その他の豆知識
「終活に興味はあるけれど、何から手をつけていいのか分からない」
「まずは専門家の話を聞いてから始めてみたいけれど、旭川市でセミナーなどは開催されているのだろうか?」
このような悩みはありませんか。
終活の知名度が上がるとともに、「いずれ手をつけなければ」と思う方も増えています。しかし、新しくできた概念ゆえ「何をしていいのか分からない」という方が大半です。
「分からない」と悩んでいるうちに大きなケガや病気をしてしまった…となるケースも少なくありません。
そこで、本記事では終活に関する以下の内容について解説します。
- ・終活の目的や必要性
- ・終活を始めるタイミング
- ・終活の具体的な内容
- ・旭川市で開催されている終活セミナーや勉強会の調べ方
旭川市で終活を始めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
終活とは|目的や必要性を解説
終活とは、人生の最期に向けて事前準備する活動です。少子高齢化や核家族化による在宅看取りの減少に伴い、近年注目を集めています。
具体的には「お墓のこと・遺産のこと・身辺整理」などを決める行為が挙げられます。また、逝去後の供養方法について希望を残しておくのも終活のひとつです。
「家族の負担を軽くしたい」「人生の最期を自分らしく飾りたい」「逝去に際する不安を解消したい」と考える方がほとんどです。
終活を始めるタイミング
終活を始めるタイミングに特定の決まりはありません。とはいえ、早ければはやいほどよいとされています。可能であれば、自分の体が動き、自己判断できるうちに取り組みましょう。
多くの人は「いつかは取り組もうと思っている」「その時がきたら終活をはじめよう」と思っています。しかし、身体的・認知的な機能低下は、いつ起こるかわかりません。今日は元気でも、明日何があるかは分からないのが現実です。
終活は短期間で完了するものではありません。長い時間をかけて、老後資金・葬儀のこと・葬儀後のこと・財産についてなどを取り決めます。そのため、認知機能がしっかりし、体が元気なうちから始めておくのがよいのです。
終活をするメリット4つ
終活には、以下4つのメリットが存在します。
- ・「死」への不安が解消される
- ・老後の時間を有効活用できる
- ・相続に関するトラブルを防げる
- ・遺族の負担を軽減できる
それぞれ見ていきましょう。
「死」への不安が解消される
終活を始めることで、漠然と持っていた「死」に対する恐怖が解消される方がいます。終活を通して死と向き合うことで「いつくるか分からない恐怖」から「事前に備えておける将来的な事象」へと変化するためです。
なかには、終活セミナーで悩みを共有できる仲間が見つかり、活力になったという声も聞きます。
老後の時間を有効活用できる
終活を通して、やりたいこと・やってみたかったけれど諦めていたことなどを発見・再認識する方が多くみられます。これにより、逝去までの時間を有効活用できるようになるのも、終活の大きなメリットです。
相続に関するトラブルを防げる
生前に遺産相続などについて決めておくことで、逝去後に発生しうる親族間トラブルを事前に防げます。終活する方のなかには、遺産に関しての取り決めをしておきたいと考えて活動を開始したという方も少なくありません。
遺族の負担を軽減できる
生前に葬儀の形式や埋葬方法、葬儀を依頼する葬儀社などを決めておくことで、残された家族の負担を軽減できます。事前に準備しておかなかった場合、遺族が全てを決めなければなりません。逝去から葬儀までの時間は限られているため、大きな負担となってしまいます。
終活の具体的な内容
「終活」と一口に言っても内容は多岐に渡ります。具体的な内容は、以下の通りです。
- ・身辺整理
- ・老後資金の算出
- ・医療・介護の意思表示
- ・財産一覧表・相続についての取り決め
- ・葬儀形態の決定
- ・埋葬方法の決定
- ・老後にやりたいことの書き出し
- ・エンディングノートの作成
それぞれ見ていきましょう。
身辺整理
不用品などを生前に処分しておくのが身辺整理です。身辺整理は、捨てるもの・残しておく物・捨てるか迷っているものに分けて、少しずつ行うのがコツです。大切な物は、逝去後どのように処分してほしいかをエンディングノートに書いておくのがよいでしょう。生前に身辺整理をしておけば、遺族が遺品整理する際の負担を軽減できます。
おひとり様の場合も身辺整理はしておいて損はありません。「大切なものなので、〇〇は棺に入れてほしい」などの要望を残しておくのもよいでしょう。
また、忘れてはいけないのがデジタル終活です。SNSアカウントやデジタルデータを生前に整理しておく行為で、逝去後のアカウント乗っ取り防止などに繋がります。
老後資金の算出
老後に必要な費用を算出するのも終活のひとつです。ストレスなく生活できる水準で平均寿命まで生きた場合、いくら必要となるのかなどの予算立てをします。同時に、相続税対策なども検討しておくとよいでしょう。
老後資金を数字で確認することで「いくら足りないのか」「いくら葬儀に当てられるのか」などが可視化できます。老後の資金計画が立てられますし、金銭的な不安の解消にも繋がります。
