葬儀の知識
「旭川市で葬儀をする場合、お布施はいくら包めばいい?」
「お布施を用意するときや渡すときに、旭川市特有のマナーや決まりごとはある?」
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
葬送に関するマナーは地域や宗派が違うだけで、作法が異なるケースが少なくありません。お布施に関しても同様で、地域・宗派によって相場が異なります。
そこで、今回は北海道旭川市で葬儀・年忌法要を執り行う際のお布施の相場について解説します。
本記事で解説する内容は以下のとおりです。
- ・北海道のお布施の相場
- ・旭川市のお布施の相場
- ・お布施の内訳
- ・北海道旭川市のお布施のマナー
最後には、菩提寺がない方・無宗教の方でもお寺さんに供養をしてもらう方法を解説しています。
旭川市で葬儀・年忌法要を執り行う予定で、お布施について悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
お布施とは?意味や一般的な相場を紹介
旭川市のお布施の相場を解説するまえに、お布施の意味や北海道全域の金額相場について解説します。本章で解説する内容は、以下のとおりです。
- ・お布施とは
- ・お布施の内訳
- ・北海道の葬儀におけるお布施の相場
詳しくみていきましょう。
お布施とは
お布施とは、故人を供養していただいた僧侶に対してお渡しする金銭です。葬儀に限らず、僧侶をお呼びして読経していただいた際には必ず必要になります。葬儀社へ支払う葬儀費用とは別に用意し、僧侶へお渡しします。
お布施の内訳
ご葬儀や法事・法要の際にお布施として包む金額には、さまざまな費用が含まれています。お布施の内容は以下の通りです。
お布施の内訳 | |
読経料 | 読経に対するお礼 |
御車代 | 僧侶の移動費用 遺族が送り迎えする場合は必要ない |
御膳料 | 僧侶のお食事代 僧侶が葬儀・法要・法事後のお斎(食事の席)に参加する |
戒名料 | 葬儀において、戒名を授けていただいたことへお礼 |
戒名料は逝去したときのみ必要(生前に戒名を授かっている場合は不要)ですが、他の読経料・御車代・御膳代は年忌法要に際してお寺さんをお呼びしたときには必ず必要です。
北海道の葬儀における布施の相場
葬儀に際してお布施として包む金額の平均は以下の通りです。
お布施の相場 | |
全国 | 22万円前後 |
北海道 | 30万円前後 |
全国と比較してお布施の相場は若干高めとなっています。2017年の全国平均が47万円、北海道の平均が33万円程でしたので、全体的にお布施の総額は下がっている傾向です。
ただし、上記の表はあくまで相場であり、お布施の費用はお寺との関係性によっても変わってきます。とはいえ、お布施の金額をお寺に確認すると「お気持ちだけで」「いくらでもよいですよ」と明確な回答が得られないケースもあります。
そのような場合は、以下の相場を参考にして総額を決めてもよいでしょう。
内訳別・お布施の費用相場 | |
読経料 | 15万円〜30万円 |
御車代 | 5千円〜1万円 |
御膳料 | 5千円〜2万円 |
戒名料 | 5万円〜(宗派による) |
特にお布施の費用を決める要素となるのが戒名料です。戒名にはランクがあり、どの名前をつけてもらうかによって無料〜100万円以上と金額が大幅に変わります。
「そんなに戒名料にお金がかかるなら、戒名はもらわなくてもよい」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、戒名がなければ納骨を断る寺院が多いため、戒名の授与は必要です。
戒名料の種類や、名前ごとの費用相場は以下のページから確認できます。気になる方はのぞいてみてください。
旭川市におけるお布施の費用相場
旭川市におけるお布施の費用相場は以下の通りです。
旭川市におけるお布施の相場 | |
葬儀 | 15万円〜60万円 |
初七日 | 3千円〜5千円 |
四十九日 | 1万円〜 |
百箇日 | 3千円〜5千円 |
一周忌以降の年忌法要 | 3万円〜5万円 |
初盆 | 3万円〜 |
