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投稿日:2025年6月30日

更新日:2025年6月30日

札幌で葬儀費用を抑えるには?安い葬儀屋・葬儀社の選び方と相場ガイド

札幌で費用を抑えて安い葬儀ができる葬儀会場の内観

筆者は過去3年間に、遺族の立場で3度の葬儀を経験しています。

その際に実感したのは、限られた予算で後悔のないお葬式をするためには、正しい知識が必要だということです。

本記事は、「葬儀って高いって聞くけど、実際いくらかかるの?」「札幌で費用を抑えられる葬儀屋さんってあるのかな?」と、大切な人を見送る葬儀について不安をお持ちの方に、正しい知識を身に着けていただけるよう、札幌の葬儀で費用を抑えるための方法をわかりやすくご紹介します。

この記事の内容

  • ・札幌の葬儀費用の相場
  • ・費用を抑えるコツや注意点
  • ・安心して任せられる葬儀社の選び方

「安くても安心できる葬儀」を選ぶために、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事の目次

札幌で「安い葬儀」を探す人が増えている理由

札幌市中心部にある大通公園|近年は市内で費用を抑えた葬儀を希望する人が増えている

葬儀費用に不安を感じる人が多い

物価が上し続けている昨今、「突然のことで貯金が少ない」「生活費を優先しないといけない」など、経済的な事情から葬儀にかけられるお金が限られている方が増えています。

札幌市内でも「費用を抑えたい」という理由で直葬や家族葬を選ぶ方が増加傾向です。

家族葬や直葬のニーズが拡大中

「シンプルに見送りたい」「身内だけで静かに葬儀をしたい」といった考えから、家族葬や直葬(火葬式)を選ぶ人が増えています。家族葬や直葬(火葬式)には費用を抑えやすいというイメージがあるため、多くの人が興味を持っています。

札幌市内の物価や事情も影響

札幌は物価が比較的安いものの、葬儀費用は全国平均と同等かそれ以上になることもあります。冬季の雪対策など北海道特有の事情も加わり、事前の情報収集が重要です。

札幌の葬儀費用の相場はどのくらい?

札幌市内の家族葬ホールの祭壇と椅子席|葬儀費用の相場を解説するブログ用画像

日本の政府統計をまとめた総合窓口サイトe-statによれば、2025年5月の札幌市の葬儀平均費用(銘柄を「葬儀料」に設定)は、1,614,696円となっています。
出典:e-Stat「家計調査 家計収支編」より

また、コープの家族葬ウィズハウスが2023年に実施したアンケートによると、北海道の葬儀費用の相場価格は50~100万円でした。

【関連記事】葬儀費用の平均や葬儀社を決めるタイミング【北海道の葬儀に関するアンケートを実施】

このように、インターネット上には葬儀費用に関する多くの相場が表記されているため、どの数字を参考にすればよいのか判断できず、費用相場を把握するのは難しいといえるでしょう。

実際、葬儀には様々な形式があるため、どのような葬儀がどのくらいの価格で行えるのかを事前に確認しておくことが大切です。

一般的に葬儀は以下の形式に分類されます。

  • ・一般葬:昔ながらの葬儀形式で、友人、知人、ご近所の方、仕事関係者といった幅広い参列者をお迎えします。
  • ・家族葬:家族や親族など、故人と近しい間柄の方が参列する葬儀形式で、事前に案内を受けた方が参列します。
  • ・一日葬:通夜を省略して行う家族葬です。
  • ・直葬・火葬式:宗教儀礼やセレモニーを行わず火葬のみを行います。

続いて、それぞれの葬儀形式の費用相場を見ていきましょう。

一般葬の費用目安

札幌での一般葬の費用は、100万円〜150万円程度が相場です。以下のような費用が含まれることが一般的です。

  • ・会場使用料
  • ・祭壇・棺・遺影写真
  • ・司会・進行費用
  • ・料理や返礼品
  • ・霊柩車・搬送費用 など

家族葬・一日葬・直葬の相場

葬儀の種類費用相場特徴
家族葬約80万〜100万円親族中心で通夜・告別式を実施
一日葬約60万〜80万円通夜を行わず1日で完結
直葬(火葬式)約10万〜25万円式を行わず火葬のみ

葬儀プランに含まれるもの/含まれないもの

含まれるもの(例): 棺、骨壷、遺影、葬儀スタッフの手配、火葬場への搬送など。

含まれない可能性があるもの: 火葬料金、宗教者へのお礼、会食・返礼品、会場延長費用など。

あなたに合った葬儀形式は?簡単セルフ診断

YES・NOのイメージ画像|適した葬儀形式を診断するチャート用

「とにかく費用を抑えたいけど、直葬でいいのか分からない…」
「通夜や告別式はやっぱり必要かも?」

葬儀費用を抑える方法は、希望する内容や状況によって大きく変わります。
以下の簡単な質問に答えていくことで、あなたやご家族に合った葬儀形式の目安が見えてきます。

 質問に答えてみましょう

質問YESNO
Q1.とにかく最大限に費用を抑えたい⇒ 直葬(火葬式)を検討⇒Q2へ
Q2.友人・知人・仕事関係者など広く参列してほしい⇒ 一般葬を検討⇒Q3へ
Q3.通夜も告別式もきちんと行いたい⇒ 家族葬を検討⇒Q4へ
Q4.通夜は省略してもいいが、告別式はしたい⇒ 一日葬を検討⇒事前相談を検討

