喪主・関係者の知識

投稿日:2020年11月27日

更新日:2024年3月28日

家族葬で喪主の挨拶は必要?タイミングや内容、マナーについて

こんにちは。家族葬のウィズハウス スタッフの大崎です。

 

喪主は葬儀で挨拶をする場面がたくさんありますが、家族葬の場合でも必要なのでしょうか。

今回は家族葬での、喪主の挨拶について解説。

お葬式を家族葬で執り行う場合の喪主挨拶のタイミングや内容、マナーについて紹介します。

葬儀に参列する人

 

 

家族葬の場合でも喪主の挨拶は必要?

「家族葬でも喪主の挨拶は必要かどうか」

まず、結論として基本的には「必要」です。

 

家族葬とは、故人の遺族や親族、特に親しかった友人など、故人に近しい方のみで見送る葬儀の形。

故人と縁が深い人たちが参列してくれるのですから、その方たちへの感謝の気持ちを表すためにも、喪主の挨拶は必要です。

また、供養をしてくれる僧侶に対して、挨拶をする場面もあるでしょう。

 

喪主とは、遺族の代表として葬儀の進行を取り仕切る役割です。

葬儀の中での挨拶や、参列者や僧侶への挨拶なども喪主が代表して行っていきます。

 

※喪主の決め方や役割などの基本知識については「家族葬の喪主は一般葬と違う?喪主の基本知識を知っておこう!」で詳しくご紹介しています。

 

完全に遺族のみの進行で、親族や友人は参列しないというケースでは、喪主の挨拶を省略する場合もあります。

 

 

家族葬で喪主の挨拶はどのタイミングで行う?

葬儀の流れが一般葬と同じなら、家族葬で喪主の挨拶が必要となるタイミングも一般葬と同様です。

葬儀の中で喪主の挨拶が必要な場面では、司会者または葬儀担当者が声をかけて促してくれます。

大きくはこの3つのタイミングです。

 

通夜式の終わり

通夜の読経が終わり、通夜式の内容が終了したときに喪主の挨拶があります。

滞りなく通夜が終了したこと、通夜に参列してくれたお礼と翌日の告別式の案内を添えて結びます。

 

告別式の終わり

告別式の読経が終わった後にも、喪主の挨拶のタイミングがあります。

参列者への弔問のお礼、故人が生前にお世話になったお礼、故人の生前の人となりなど、遺族を代表してお伝えします。

 

出棺時

棺を霊柩車へ乗せたあと、改めて参列のお礼を伝えます。

故人の人となりや、可能な範囲で故人の逝去時の状況、今後の変わらぬお付き合いのお願いなども伝えて結びます。

 

また、親族や友人といった参列者や僧侶が到着したときにも、喪主や遺族が「本日はお忙しいところ、御足労いただきありがとうございます」といった挨拶を行い、控室や会場に案内しましょう。

 

 

家族葬での喪主の挨拶内容、マナーや注意点とは

葬儀でスピーチする

家族葬での喪主挨拶に盛り込む基本的な内容は、下記の5点です。

・故人と喪主との関係

・葬儀への参列、弔問に対するお礼

・故人との生前のお付き合いへのお礼

・故人の生前の人となりなど

・今後のお付き合いのお願い

 

喪主挨拶の具体例をご紹介します。

 

【通夜式後の喪主挨拶】

本日はお忙しい中、亡き〇〇の通夜へ駆けつけていただきありがとうございます。

〇〇の長男(続柄を伝える)である△△と申します。

皆様に参列いただき、故人も喜んでいることと思います。

 

明日は午前10時より、こちらの会場で告別式を執り行いますので、よろしければそちらへもぜひ参列ください。

本日はありがとうございました。

 

【告別式・出棺時の喪主挨拶】

本日はお忙しい中、亡き〇〇の葬儀へ参列いただきありがとうございます。

〇〇の長男(続柄を伝える)である△△と申します。

親しくさせていただいていた皆様にご参列いただき、〇〇も喜んでいることと思います。

 

〇〇は3年前に病気が見つかって以来闘病を続けていましたが、昨年より入院し、□月□日□時に入院先の病院にて息を引き取りました。

この半年は体調も落ち着いていて、家族や親族とゆっくり過ごす時間とできたことを故人も喜んでおりました。

生前、大変にお世話になったことについて、故人に代わり厚くお礼申し上げます。

 

今後とも、家族で支え合いながら頑張っていく所存です。

皆様からも変わらぬご厚誼をいただけると幸いです。

簡単ではございますがご挨拶とさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。

 

喪主挨拶で気をつけるべきマナーや言葉遣い

親族や身内が中心の家族葬とはいえ、喪主挨拶では参列者に対してお礼の気持ちをしっかり表しましょう。

ただし、お伝えしたいことがたくさんあるかもしれませんが、あまり長くなりすぎないようにまとめることも大切です。

3分程度を目安にすると良いでしょう。

 

メモを見ながら挨拶しても問題ありません。

事前に用意しておくと、かえって落ち着いて話ができると思います。

 

また、葬儀で使ってはいけない「忌み言葉」や「重ね言葉」にも気をつけてくださいね。

忌み言葉の具体例や言い換えについては「葬式でのNGワードにご注意!使ってはいけない「忌み言葉」とは?」でも詳しくご紹介しています。

 

 

まとめ

●葬儀での喪主挨拶とは、参列者へ弔問に対するお礼の気持ちを伝えるもの。

家族葬であっても、親族や友人が参加してくれる場合は省略せずに行いましょう。

 

●家族葬での喪主挨拶が必要となるタイミングは大きく3つ。通夜式の終わり、告別式の終わり、出棺時です。

参列者や僧侶が到着したときも簡単に挨拶をして控室や会場に案内します。

葬儀の中での喪主挨拶のタイミングについては、司会の方が声をかけてくれますので安心してください。

 

●喪主挨拶では故人と喪主の関係、参列者へのお礼、故人の人となり、今後のお付き合いのお願いなどをお伝えします。

長くなりすぎないようにまとめましょう。事前にメモを準備しておくと、落ち着いて話せると思います。

 

 

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この記事を書いた人

大崎 美智

故人様とのお別れの時間を大切にいたします。

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