葬儀の知識
「旭川市で葬儀を行う場合、費用はいくらかかる?」
「旭川市独自の葬儀に関するルールやマナーはある?」
「旭川では家族葬や自宅葬を執り行える?」
このような悩みをお持ちではありませんか。
葬儀のルール・マナー・一連の流れは、地域によって異なります。そこで、本記事では北海道全域で27の葬儀場を経営しているウィズハウスが、旭川の葬儀について徹底解説。
本記事を読めば、旭川市で葬儀を執り行う際・葬儀に参列する際の基本的なマナーや費用相場について理解できます。解説する内容は以下のとおりです。
- ・旭川市にある独自の葬儀マナー
- ・旭川市で執り行える葬儀の形式と費用相場
- ・旭川市で利用できる葬儀関連の行政サービス
- ・旭川市における葬儀の流れ
旭川市で葬儀を執り行う・参列する予定があるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
旭川市の葬儀とは?独自の風習や各葬儀社について解説
葬儀に関するルール・マナーは、各土地の地域性に基づいて独自に変化しています。北海道旭川市も例外ではなく、他の都府県にはない慣習が多く存在します。
独自の慣習は以下のとおりです。
- ・訃報は新聞のお悔やみ欄を用いる
- ・香典返しは当日返しで対応
- ・香典には領収書が発行される
- ・お通夜のあとに記念写真を撮る
- ・通夜振る舞いは親族のみ参加する
- ・火葬場へはバスでまとまって移動する
- ・冬場はブーツで参列してもよい
他の都府県では地域の著名人や有名人が逝去した際に用いる訃報広告ですが、北海道では一般人の逝去に際しても掲載されます。掲載料は無料で、遠方に住む親族・友人・知人にも訃報を知らせるために始まったとされています。
また、香典は基本的に当日返しです。1,000円〜3,000円前後の品物を用意し、参列者から香典をいただいた際に領収書と一緒にお返しします。
お通夜のあとに集合写真を撮るのは、葬儀の場でしか親族一同が集まれないという、土地が広い北海道だからこその慣習です。そのため、旭川市の葬儀社のなかには「集合写真はプラン費用とは別料金です」としているところもあります。
火葬場へのバス移動や冬場のブーツによる参列は、積雪地域ならではの慣わしです。降雪時でも火葬場まで親族がまとまって移動できるようにとバスを用いるようになりました。
そのほか、北海道独自の慣習については、以下のページで詳しく解説しています。知りたい方はのぞいてみてください。
北海道の葬儀は流れ(日程)が異なるって本当?【独自のマナーや慣習を解説】
旭川市で執り行える葬儀形態の種類
旭川市で執り行える葬儀形態は以下のとおりです。
- ・家族葬
- ・一般葬
- ・1日葬
- ・火葬式(直葬)
基本的にはどの葬儀形態でも執り行えます。
なお、コープの家族葬ウィズハウスでは、自宅で葬儀を執り行う「自宅葬」にも対応しています。会場費がかからない分、金銭的な負担を軽減でき、住み慣れた自宅でゆっくりとお別れできる形式です。気になる方はコチラからプランの詳細をご覧ください。
家族葬
家族葬とは、家族・親族・親しい友人等のみでこぢんまりと執り行う葬儀形態です。参列する人数が少ないため、故人とゆっくりお別れでができます。流れは一般的な葬儀(一般葬)と変わらないため、手厚く葬送してあげられます。
旭川市の家族葬については、以下の記事で詳しく解説しているため、家族葬を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
旭川市で家族葬をする際の費用相場や葬儀費用を安く抑えるコツを解説
一般葬
一般葬とは、家族や親族だけでなく、故人の友人や仕事関係者など、幅広い方々が参列する葬儀形態です。家族葬が普及する以前、ほとんどのお葬式は一般葬でした。
