札幌市の火葬場

投稿日:2024年10月7日

更新日:2024年10月7日

費用を安く抑えるコツを解説

札幌市で家族葬を検討する際、気になるのはその費用です。一般的に、家族葬は規模が小さいため、従来の葬儀よりも費用が抑えられる傾向がありますが、それでも詳細な相場を知ることは重要です。

本記事では、札幌市の家族葬の平均的な費用や内訳について詳しく解説し、さらに費用を抑えるための具体的な方法を紹介します。無理なく大切な方を見送るために、知っておきたい情報をまとめました。

札幌市の家族葬の費用は全国的にも安い

札幌市の家族葬は、全国的に見ても費用が安いとされています。2022年に行われた「第5回お葬式に関する全国調査」では、全国平均が110.7万円なのに対し、北海道は92.7万円が相場となる結果が示されました。

理由は、家族葬向けの斎場が増えているためです。特に札幌市内には100か所以上の斎場が点在しており、他の地域よりも家族葬斎場が増加しています。そのため、価格競争になっていることが、相場が安くなっている原因として考えられます。

また、それぞれが家族葬向けのプランを提供しているのもひとつの理由です。葬儀規模や故人・遺族の意思に応じた選択が可能となり、費用を抑えた葬儀を行いやすくなっています。

札幌市で家族葬を行う場合の費用の内訳

札幌市内で家族葬を行う場合の費用の内訳は、おおむね以下のとおりです。

・総本山
・大本山
・本山
・末寺

葬儀内容によって前後しますが、葬儀の際の参考にはなるでしょう。それぞれ詳しく解説します。

葬儀に必要な費用

家族葬における葬儀の基本的な費用は、以下のものが代表的です。

・祭壇設営
・棺やドライアイス
・遺体の搬送
・式場使用料 など

札幌市では、これらの基本的な葬儀費用はプランとしてパッケージングされており、約50万円程度が一般的です。費用の内訳は、祭壇の規模や使用する装飾品、葬儀社のサービス内容によって変動します。

また、式場の立地や規模によっても価格が異なります。複数の業者から見積りを取ることが、最適な費用を見つけるためのポイントです。

火葬に必要な費用

札幌市民の場合、火葬に必要な費用は無料です。通常、里塚斎場と山口斎場では、遺体の種類によって火葬料が変動します。しかし、札幌市民の場合は火葬料が無料になるため、家族葬の相場が全体的に安くなるのです。

それぞれの概要を解説します。

里塚斎場

里塚斎場は、昭和59(1984)年に完成した火葬場です。平成21(2009)年にリニューアルされ、設備がきれいになっただけではなく、近代的になりました。

札幌市民が利用する場合、火葬に必要な費用は無料です。控室や霊安室の利用にはお金がかかりますが、火葬料がかからない点は費用面で大きく、全国的に相場が安いとされる根拠となっています。

所在地北海道札幌市清田区里塚506番地
電話番号011-883-1561
受付時間9:30~15:00
休業日1月1日、友引日

山口斎場

山口斎場は、札幌市内にあるもうひとつの火葬場です。平成18(2006)年から稼働を開始しており、バリアフリー化や自然エネルギー活用ができる火葬場としてオープンしました。

里塚斎場と同じく、札幌市民であれば火葬料はかかりません。身体の一部などは費用がかかりますが、故人の火葬にお金がかからないのは大きなポイントでしょう。ただし、山口斎場も控室などの利用にはお金がかかる点に注意してください。

所在地北海道札幌市手稲区手稲山口308番地
電話番号011-691-3636
受付時間9:30~15:00
休業日1月1日、友引日

札幌市民以外が負担する費用

里塚斎場と山口斎場は、いずれも札幌市民であれば火葬が無料となります。しかし、札幌市民以外が利用する場合、以下の金額が発生します。

遺体の種類単位料金(市外在住者)
大人(12歳以上)1体49,000円
子ども(12歳未満)1体40,000円
死産児1体23,000円
埋葬体1体12,000円

札幌市外の人が利用する場合は、霊安室などの利用料は別にかかる点に注意してください。市外の人で、どうしても里塚斎場や山口斎場でなければならない理由がない限りは、自治体が管理している火葬場での火葬をおすすめします。

宗教関連の費用

家族葬において宗教関連の費用も重要な項目です。仏式であれば、僧侶による読経や戒名料が必要です。札幌市では20~30万円が相場とされていますが、宗派によって異なる点に注意してください。一般的な内訳は、以下のとおりです。

・読経料
・戒名料
・お車代
・御膳料

このうち、もっとも注意すべきは戒名料です。戒名料の相場は5~10万円とされていますが、戒名を付ける寺院のランクや戒名の位が高い場合は100万円以上になることもあります。

料理・返礼品の費用

家族葬でも料理や返礼品の費用は、費用全体を左右する大きな項目です。提供する通夜料理や精進料理は、1人あたり2,000円が相場ですが、参列者の人数によって総額は変わります。また、返礼品や香典返しも同様で、総額にすると10~20万円になるケースもあります。

香典返しは、一般的には受け取った香典の1/3~半額程度の品物を渡すのが一般的です。参列してもらう人数を見極めつつ、料理や返礼品の量や内容を調整することで、費用を抑えられるでしょう。

家族葬のプラン

ひと口に家族葬と言っても、いくつかの種類があります。代表的なものは以下のとおりです。

・二日葬
・一日葬
・火葬式
・直葬

それぞれの費用の違いなどを見てみましょう。

二日葬

二日葬とは、通夜と葬儀を二日間に分けて行う一般的な形式の葬儀です。通夜や告別式を行う一般的な葬儀の形で、参列者を限定するため一般葬よりもお金がかからないのが特徴です。費用は約30万円~が相場となっています。

