家族葬の知識
こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフの吉川です。
葬儀のスタイルは、時代の流れとともに変化します。
最近では大規模な一般葬ではなく、小規模な家族葬を行う方も増えてきています。
ではなぜ今、家族葬が好まれるのでしょうか?
時代の流れと家族葬の関係についてご紹介します。
家族葬とは主に近親者のみで行う葬儀
家族葬とは、「家族を中心とした小規模な葬儀」と明確な定義やルールはありませんでしたが、
近年では直系の親族や近しい親戚などの近親者のみで行う葬儀という解釈になりつつあるようです。
友人や知人などの一般の方の参列はお断りし、中には香典や弔電も辞退する場合もあります。
一方、故人と特に親しかった友人を呼ぶ場合もあり、どこまでを近親者とするかは故人や遺族の判断によります。
式の流れ自体は一般葬とほとんど変わりませんが、例えば故人の好きだった曲をかけるなど、小規模の葬儀のため故人や遺族の思いを反映しやすいのが特徴です。
近しい者のみで故人との最期の時間をゆっくり過ごせるのが家族葬なのです。
家族葬増加の理由は時代の流れと価値観の変化
現在、家族葬を選ばれる方が増えています。
それには大きく2つの理由があります。
故人が高齢のため参列者が少ない
平均寿命が延び、故人の年齢も年々高齢化しています。
そのため故人とのお付き合いのある方が少なく、いても同じように高齢で参列が難しい場合が多くなっています。
そのため小規模な葬儀が好まれるようになっています。
盛大な葬儀を好まないという価値観の変化
「自分の葬儀はあまり盛大にしないでほしい」という思いを持つ方が増えてきました。
マクロミル実施のWebアンケート(2015年)では「自身の葬儀は簡素でよい」86.3%、「自身の葬儀は家族だけが見守ってくれればよい」64.4%という結果が出ています。
大勢に見送られる盛大な式よりも、本当に親しかった者のみで簡素に見送ってほしいと考える人が増えているのです。
小規模な家族葬は、家族に囲まれて最期の時を過ごしたいという故人の遺志を汲んだ葬儀のスタイルでもあるのです。
一般の参列者をお断りする場合の家族葬では、家族が参列者への挨拶や対応などに気を回す必要がありません。
大切な人を亡くした悲しみの中で、そういった対応に追われるのはとても大変なことです。
家族葬では親しい身内だけでゆっくりと故人を見送ることができます。
基本的に身内のみの式のため、形式もある程度自由に行えます。
故人の好きだった曲を流したり、趣味の道具を飾るなど、故人や遺族の思いによりそった葬儀が可能なのです。
また、小規模な葬儀のため葬儀費用が安く済ませられるのもメリットです。
参加人数が限られるため、大きな祭壇や生花が必要な大ホールなどで行う必要がありません。
まとめ
・家族とは家族や親戚、ごく親しい友人のみで見送る葬儀のスタイル
・故人の人間関係や価値観の変化から、家族葬を好む人が増えている。
・家族葬は身内のみの式のため、遺族の心身や経済的負担が少ない。