お盆 | 5千円〜1万円 |
お彼岸 | 合同法要3千円〜1万円・個別法要3〜5万円(お車代別途) |
旭川市のお布施の相場は、北海道の相場と大きく変わりはありません。お布施の内訳も同様です。
お布施のマナー
お布施には、用意段階から渡す方法まで、こまかなマナーが存在します。お寺さんへの礼儀として覚えておくとよいでしょう。本章で解説する内容は、以下のとおりです。
- 包む金額のタブー
- 表書き・裏書の書き方
- お布施を渡すタイミング
- お布施の渡し方
それぞれみていきましょう。
包む金額のタブー
香典では、「死・苦」を連想させる「4・9」の金額を包むのは縁起が悪いのでタブーとされていますが、お布施金額に特別な決まりはありません。
また、香典に「2・4・6」などの割り切れる数字を包むのは「縁が切れる」ことを連想させるので縁起が悪いとする説もありますが、お布施にはあてはまりませんので、2万円などの金額を包んでも問題はありません。
表書き・裏書の書き方
お布施を包む封筒は、無地の白色を用意しておけば問題ありませんが、中には黒白の水引がかけられている封筒を用いる地域もあります。
表には「お布施」または「御布施」と記載し、裏面には住所・氏名・金額を記載します。金額は漢数字の旧字体(大字)で書くのがマナーです。
例えば、1万円を包んだ場合は「金壱萬圓也」とします。漢数字を用いて、金額の前後に「金・也」と書くのは、金額の改ざんを防止するためです。
お布施を渡すタイミング
お布施は、「葬儀が始まる前、挨拶をするタイミング」「葬儀が終わり、お礼の挨拶をするタイミング」のいずれかでお渡しするのが一般的です。繰上げ法要を一緒にする場合は、繰上げ法要の前後で渡す方が多く見られます。
お布施の渡し方
お布施を直接手渡しするのはお寺さんに対して失礼とされています。お渡しする際は、切手盆という小さなお盆か袱紗(ふくさ)の上に乗せてお渡しするのがマナーです。
また、「本日はよろしくお願いします」「本日はありがとうございました」と一言添えると丁寧な印象になります。
菩提寺がない方はウィズハウスの寺院紹介サービスがおすすめ
「旭川市のお布施の費用や相場はわかったけれど、そもそも菩提寺がない」
「故人が無宗教だったため、どこに読経を依頼したらよいか分からない」
このように悩む方もいらっしゃいます。
いろいろな事情により供養を依頼するお寺がない方は、葬儀社に寺院を紹介してもらうとよいでしょう。
コープの家族葬ウィズハウスでは、寺院を紹介するサービスを用意しています。旭川市での葬儀では5万円からご利用いただけて、法要の対応も可能です。
葬儀の形式・法要の目的・戒名のランクによって金額設定をしているため、「いくら包むのが妥当だろう」と不安になる心配もありません。
依頼したお寺の檀家にならなくてもよいので、葬儀のみ・一周忌のみ・お盆やお彼岸のみなどの単発依頼も可能です。もちろん、依頼を機に檀家になることもできます。
ウィズハウスの寺院紹介サービスについて詳しく知りたい方は、以下のページから費用などを確認できます。
まとめ
お布施の相場は、地域や宗派によって異なります。北海道旭川市の場合は、15万円〜60万円が相場です。授かる戒名のランクによって、金額が大きく変わります。
お布施の費用は葬儀社に支払う費用とは別で用意しなければなりません。また、葬儀・法要・仏教行事(お彼岸・お盆)などによって相場が異なります。
寺院にいくら包めばよいか聞いても「お気持ちだけで」と言われるケースもあるため、その場合は同じ宗派の親族へ確認するのがよいでしょう。
コープの家族葬ウィズハウスでは、3万5千円からお寺さんを紹介するサービスを用意しています。法事・法要の内容によってしっかりと金額がきまっているため「いくら包むのが正解なのか」と悩まずに済みます。
また、予算内でご葬儀が執り行えるよう、さまざまな価格帯の葬儀プランを用意しています。寺院紹介サービスや、各プランの詳細を確認したい方は、以下のページからお気軽にお問い合わせください。
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