1日葬
1日葬とは、通夜をせずに1日だけで葬儀・告別式を執り行う葬儀形態です。必要な日数が少ないため、遺族や参列者の負担が軽減できます。
一方、宗教儀礼に厳しい親族がいる場合、通夜を省くという点で揉める可能性もあります。1日葬を執り行う際は「なぜその形式にする必要があるのか」を説明し、納得してもらうのが大切です。
また、1日葬を認めていない宗教者もいるため、菩提寺がある方は事前に確認しておく必要があります。
なお、以下のページでは、旭川市における1日葬についてより詳細に解説しています。
火葬式(直葬)
火葬式(直葬)とは、宗教儀礼を一切執り行わず、ご遺体を荼毘に伏すのみで完了とする葬儀の形態です。短時間で済み、最も費用が抑えられるメリットがある反面、宗教儀礼に厳しい親族がいる場合はトラブルに発展する可能性もあります。
また、火葬式を執り行ったあとで「もう少し丁寧に送ってあげればよかった」と後悔する方も多くいます。1日葬と同じく、火葬式を認めていない宗教者もいるため、十分に検討して決めるようにしましょう。
旭川市における火葬式の費用や、市からもらえる補助金などについては、以下のページで詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひご覧ください。
旭川市における火葬式(直葬)の費用は?相場や葬祭費を抑えるコツを解説
旭川市における葬儀の費用相場
葬儀を執り行うにあたって、最も気になるのが費用ではないでしょうか。葬儀にかかる費用は地域によって差があります。そこで、本章では北海道旭川市で葬儀を執り行う場合、いくら必要なのかを解説します。内容は以下のとおりです。
- ・葬儀形態ごとの費用相場
- ・旭川市お布施の相場
- ・旭川市の火葬場の料金
それぞれ見ていきましょう。
葬儀形態ごとの費用相場
旭川市における葬儀形態ごとの費用相場は以下のとおりです。
旭川市における葬儀形態ごとの費用相場 (飲食費・お布施を除く) | ||
葬儀形態 | 旭川市の平均 | 北海道の平均 |
家族葬 | 約126万円 | 40万円〜60万円 |
1日葬 | 約70万円 | 20万円〜40万円 |
火葬式(直葬) | 約26万円 | 10万円〜20万円 |
※旭川市の平均葬儀費用は2023年6月時点の自社調べ
※北海道の平均葬儀費用は2023年度
「北海道(札幌市)の家族葬・葬儀費用の相場金額と内訳」を参照
旭川市の葬儀費用相場は、北海道の平均よりもやや高めとなっています。
なお、コープの家族葬ウィズハウスの料金プランは以下のとおりです。
コープの家族葬ウィズハウスの料金プラン | |
家族葬 | 60.5万円〜 |
1日葬 | 48.4万円〜 |
火葬式(直葬) | 20.9万円〜 |
内容によっては、旭川市の平均相場よりも安く執り行える可能性があります。他にもさまざまなプランを用意しておりますので、気になる方は
『ウィズハウスの葬儀プラン・費用』をご覧ください。
旭川市のお布施の相場
お布施は、故人を供養してくれた宗教者に対してのお礼として用意する金銭です。そのため、葬儀のプラン費用には含まれていません。相場は30万円前後で、内訳は以下のとおりです。
お布施の内訳 | |
読経料 | 15万円〜30万円 |
御車代 | 5千円〜1万円 |
御膳料 | 5千円〜2万円 |
戒名料 | 5万円〜(宗派によって異なる) |
戒名料が発生しない宗派もある一方、戒名だけで100万円以上するケースも見られます。
旭川市のお布施については以下のページでも詳しく解説しているため、葬儀や法要を控えている方は参考にしてみてください。
旭川市の火葬場の料金
旭川市の火葬場は、旭川聖苑の一箇所のみです。概要や火葬費用は以下をご参照ください。
旭川聖苑の概要 | |
