お墓について
こんにちは。家族葬のウィズハウス スタッフの大崎です。
今回はお墓を建てる時期についてお話します。
家族が亡くなってからお墓の建設を検討される方が多いと思いますが、実は生前にお墓を建てるという方も増えています。
お墓を建てるのに適している時期はあるのか?
逆に避けた方がよい時期はあるのか?
お墓を建てる時期ごとのメリットとデメリットなどもご紹介します。
お墓を建てる時期はいつが多い?ダメな時期はある?
お墓を建てるタイミングとして多いのは大きく2つです。
1、亡くなってから家族が建てる
2、生前に自分で建てる
お墓は、亡くなってから家族が建てることが多いです。
しかし最近では生前元気なうちに、自分のお墓を建てるという方も増えてきています。
亡くなってからお墓を建てる場合、遺族の気持ちの整理がついた後、一周忌や三回忌などの法要に合わせてお墓を建てる場合が多いです。
生前に自分のお墓を建てる場合は、退職や還暦(60歳)、古希(70歳)などの人生の区切りのタイミングや終活の一環として検討を始める方もいらっしゃいます。
お墓を建てる時期に「ダメな時期」はある?
お墓を建てる時期について決まりはありません。
「墓地、埋葬に関する法律」での決まりはありませんし、仏教など宗教的な教えの中にもお墓の建設や埋葬時期に関しての教えは特にありません。
気にするとすれば、病気で入院している時にお墓を建てることでしょうか。
まるでその人が亡くなる準備をしているかようで、気持ち的には良くありませんよね。
一般的にお墓を建てるのには2~3ヵ月程度の時間がかかりますので、死期が近づいたからといって急いでお墓の準備をし始めても間に合うものではありません。
お墓を建てる時期、没後と生前それぞれのメリットとデメリットは
お墓を建てる時期には、亡くなった後と生前の2つのタイミングがあることをお話しました。
特にお墓を建てる時期には決まりはありませんが、どちらのタイミングにもそれぞれメリットとデメリットがあります。
亡くなってから建てる場合のメリット・デメリット
亡くなった後にお墓を建てる場合、一周忌や三回忌などの法要のタイミングに合わせることが多いです。
その場合は法要で親族が集まっている時に合わせて、開眼供養と納骨式を行うことができるのがメリットです。
法要のために何度も足を運ぶ必要がありません。
ただし、一周忌に合わせるといってもお墓を建てるのは工事期間だけで2~3カ月程度、検討期間も含めるともっと長い時間がかかります。
葬儀などが落ち着いてから着手すると意外と時間はなく、大切な人を亡くした後にお墓を建てる手配をするのはなかなか大変なものです。
普段から家族でお墓について話をしておき、故人の希望や家族の意見を取りまとめておくと安心でしょう。
生前に建てるメリット・デメリット
生前にお墓を建てる場合のメリットは、自分の希望を反映した墓を建てられること。
亡くなった後に、家族にお墓に関する手間や金銭的負担を軽減することもできます。
お墓の相続には相続税がかからないので、節税になるという側面もあります。
しかし、生前にお墓を完成させてもいつお墓に入るかはわかりません。
本人が元気だとしても、お墓を建てた時からお墓の管理料を払わなくてはいけないため、きちんと資金計画することは必要です。
霊園によっては、生前墓は受け入れていないという場合もあります。
霊園や墓地の規定や規則をよく確認して検討するようにしましょう。
いずれにせよ建てる時期に決まりはないので、ご本人の意思を尊重し、資金的にも差し支えない時期にきちんと話し合って用意ができるといいですね。
さまざまなお墓、供養の形や種類を知ろう
供養の形は一般的なお墓だけにとどまりません。
最近増えてきているさまざまなお墓や供養の形をご紹介します。
永代供養
家ごとに供養するのではなく、遺骨の供養や管理を寺院や納骨堂へお願いするものです。
お墓の管理が大変になってしまった、継承する相手がいない、お墓の管理で子供に苦労をかけたくないといった理由から選ぶ方が増えています。
33回忌や50回忌などのタイミングで他の遺骨と一緒に合祀されることが多いです。
樹木葬
一般的な墓石ではなく、樹木を墓標として遺骨を埋葬するお墓です。
個人ごとの区画に一つずつ墓標があるタイプや、シンボルツリーのもとに他の遺骨と一緒に埋葬するタイプの霊園もあります。
死後は自然に還りたい、自然豊かな土地で眠りたいといった希望を反映させたお墓です。
散骨
粉末状に砕いた遺骨を海などに撒いて自然に還す埋葬方法です。
海洋散骨が多いですが、そのほかにも思い出の土地に散骨してほしいと希望される方もいます。
散骨場所にはマナーやルールがあるので、散骨専門の業者へ依頼して行うことをおすすめします。
まとめ
・ お墓を建てる時期は一般的に【1】亡くなってから 【2】生前 の2つのタイミングがあります。亡くなってから建てる場合は、一周忌や三回忌など親族が集まる法要に合わせて建てることが多いです。生前に建てる場合は、人生の区切りのタイミングで終活の一環として検討する方が多いでしょう。特に建ててはいけない時期はなく、ご本人の意思を尊重し、資金的にも差し支えない時期に準備するといいでしょう。
・亡くなってからお墓を建てる場合は法要とタイミング合わせることが多いので、 親族が集まっているときに法要や納骨式を同時に行うことができます。ただし家族を亡くした中でお墓の準備をするのは時間的にも精神的にも大変な作業となります。普段からお墓について話をしていないと故人の希望がわからないということも起こりえます。
・生前にお墓を建てるケースでは本人の希望を反映できます。お墓に関する家族への負担が軽減される、お墓は相続税非課税なので節税になるといったメリットもあります。お墓を建てたときから管理料が発生しますので注意しましょう。霊園によっては生前墓を受け入れていないという場合もあります。
・埋葬や供養や一般的なお墓だけではありません。近年では家ごとの墓を持たない永代供養や納骨堂、樹木を墓標として埋葬する樹木葬、砕いた遺骨を自然に還す散骨といった埋葬、供養方法を選ぶ方も増えてきています。
札幌のウィズハウスでは家族葬をはじめ、さまざまなスタイルの葬儀にご対応しております。
葬儀にかかわる手続きやお墓の手配などもぜひウィズハウスへご相談ください。