この診断はあくまで目安ですが、ご自身やご家族にとって後悔のないお葬式の第一歩として参考にしていただければと思います。

葬儀費用が高くなりやすいポイントと、費用を抑えるコツ

葬儀費用を抑えるコツを表現した画像|グラフとお金袋のイラストと供花の背景

葬儀費用は「基本プラン+オプション」で構成されており、選び方によって大きく金額が変わります。
ここでは、特に費用がかさみやすい項目と、それを抑えるための工夫をわかりやすくご紹介します。

1. 料理・返礼品

参列者が多いほど、料理や返礼品の費用がかさみます。

費用を抑えるポイント:

  • ・会食を簡略化する(又は一日葬・直葬にする):葬儀の際の食事を豪華にすればするほど費用は高額となります。参列者への配慮は必要ですが、豪華すぎる食事を用意する必要はありません。身内だけの少人数の葬儀であれば、会食は行わない場合もあります。
  • ・飲食物の持ち込みができる葬儀場を選ぶ:飲食物の持ち込みが可能な葬儀場を選ぶことで、飲食代を節約することができます。コープの家族葬ウィズハウスは飲食物の持ち込みが可能です。
  • ・返礼品は相場に合わせる:食事と同様、高価な返礼品を用意することで、葬儀費用も高くなります。札幌市の返礼品は1,000円程度が相場といわれています。

2. 会場使用料・施設費

葬儀会館の規模や設備によって使用料は大きく異なります。

費用を抑えるポイント:

  • ・広さやグレードを見直す
  • ・通夜を省略することで使用日数を短縮する(一日葬)
  • ・自宅葬や公営斎場を選ぶ(弊社では自宅葬に対応しています)

コープの家族葬ウィズハウスの自宅葬プランはこちら

3. 祭壇や装飾

豪華な祭壇や花装飾は、斎場によって数十万円かかることも。

費用を抑えるポイント:

  • ・コンパクトな祭壇に変更する
  • ・花の装飾を必要最低限にする
  • ・オプション花は控えめに

4. 宗教者へのお礼(お布施など)

お布施の金額は明示されていないことが多く、相場がわかりにくい項目です。

費用を抑えるポイント:

  • ・宗教儀礼を省略する(直葬)
  • ・寺院紹介サービスを利用する
  • ・事前に金額の目安を確認しておく

ただし、お付き合いのあるお寺(菩提寺)がある方は、直葬や寺院紹介サービスを利用することで、お墓に納骨できない等のトラブルにつながる可能性がありますので、事前確認が必要です

コープの家族葬ウィズハウスでは、菩提寺がないお客様に向けた、寺院紹介サービスをご用意しています。

僧侶手配が35,000円~|寺院紹介サービスはこちら

 

5. 火葬料金・搬送費

利用する火葬場や搬送距離によって、費用が増えることもあります。

費用を抑えるポイント:

  • ・住民票が札幌市にあることを確認し札幌市の火葬場を利用する
  • ・搬送距離が短い斎場を選ぶ

このように、費用が大きくなるポイントを把握しておくだけで、無理なく費用を抑える工夫ができます。

「安い葬儀」でも後悔しないためのポイント

豆電球のイラストを手に持った女性の画像|葬儀で後悔しないポイントを表現

「安い葬儀だと、手を抜かれるんじゃないか…」そんな不安を感じる方も少なくありません。

でも実際は、費用を抑えつつも、心を込めてしっかり対応してくれる葬儀社もたくさんあります。では、そのような葬儀社は、どうやって見つければよいのでしょうか。

大切なのは、“安さ”だけで選ばず、内容や対応も含めて判断すること
この章では、後悔しないために確認しておきたいポイントをわかりやすくご紹介します。

費用だけで選ばない!信頼性を確認するための3つの方法

価格だけに注目するのではなく、口コミや評判、見積の明細、スタッフの対応などを確認して判断しましょう。

具体的な確認方法の一例を以下にご紹介します。

  1. 1.インターネットで口コミを確認する
  2. 2.事前に見積書を取得する
  3. 3.斎場を見学して施設やスタッフの対応を確認する

ひとつずつ解説します。

1.インターネットで口コミを確認する

Googleマップや葬儀の口コミサイトを使って、実際に葬儀をした人の口コミを確認してみましょう。

確認の際は、具体的な内容が書かれている信憑性の高い口コミかどうかをチェックし、悪い口コミへの対応も確認しておくとよいでしょう。

例:コープの家族葬ウィズハウス 発寒の口コミ

Googleマップで開く

2.事前に見積書を取得する

葬儀を依頼しなくても事前に見積依頼ができる葬儀社もあります。

見積書の作成を依頼する際は、おおよその参列人数や宿泊予定人数を伝え、葬儀プランを選びます。

見積書をもらったら、以下の点を確認しましょう。

  • ・記載されている費用の他に追加される料金はないか
  • ・葬儀に必要な品目はすべて含まれているか
  • ・頼んでいないオプションは追加されていないか

葬儀社によってプランに含まれている項目が異なるため、見積書に記載されていない品目まで把握することで、複数の葬儀社を比較しやすくなります。

見積書をしっかりチェックすることで、「A社の見積もりには料理代が含まれているが、B社の見積もりには含まれていない」といった事態を防ぎ、正しく判断することができます。

