葬儀の知識

投稿日:2020年4月3日

更新日:2021年12月24日

葬式のお返しの基礎知識。香典返しのタイミングや内容を知ろう

こんにちは。家族葬のウィズハウス スタッフの大崎です。

 

葬式で香典をもらったお返しとしてお渡しする「香典返し」。

実は全国的なマナーと北海道のマナーは異なります。

北海道のマナーを中心に、香典返しのタイミングや内容、渡す際の注意点など、香典返しの基本知識をご紹介します。

家族葬の場合のお返しについてもお伝えします。

お清めの塩と会葬御礼

 

 

葬式のお返しは、北海道は「即返し」、全国的には「後日返し」が主流

葬式でもらった香典に対してのお返しである「香典返し」。

香典返しをお渡しするタイミングは、葬儀当日にすぐに渡す「即返し」と、葬儀後四十九日法要後にお渡しする「後日返し」の2種類があります。

 

北海道の葬儀では即返しが主流です。

 

葬儀当日、受付ですぐにお渡しする「即返し」

北海道の葬儀では、受付で香典をいただいた方にその場ですぐお返しをする「即返し」で香典返しを行います。

香典の金額や故人との関係性に関わらず、全ての方に対して事前に用意していた同じ品物と会葬礼状はがきをお渡しします。

 

香典返しの品物は海苔やお茶、コーヒーなどが多く、予算は1,000円程度とそう高額ではありません。

当日その場で返礼品と会葬礼状をお渡しし、北海道では基本的にはこれで香典返しが完了となります。

 

即返しで香典返しが完了する慣習は、北海道民の「合理的」「お互い様」という考え方からきていると言われています。

葬儀は出費が多く何かと大変なのでお返しは最低限で良い、同じ品物を当日配って終了だと手間がかからず良いということです。

 

葬式後に改めてお返しをする「後日返し」

葬式のお返しを送るタイミングとして全国的に主流なのは、四十九日法要後です。

これを「後日返し」または「後返し」といい、忌明けの挨拶状と一緒に送ります。

 

返礼品の内容はいただいた香典金額によって変え、香典金額の1/3~半額程度の品物が目安となります。

タオルセットや洗剤、お茶やコーヒーの詰め合わせなどが一般的です。

 

北海道の葬儀でも高額な香典をいただいた場合は、当日お渡しした即返しに加え、後日返しをお贈りするケースもあります。

その場合は四十九日の忌明けに送るという決まりは特になく、葬儀後落ち着いた頃に早めにお送りします。

 

 

葬式のお返しのマナーや注意点。家族葬の場合に気をつけたいことも

香典を差し出す男性

香典返しにまつわるマナーや注意点をご紹介します。

 

水引や表書きについて

香典返しの品物には掛け紙をかけ、白黒結び切りの水引をつけます。

表書きについては「志」ですと、宗教宗派に関わらずに使うことができます。

水引の下部には喪家の名前を入れます。

 

弔事では「熨斗(のし)」飾りがない掛け紙を使いましょう。

掛け紙のことを「のし紙」という方がいますが、のし紙は熨斗飾りがついた慶事用の掛け紙ですので混同しないように注意してください。

 

礼状や挨拶状を同封する

葬儀当日にお渡しする即返しには会葬礼状はがきを同封します。

葬儀後に後日返しを送る場合もお礼状を同封するのですが、お送りするタイミング(四十九日法要の前なのか後なのかなど)や宗教・宗派等によっても文面が変わります。

わからない場合はお気軽にご相談くださいね。

 

「家族葬」でも香典返しは準備が必要

「家族葬のため香典は辞退するつもりだから、香典返しも不要?」と考える方もいるかも知れませんが、そんなことはありません。

実際には親族が参列する際には、ほぼ必ず香典をいただきます。

せっかく用意してくれた香典を受け取らないというのはとても失礼なことです。

故人への弔慰へ感謝をして受け取り、香典返しをお渡ししましょう。

 

家族葬では葬儀への参加人数は事前に把握できるので、香典返しを準備する数も予測が立てやすいです。

ただし、葬儀後に故人の友人や知人から香典をいただいたり自宅弔問を受けたりする可能性も考え、香典返しは少し多めに用意しておくと良いでしょう。

 

 

まとめ

・葬式のお返しのタイミングは「即返し」と「後日返し」の2種類。北海道では葬儀当日に香典返しお渡しする「即返し」が主流です。高額な香典をいただいた場合は即返しに加えて後日返しをお送りすることもあります。

 

・香典返しの品物には掛け紙をかけ、白黒結び切りの水引、表書きは「志」が一般的です。即返しでは会葬礼状はがき、後日返しではタイミングに合わせた文面のお礼状を同封します。

 

・家族葬の場合も香典返しの準備は必要です。葬儀後に香典をいただく場合もあるので少し多めに用意しておくと良いでしょう。

 

 

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この記事を書いた人

大崎 美智

故人様とのお別れの時間を大切にいたします。

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