポイントや例文もご紹介
投稿日:2017年5月18日
喪主・関係者の知識
こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフの木村です。
家族葬とは、家族や親せきなど近親者のみで執り行う葬儀のスタイル。
故人と家族の大切な最期の時間です。
では家族葬の場合、亡くなった際の「周囲の方々への通知」はどのように行えばいいのかご存じですか?
今回は家族葬の場合の通知の仕方やその際に気を付けたいポイントなどをご紹介します。
参列する家族・近親者への通知は直接電話で
家族葬の場合、基本的に参列するのは故人の家族と親せきなどの近親者が中心となります。
そのため、参列する方へのご連絡はお電話で問題ありません。
メールで送るのは相手側が読んでいるか分からないので、お勧めできません。
電話で連絡をするようにしましょう。
連絡をする際は、家族葬のため参列者が限られているということにを事前に伝え、理解を得ておきましょう。
ご葬儀は多方面から親戚が集まりますが、地域によっては家族葬自体の認識が薄い場合もあり、故人の兄弟など重要な方の理解が得られないこともあるので注意が必要です。
親戚であっても、きちんと伝えておくことで「どうして〇〇さんを呼ばないんだ!」といったトラブルを避け、スムーズに進めることができます。
参列者以外へはハガキやFAX、親しいご近所さんへは直接訪問を
前述以外のご近所や会社の同僚、仕事関係の方々へは、故人が亡くなられた事実をお伝えすると同時に、葬儀への参列をお断りするための通知を出す必要があります。
仕事関係へはFAXで通知することもあります。
ご近所の方への通知は、自治会や町内会を通して伝えてもらましょう。
町内会長さんへお願いすると回覧板などで周知してもらえます。
故人と親しい間柄だったご近所の方には直接訪問してお伝えしてもいいでしょう。
ハガキ・FAXでの通知の際に気を付けたいポイント
通知の際に気を付けたいのは下記をしっかり明記するということです。
家族葬のため参列をお断りするという、こちらの意向を明確に伝えることが大切です。
・家族葬(近親者のみ)のため参列はお断りするということ
・香典、弔電はお断りするということ
・通夜などは行わないということ
葬儀日程や会場の情報を入れてしまうと、参列や弔電が必要なのかと混乱してしまうので、入れない方がいいですね。
【通知文の一例】
父 〇〇〇〇儀 かねてより病気療養中のところ
去る●月●日に●●歳にて永眠いたしました
故人の遺志により
葬儀は家族、近親者のみの家族葬で
執り行うことと致します。
誠に勝手ながらご会葬やご香典、ご弔電、
お供花などはご辞退させていただきたくお願い申し上げます
生前のご厚誼に心より御礼申し上げます。
〇○市〇○町〇○ー〇○
〇○○○
事後報告の通知でも問題ありません
家族葬では、参列する予定以外の方々に通知を出すタイミングに決まりはありません。
最近では葬儀や納骨が終わった後に、故人が他界したことと葬儀を無事終えたことを報告するパターンも多くなっています。
参列が必要か迷うこともないのでわかりやすい形でもあります。
ご連絡が遅れたことに対してのお詫びの一文を入れると良いですね。
【事後報告型通知の一例】
父 〇〇〇〇儀 かねてより病気療養中のところ
去る●月●日に●●歳にて永眠いたしました
本来ならば早速お知らせすべきところ
ご通知が遅れましたことを深くお詫び申し上げます
葬儀につきましては 故人の遺志により
●月●日に家族、近親者のみにて相済ませました
尚、誠に勝手ながらご香典やお供花などは
ご辞退させていただきたくお願い申し上げます
生前のご厚誼に心より御礼申し上げます。
〇○市〇○町〇○ー〇○
〇○○○
家族葬は、故人とご家族の大切な最期の時間。
しかし、それと同時に故人様が生前にお世話になった方々へ礼儀を尽くすことも忘れてはいけません。
家族葬とはいえ通知は必ず行いましょう。
それはお付き合いのあった周りの方々への最後のあいさつの場でもあるのです。
事後通知の1つとして、新聞のお悔み欄への葬儀掲載終了もあります。
まとめ
・家族葬では家族や親せきなど参列する方へは電話連絡でもOK
・友人関係、ご近所付き合い、仕事関係などへは書面で通知
・家族葬のため参列や香典、弔電は辞退する旨を明記する
・葬儀や納骨後の事後報告通知も増えています