葬儀の知識
こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフのニ唐です。
葬儀では、宗教宗派に合ったお寺へお経を依頼しなくてはいけません。
この時に意外とあるのが宗派の間違い。
自分の家の宗教は知っていても宗派までは知らなった…という方は意外と多くいらっしゃいます。
今回は、葬儀でもし宗派間違いをしてしまった場合の対処法についてのお話です。
葬儀前に気づいた場合、葬儀後に気づいた場合それぞれにできる対応をご紹介します。
葬儀で宗派の間違いを起こさないための確認方法もお伝えします。
準備中や葬儀後に宗派の間違いが発覚した場合はこう対処!
葬儀では宗教宗派に合わせたお寺へ依頼してお経をいただくことになります。
しかし、お付き合いしている菩提寺がない場合や、宗教宗派にあまりこだわりがない場合など、自分の家の宗派がよくわからずに間違って別の宗派のお寺へ葬儀の依頼をしてしまうというケースがあります。
そんな場合、間違いに気づいたタイミング別にとれる対処法をご紹介します。
葬儀前に間違いに気づいた場合は急いでお寺へ連絡を
もし葬儀前に宗派の間違いに気づいた場合は、まず葬儀担当者に伝えたうえで、急いで葬儀を依頼するお寺の変更をしましょう。
間違って依頼してしまったお寺へお詫びをしてキャンセルをし、正しい宗派のお寺へ葬儀の依頼をします。
日程の調整などもあるので、間違いに気づいたらできるだけ早く連絡と相談をするようにしましょう。
ウィズハウスはこのようなお困りごとの強い味方です。ご心配事の際にはすぐにご相談ください。
葬儀後に間違いに気づいた場合にできることは2つ
葬儀が終わった後に宗派の間違いに気づいた場合、できることは下記の2つです。
戒名を正しい宗派のものに変更する
間違った宗派の戒名をつけてしまうと、正しい宗派のお寺にあるお墓へ納骨することができない場合があります。
お葬式が終わった後に宗派の間違いに気づいた場合、葬儀のやり直しは難しいとしても、いただいた戒名を変更することはできます。
間違って依頼してしまったお寺と正しい宗派のお寺、それぞれに戒名の変更を相談しましょう。
宗派間違いは意外と多いトラブルとのことで、事情を話せば対応してくださるお寺が多いです。
正しい宗派の僧侶にお経をあげてもらい、正しい宗派の戒名をいただきましょう。
その場合、お布施や戒名料も必要です。
間違って依頼してしまったお寺へお渡ししたお布施や戒名料は戻ってきません。
葬儀をあげたお寺の宗派に変更する
宗派そのものを、間違って依頼してしまったお寺の宗派にそのまま変更してしまうという方法も。
宗派にこだわりがない、お付き合いのある菩提寺がない、お寺にお墓がないという方はこの方法をとる場合もあります。
しかし、すでに正しい宗派のお寺にお墓がある場合はお墓の移転(改葬)が必要となり、大きな手間や費用がかかります。
菩提寺とのお付き合いを離れる(檀家から抜ける)場合には離檀料の支払いが必要となる場合もあります。
またお墓や宗派は自分たちだけのものではなく、先祖代々受け継いできたものです。
ご先祖様や親族の想いなどもあるので、自分の考えのみで簡単に宗派を変更することはあまりおすすめではありません。
葬儀での宗派の間違いを起こさないために、事前確認が大切
葬儀の準備でバタバタしている時に宗派の間違いが起こる可能性は否めません。
しかし、宗派を間違えてしまうと葬儀の直前になってお寺の手配のやり直しをしたり、葬儀後に戒名変更の手続きをしたりと、とても大変になってしまいます。
宗派の間違いを起こさないように、葬儀を依頼する前には自分の家の宗教宗派をしっかりと確認しておきましょう。
家族や親族に聞いてもわからない場合は、お墓や納骨堂があるお寺の宗派を確認すると自分の家の宗派がわかります。
聞ける親族や僧侶がいない場合は、お墓や位牌に書かれている文字、ご先祖様の戒名に使われている文字を確認すると宗派が分かる場合もあります。
宗派がわからない場合の確認方法や注意点については、こちらでも詳しくご紹介しています。
まとめ
・自分の家の宗派がわからず、間違った宗派のお寺に葬儀をお願いしてしまったというトラブルは意外とあります。葬儀前に宗派の間違いに気づいた場合は、葬儀社に相談のうえ急いでお寺へ連絡を。間違ってしまったお寺へお詫びをし、正しい宗派のお寺へ葬儀の依頼をしましょう。
・間違った宗派の戒名では正しい宗派のお寺にある墓地に納骨できない可能性があります。葬儀後に宗派の間違いに気づいた場合、それぞれのお寺へ事情を話し、正しい宗派の戒名変更を。正しい宗派のお寺にお経をいただき、改めて戒名をいただきましょう。お布施や戒名料も必要になります。
・宗派自体を間違って依頼してしまったお寺の宗派へ変更してしまうという方法もあります。ただし宗派の変更はお墓の移動や檀家から抜ける手続きなど大きな手間や費用がかかります。お墓や宗派の問題は自分だけではなく家族や親族にも関係する問題のため、簡単な理由で変更することはおすすめできません。
・宗派間違いを防ぐためにも、葬儀前には自分の家の宗派をしっかり確認しましょう。親族や菩提寺の僧侶に確認する、お墓や位牌に書いてある文字を確認するといった方法でも自分の家の宗派を確認できます。