住所 | 旭川市東旭川町倉沼62番地の33 |
受付時間 | 9:30〜15:00 |
休業日 | 1月1日・2日、友引日 |
火葬料金(旭川市民) | 12歳以上:12,000円 12歳以下:8,000円 上記以外のご遺体:400円〜4,000円 |
待合室の使用料 | 5,100円 |
旭川市の近隣にも火葬場はありますが、市民以外が使用すると料金が割高になってしまいます。
旭川市の葬儀関連の行政サービス
旭川市では、葬儀関連の行政サービスや、生活保護者などが受け取れる助成金を用意しています。葬儀費用の補填として十分活用できるため、事前に把握しておいて損はありません。本章で紹介する内容は以下のとおりです。
- ・葬儀関連の補助金・助成金
- ・生活保護や生活困窮者に向けた葬祭扶助制度
それぞれ見ていきましょう。
葬儀関連の補助金・助成金
旭川市では、葬儀の費用を負担してくれる行政サービスがあります。内容は以下のとおりです。
旭川市で利用できる葬儀関連の行政サービス | |
国民健康保険・後期高齢者保険の被保険者 | 30,000円 |
健康保険(社会保険)の被保険者 | 50,000円 |
国家公務員共済組合の組合員 | 各組合が設定している金額 |
国民健康保険・後期高齢者保険の被保険者は、旭川市役所の窓口にて申請します。社会保険被保険者は、保険証に記載されている管轄の協会けんぽへ、国家公務員共済組合員は各組合へ申請しましょう。
参考:旭川市「国民健康保険の出産育児一時金・葬祭費」
生活保護や生活困窮者に向けた葬祭扶助制度
「葬祭扶助制度」とは、生活保護や生活困窮者のための制度です。葬送の費用まで準備できない状況の方に向けて、行政が費用を負担してくれます。制度を利用できる方の条件は、以下のとおりです。
- ・故人が生活保護者または生活困窮者
- ・喪主が生活保護者または生活困窮者
負担してくれる金額は市町村によって異なりますが、基本は「必要最低限の葬送のみを補助」という形をとっています。そのため、葬祭扶助制度を利用した際の葬儀形態は、原則火葬式のみです。
旭川市における葬儀の流れ
北海道旭川市における葬儀の流れは、本州とそれほど変わりありません。流れは以下のとおりです。(一般的な家族葬の流れを紹介しています)
- 1.逝去・遺体の搬送・安置
- 2.訃報連絡・葬儀の打ち合わせ
- 3.湯灌・納棺
- 4.お通夜・集合写真・会食(お斎)
- 5.葬儀・告別式
- 6.火葬場へバスで移動・火葬・骨上げ
- 7.還骨法要・繰り上げ法要
- 8.帰宅・仮設祭壇の設置
流れは大きく変わりませんが、「4.」「6.」に関しては本州と若干違う部分です。
北海道における葬儀の流れは、以下のページで詳しく解説しています。旭川市以外の特徴的な地域も紹介しているため、道外から葬儀に参列する方はぜひご覧ください。
北海道の葬儀は流れ(日程)が異なるって本当?【独自のマナーや慣習を解説】
旭川市で葬儀を執り行うならウィズハウスへおまかせ
旭川市には、北海道独自の葬儀ルール・マナーが存在します。道内の方であれば違和感なく参列できますが、道外から来る方は事前に把握しておくと安心です。葬儀費用は北海道の平均よりもやや高めの相場感です。家族葬の場合は120万円前後で執り行う方がよく見られます。
コープの家族葬ウィズハウスでも家族葬をはじめとするさまざまなプランを用意しています。内容によっては旭川市の相場以下でも執り行えるため、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
ウィズハウス無料相談窓口 | 0120−542−872 |
ウィズハウス末広 | 0166−76−4811 |
ウィズハウス東光 | 0166−73−6621 |
ウィズハウス神楽 | 0166−76−6525 |