医療・介護の意思表示
意思決定ができなくなったときに備えた意思表示も大切です。例えば「どこの施設に入りたい」「延命治療はしなくてよい」などです。認知症などによって判断力が低下したり、病気やケガで意識がなくなったりした際は、事前に決めた意思表示が優先されます。
後悔のない最期を迎えるためにも、終活では必ず決めておきましょう。おひとり様の場合は、代わりに決定してくれる親族がいない分、特に重要です。
財産一覧表・相続についての取り決め
財産一覧表の作成や相続についての取り決めは、親族間トラブルを防止するのに役立ちます。財産一覧表とは、土地の登記簿・預貯金口座全て・株式・保険・保有する不動産などが一覧でわかる表です。
それぞれの連絡先なども記載しておくと、自分で連絡・管理ができなくなったときに遺族の負担を軽くできます。
相続についての取り決めは、遺言書として残しておくのがよいでしょう。何度も書き直せるため、その時々の状況や意思によって内容を変えても問題はありません。遺言書を作る際は、法的効力を持たせるため、行政書士など専門家のアドバイスを受けるのをおすすめします。
葬儀形態の決定
葬儀形態の決定とは、生前に以下の内容を決めておくことです。
- ・葬儀の形態
- ・訃報を知らせる範囲
- ・参列してほしい人のリスト
- ・葬儀を依頼する葬儀社…など
これらを決めておくことで、遺族が葬儀の準備をする際の負担を軽減できます。また、自分の理想に沿った葬儀が執り行えるのもメリットです。終活の一環として、遺影写真を生前に撮影しておく人も多くいます。
埋葬方法の決定
先祖代々のお墓に入るのか、共同墓・納骨堂・樹木葬などにするのか、新たにお墓を建てるのか…などを決める行為を指します。
近年は、生前に以下のような要望を残す方も少なくありません。
「先祖代々のお墓に入るのではなく、自分の望んだ埋葬方法にしてほしい」
「お墓の維持管理を家族にしてもらうのは忍びないので、お墓を閉じて共同墓に変更したい」
埋葬方法は多様化しているため、事前に調べて自分にぴったりの方法を決めておくのもよいでしょう。
老後にやりたいことの書き出し
老後の時間をどう過ごすのかを書き出しておくのも、大切な終活のひとつです。やってみたかったことや、行ってみたかった場所などを書き出してみるとよいでしょう。老後の生きがいを発見できる可能性もあります。
エンディングノートの作成
エンディングノートとは、一般的に、家族や友人に逝去後についての詳細を書き残しておくものとされています。具体的な記入内容は以下の通りです。
- ・自分の基本情報
- ・家族構成や連絡先
- ・財産の情報(不動産や有価証券など)
- ・保険の情報
- ・お金の情報(年金・ローンなど)
- ・医療・介護について
- ・葬儀・埋葬について
- ・家族へのメッセージ
上記はあくまで一例であり、特定のフォーマットはありません。なかには、簡単な日記のように使っている方もいます。自分の好きなように書いていいのがエンディングノートです。
旭川市で終活をするには?
旭川市でも、終活に関するセミナーや講演は開催されています。北海道新聞や旭川新聞で案内広告が出ているため、気になる方はチェックしてみるとよいでしょう。また、不定期ではありますが、旭川市内の各社会福祉協議会でも開催しているようです。
旭川市主催の終活もありますが、あまり頻繁ではありません。終活セミナーなどに参加したい方は、民間企業が開催しているものを探した方が早い可能性があります。また、近年は終活をサポートする自治体も増えてきていますが、旭川市では今のところ予定はないようです。
旭川市にあるウィズハウス末広・神楽・東光では、毎月内覧会を実施しています。内覧会では、式場を直接見学できるだけでなく、葬儀プランや葬儀費用に関する相談も受け付けています。
終活の一環として葬儀場を見てみたい方、葬儀の形式や、自分に合う葬儀プランについて相談したい方は、ぜひご来場ください。
旭川市内にあるコープの家族葬ウィズハウスは、以下のページから確認いただけます。
終活は元気なうちに始めるのがおすすめ!葬儀の相談はウィズハウスへ!
終活は、人生の最期を自分らしく飾るため、または遺される家族の負担を軽減するために行う活動です。具体的には、以下のような内容を行います。
- ・身辺整理
- ・老後資金の算出
- ・医療・介護の意思表示
- ・財産一覧表の作成
- ・相続についての取り決め
- ・葬儀形態の決定
- ・埋葬方法の決定…など
老後にしたいこと、行ってみたい場所などを書き記すのも終活の一種です。
終活で決定したことは、エンディングノートに書き記すのがよいでしょう。保管場所を家族に伝えておけば、いざというときに本人の意志や財産状況を確認できます。
コープの家族葬では、無料資料請求をしてくださった方にエンディングノートをプレゼントしています。全46ページ構成となっており、各項目で書き方を丁寧に解説しているため、初心者でも簡単に利用可能です。
葬儀に関するさまざまな情報が掲載された冊子も同封していますので、気になる方は以下のページから資料請求をしてみてください。