仏壇・仏具について

投稿日:2018年11月23日

更新日:2021年12月28日

仏壇の買い替えで必要な供養やポイントをご紹介

こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフの大崎です。

 

仏壇の買い替えは人生でそう何度もあることではありませんが、「引っ越しをしたら仏壇を置くスペースが狭くなってしまった」「長い年月が経って仏壇が傷んでしまった」などの理由から、買い替えを検討する方もいらっしゃいます。

 

今回は仏壇の買い替えに必要な基礎知識をご紹介。

仏壇を買い替える際に必要な「供養」や古い仏壇の処分方法もお伝えします。

仏壇に御参りをする女性

 

仏壇の買い替えを決めたら、まず考えるべきこと

仏教において仏壇は、ただの位牌や仏具置き場ではありません。

仏壇を家に置くときには、お坊さんにお経をいただき仏壇に魂を入れる「開眼供養」の儀式を行います。

これにより仏壇に仏様やご先祖様の魂が宿り、仏壇に向かって手を合わせることで仏様やご先祖様に手を合わせることになるのです。

 

また、仏壇を処分する際には逆に「魂抜き」の儀式「閉眼供養」を行います。

仏壇を買い替える際には、古い仏壇から魂を抜き、新しい仏壇へ魂を移し替える儀式が必要なのです。

仏壇買い替えの流れ

①今ある仏壇の閉眼供養を行う
②新しい仏壇に位牌や仏具を移す
③新しい仏壇の開眼供養を行う
④古い仏壇を処分する

仏壇の閉眼供養や開眼供養には、お坊さんにお布施をお渡しする必要がありますので用意しておきましょう。

 

仏教宗派の一つである浄土真宗では「魂」という概念がないため、「魂抜き」という言い方はしません。

しかし、入仏法要(にゅうぶつほうよう)・遷仏法要(せんぶつほうよう)という開眼・閉眼供養と同様の儀式が行われます。

どの宗派であっても、仏壇の移動や処分の際にはお坊さんにお経をいただき供養を行う必要があります。

 

また、新しい仏壇を購入する時には家のどこに仏壇を置くのか、スペースは十分か、位牌・仏具は新しい仏壇に入りきるかなども事前に確認しておきましょう。

 

仏壇の置き場所についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

仏壇のベストな置き場所は?方角や宗派の決まりなど

 

買い替えする際、古い仏壇の処分はどうしたらいい?

仏壇を処分する際に必要な「閉眼供養」を行った後、処分はお寺へお願いしてお焚き上げをしてもらうと思いがちですが、近年の環境問題もあり近年では寺院で引き取ってもらう事は難しくなっております。

寺院が預かったとしても民間に委託することも多いようです。

 

きちんと魂抜きの供養をされているのであれば、自治体の条例にそった処分方法で問題ありません。
ただし「ゴミ」として処分するのは、あまりいい気持ちはしませんよね。

新しい仏壇を購入した仏壇店で古い仏壇を有料で引き取り、お焚きあげ(供養と処分)を行ってくれますので仏壇購入時に確認してみると良いでしょう。

 

仏壇を買い替えるタイミングや、仏壇の種類は?

並べられた様々な新しい仏壇

仏壇の買い替えはこんなタイミングで検討される方が多いです

家の新築、引っ越し、リフォーム時期など

引っ越しやリフォームによって仏間がなくなったり、仏壇を置くスペースが小さくなったりしたために、スペースに合ったサイズの仏壇に買い替えたいという方が多いです。

仏間がないと洋室に仏壇を置くことになるため、部屋の雰囲気に合ったモダン仏壇を選ばれる方も増えています。

 

仏壇が傷んでしまった、汚れてしまった

長い年月使用していると、仏壇も傷んだり汚れたりしてしまいます。

多少の傷みや汚れは専門業者で修繕・清掃しながら使用できますが、ひどく傷んでしまった場合は専門業者による修繕または、これをきっかけに買い替えを検討しても良いでしょう。

 

実家の仏壇を引き継ぐ

実家のご両親が亡くなられたなどの理由で仏壇を引き継ぐ場合もあります。

実家の仏壇が大きく自宅に置けないということで、小さな仏壇に買い替える方もいらっしゃいます。

 

仏壇は大きく分けて昔ながらの「唐木仏壇」「金仏壇」、時代に即したコンパクトでデザイン性の高い「モダン仏壇」の3種類があります。

現在の仏壇の買い替えについては重厚な「唐木仏壇」「金仏壇」から、コンパクトな「モダン仏壇」に買い替えたいという需要がほとんどです。

 

仏壇の種類、大きさや選び方、モダン仏壇ついてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

仏壇の種類や大きさ。選ぶ時のポイントや注意点は?

モダン仏壇とはどんな仏壇?飾り方や選び方のポイントをご紹介!

 

ウィズハウスと同グループの仏壇・仏具店「供養ギャラリー リ・ノイ」でもモダン仏壇をご案内しています。ぜひご参考にしてみてくださいね。

 

まとめ

・仏壇には仏様やご先祖様の魂が宿っています。仏壇を買い替える際には古い仏壇の閉眼供養と新しい仏壇の開眼供養を行う必要があります。

・古い仏壇の処分は、閉眼供養で魂抜きをしてからお焚き上げを民間に依頼しましょう。魂抜きの供養をされているのであれば、自治体の条例にそった処分方法で問題ありません。新しい仏壇を購入した仏壇店での相談をオススメします。

・引っ越しやリフォームで仏壇を置くスペースが狭くなった、長い期間使っていて仏壇が傷んでしまった、実家の仏壇を引き継いだが大きくて置くところがない、といった理由で仏壇の買い替えを検討される方が多く、大きな仏壇からコンパクトなモダン仏壇へ買い替えるパターンが多くみられます。

 

 

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この記事を書いた人

大崎 美智

故人様とのお別れの時間を大切にいたします。

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