一日葬

一日葬とは、通夜を省略して葬儀のみを行う形式です。二日葬よりもシンプルな葬儀で、時間や費用を抑えられます。相場は25万円~です。家族や親しい人だけで、シンプルにお別れをしたい方に適したプランです。

火葬式

火葬式とは、通夜や告別式を行わない葬儀のスタイルです。火葬の前にごく短時間の故人とのお別れの時間を設ける形式で、宗教行事などは省略されます。

親族やごく近しい人のみでの葬儀となるため、費用をかなり抑えることが可能です。札幌市での費用相場は約15万円~で、葬儀をシンプルにしながらも一定の儀礼を残したい方に適しています。

直葬

直葬とは、通夜・告別式を一切行わず、火葬場へ直行し火葬のみを行う形式です。お別れの時間も設けられないため、宗教的な儀式や集まりを必要としない場合に選ばれることが多い形式でもあります。

札幌市での費用相場は約10万円~で、もっとも費用を抑えられるプランです。時間や費用の負担を最小限にしたい方に適しています。

札幌市の家族葬の費用を抑える方法5選

札幌市の家族葬は、全国的にも安いとされています。しかし、それはあくまで一般論であり、必ず安い金額で済むわけではありません。少しでも家族葬の費用を抑えるには、以下の方法を試してみてください。

・複数社から見積りを取る
・葬儀の規模や形式を再検討する
・葬儀プランの見直しを行う
・自治体の葬祭費補助を活用する
・相続税控除を活用する

それぞれの詳細を見てみましょう。

複数社から見積りを取る

札幌市で家族葬を行う際、費用を抑えるためには複数社から見積りを取ることが重要です。葬儀社によって提供されるプランやサービス内容が異なるため、相場を把握し、最適な業者を選べます。

特に、口コミや評判を参考にすることで、安いだけでなく信頼できる葬儀社を見つけやすくなります。葬儀にこだわりを持っている人は、慎重を期すためにも複数社からの見積りを取ってください。

また、複数の見積りを比較することで、不要なサービスが一目瞭然になります。葬儀業者の中には悪質な業者もおり、法外な料金を請求してくる場合もあります。ぼったくりの被害に合わないためにも、複数社から見積りを取るとより安心感を得られるでしょう。

葬儀の規模や形式を再検討する

葬儀の規模や形式を再検討することで、費用を安く抑えられます。例えば、大規模な二日葬ではなく、一日葬や火葬式・直葬などの小規模な形式を選択するなどです。こうすることにより、本当に必要なスタイルでの葬儀が執り行えるだけではなく、無駄なコストを削減できます。

ただし、費用ばかり気にしていると、満足いく葬儀ができなくなる場合もあります。また、故人の意思を尊重したいケースなどは、規模の再検討が難しい場合もあるでしょう。そのような場合は参列者を限定するなどの方法で、費用を抑えられるかもしれません。

いずれにしても、費用を抑えるには故人や遺族の意思を尊重しつつ、必要最低限のサービスに絞ると安くなります。金額だけではなく規模や形式、参列者を限定するなどの工夫をしてみてください。

葬儀プランの見直しを行う

葬儀費用を抑えるためには、葬儀プランの見直しを行うことがおすすめです。不要なオプションや高額なサービスを削減することで、費用を大幅に削減できます。

例えば、装飾の豪華さや料理のグレードなど、細部を調整することで無駄な出費を避けることが可能です。また、同じようなプランでも業者によって内容が異なる場合もあるため、業者をまたいだ比較検討も必要です。

複数のプランを比較し、家族や故人の希望に合った内容にすることで、最適な葬儀を実現できます。

自治体の葬祭費補助を活用する

札幌市では、国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入している方が亡くなった場合、葬祭費補助を受けられます。申請により、一定額の補助金が支給されるため、葬儀費用の負担を軽減できるでしょう。

補助金額は3~7万円で、自治体への申請で受け取れます。家族葬や直葬など、規模の小さい葬儀を選ぶ際に特に有効です。また、生活保護受給者の場合、葬祭扶助制度を申請することで直葬を自己負担なしで執り行うこともできます。忘れずに申請を行い、自治体のサポートを活用しましょう。

相続税控除を活用する

相続税控除を活用することで、葬儀費用の一部を相続財産から控除できます。葬儀にかかる費用の一部は相続税の計算時に控除対象となり、遺族の経済的負担を軽減できます。ただし、香典返しや墓石代など、一部控除対象外のものもあるため注意が必要です。

遺体の種類単位
・火葬・埋葬・納骨にかかる費用
・遺体・遺骨の回送にかかる費用
・葬式の前後でかかった通常葬式に
必要な費用

・宗教者などに支払った読経料などの
費用

・死体・遺骨の捜索・運搬にかかった
費用
・香典返しの費用
・墓地・墓石の購入・貸出しの費用
・初七日・法事などの費用

相続税控除を適切に活用し、負担を軽減するために専門家に相談するのがおすすめです。

まとめ

札幌市で家族葬を行う際、費用は全国的に見ても安く、複数の選択肢があります。火葬や葬儀の規模、宗教儀式など、各費用の内訳を理解し、最適なプランを選ぶことが大切です。

家族葬の費用を安く抑えるためには、複数社から見積りを取り、自治体の葬祭費補助や相続税控除を活用するなどしましょう。本記事で紹介した方法を参考に、経済的負担を軽減しつつ、故人との最期の別れが後悔のないようにしてください。大切な人を送り出す準備は、早めにしておくことをおすすめします。

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