3.斎場を見学して施設やスタッフの対応を確認す

一般的に葬儀は2日間にわたって行われるため、斎場に滞在する時間が長くなりがちです。

そのため、いくら価格が安くても、施設の使い勝手や居心地が悪すぎると、葬儀中や葬儀後に後悔することになりかねません。

また、大切な家族を亡くして悲しみに暮れている時に、態度の悪いスタッフに葬儀を担当されることは、絶対に避けたいのではないでしょうか。

事前相談や斎場見学で実際に施設を見ることや、スタッフと接することは、葬儀社の信頼性を判断するための大切なポイントといえます。

札幌で費用を抑えられる葬儀社の特徴とは?

札幌で費用を抑えられる葬儀社のイメージ画像|家族葬ホールの内観

札幌で費用を抑えて葬儀をするためには、葬儀社選びも大切なポイントです。

「必要なサービスが含まれていなかった」「思っていたより費用が高くついた」と後悔することなく葬儀を行うために、本章では葬儀社選びで抑えるべき特徴をご紹介します。

葬儀社選びでおさえるべき特徴

  • ・料金体系が明確で「総額」がわかりやすい葬儀社
  • ・様々な形式に対応している葬儀社
  • ・事前相談やアフターフォローが丁寧な葬儀社

ひとつずつ説明します。

料金体系が明確で「総額」がわかりやすい葬儀社

事前に見積を依頼しても、品目が明記されていない「葬儀一式」などと表記された見積書を発行する葬儀社の場合、何にお金がかかり、何を削ればいいのか判断することができません。

項目ごとに料金が明示されている葬儀社を選ぶことで、不要なものは削るなどの判断がしやすく、無駄な出費を抑えることができます。

様々な形式に対応している葬儀社

前述したように、葬儀には様々な形式があります。

一般葬だけでなく、家族葬、一日葬、直葬や火葬式といった、価格の安い葬儀にも対応している葬儀社を選ぶことで、費用を抑えて葬儀を執り行うことが可能です。

事前相談やアフターフォローが丁寧な葬儀社

事前相談にしっかり対応してくれる葬儀社を選ぶことで、不要な費用を抑えながら納得できる葬儀を行うことができます。

「費用を抑えたい」「不必要なオプションはつけたくない」という相談に真摯に応え、見積書を作成してくれる葬儀社であれば、実際に葬儀を行う際も安心してまかせることができるでしょう。

また、アフターフォロー専門のスタッフが対応している葬儀社であれば、葬儀後の手続きを忘れる心配がなく、申請が必要となる補助金をもらい忘れることもありません。

よくある質問(FAQ)

札幌の葬儀で費用を抑えたい方のQ&Aコーナー用画像|木製ブロックの文字で表現

札幌市の安い葬儀についてよくある質問をまとめました。

Q.1 札幌で一番安い葬儀はどのような形式ですか?

火葬のみを行う「直葬(火葬式)」であれば、10万円台から対応している場合もあり、最も費用を抑えられます。

コープの家族葬ウィズハウスでは、78,000円(税込85,800円)のお預かり葬プランをご用意しています。

お預かり葬プランについて詳しくは下記よりごらんください。
【お預かり葬プラン 税込85,800円はこちら】

Q.2 安い葬儀でも、故人に失礼になりませんか?

形式や費用よりも故人を思う気持ちが大切です。ご家族のご事情や置かれている状況によりますが、小規模でも心を込めた式をすることが大切です。

Q.3 葬儀屋・葬儀社・葬儀会社、どこが一番安いの?違いはありますか?

実質的な違いはなく、呼び方の違いだけです。情報を広く探すためには、複数の呼び方で検索するのもおすすめです。

まとめ|札幌で葬儀費用を抑えるなら、信頼できる葬儀社選びが大切

札幌で「費用を抑えた葬儀をしたい」と考えている方に向けて、葬儀費用の相場や形式ごとの違い、費用を抑えるための具体的な工夫についてご紹介してきました。

葬儀費用は、選ぶ形式(一般葬・家族葬・一日葬・直葬)や内容、さらにはオプションの有無によって大きく変わります。

そのため、どのような葬儀を希望するのか、ご自身やご家族の状況に合った形式を選ぶことがとても大切です。

また、「費用が安い=質が悪い」というわけではありません。料金が明確で、誠実に対応してくれる葬儀社を選ぶことで、心のこもったお見送りができます。

口コミや見積もりの明細、事前相談などを通じて、信頼できる葬儀社を見極めましょう。

不安なことが多いお葬式だからこそ、後悔のない選択をしてほしい——その一歩として、このブログがお役に立てれば幸いです。

また、当社でも無料相談や資料請求を承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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