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付加価値を教えられた葬儀屋さん

投稿日:2016年4月28日

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こんにちは、ウィズハウスの木村です。

先日、私にとってとりわけ大切なお客様のお見送りのお手伝いをさせて頂いた記事を書かせて貰いました。

その続きになりますが、ちょっと心を打たれたというより、葬儀社はどうあるべきかを教えて貰いましたのでで少し記載させて頂きます。

最近では、どの業種でも「付加価値」という言葉を聞きます。

ホテルでも高級志向の付加価値一杯の宿泊施設も良く広告で見るようになりました。

家電製品やスマートフォンなども良くわからない使えもしない機能まで付加価値として望んでもいないのにくっついてきます。

消費者が望んで付随した機能なのか、企業が望んで付随した機能なのか、もはやそのラインも分かりません。

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我々、葬儀社が実際にお客様と打合せをした時に必ずといっていいくらいに出る1つ。 お棺にまつわる話です。

よく言われます「どうせ火葬するのだから」「どうせ燃やすんでしょ?」

いや、ごもっとも、火葬します、燃やします。そんなこと言ったら、故人も同じです。

終わりがあるから雑に扱っていいという理屈でいけば、旅行にしても食事にしてもすべて同じです。

棺1つとっても安価なものから、中には私の年収程の棺まで様々あります。

当たり前ですが、高いものほど材質は良いものを使用していますし、デザインも素晴らしいです。

私は、それを付加価値だと勘違いしていたんですね。

最初に戻ります。私にとって大切なお客様との打合せ。当日は、私の他にもう1人とてもお世話になった社員が同席しました。

棺の話になりました。選ばれたのは通常のお棺です。

当社の社員が一言。

喪主様がデザインやデコレーションにとても詳しくお仕事をされていることを知ってましたので、「喪主様、ご自身でデコレーションしてみては?」

部下でありながら、心底この社員を尊敬しました。

翌日、すぐに上記にある写真の棺を届け、翌々日引取に伺った時には正直言葉にならない程の出来栄えの棺が完成しておりました。

喪主様が故人様の為に周りのお友達と作られたお棺、こんな素敵な供養があるでしょうか・・・。

棺にはみなさんが直接棺に寄せ書きをかけれるように加工されています。

当日、会場には予想通りたくさんの方々が会葬に来られました。

不思議ですね、皆さんが故人様の顔を見られた後、ペンを持ち棺に寄せ書きを書かれています。

色紙ではなく、棺に直接です。

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わかりますか?

これで、この棺は「どうせ火葬する、どうせ燃やす棺」から「火葬できない、燃やしたくない棺」に変わったんです。

お客様に本当の “付加価値” を教えられた瞬間です。

当社社長は良く言います。

我々はモノ売りではない。

「モノ売りからコト売りへ」 、そしてその付加価値は我々が想像する全く別の角度から見る必要性があることを心の底からお客様に教えて貰いました。

当社社長は良く言います。

「ダイヤモンドを磨くのはダイヤモンド、人を磨くのは人」

私はこの体験でまた1つ磨かせて貰いました。

いつかその日がきたら、こんな見送られ方をしたい、そう思いました。