葬儀の知識
「旭川市で安い葬儀社はどこ?」
「安さだけでなく、内容も満足できる葬儀社の探し方を知りたい」
葬儀費用は、各葬儀社によってさまざまです。旭川市も例外でなく、葬儀社によってプラン費用・内容・対応している葬儀の形式が異なります。
旭川市で葬儀を執り行う予定の方で「できるだけ質は落とさずに安く葬儀を執り行いたい」と思う方もいらっしゃるでしょう。
そこで、本記事では旭川市における葬儀費用の相場・葬儀費用の内訳・葬儀費用を抑えるためのポイント・安くて良い葬儀社の探し方を解説します。
<本記事でわかること>
- ・旭川市における葬儀費用の平均
- ・葬儀費用の内訳
- ・葬儀費用が増えてしまう要因
- ・支払額を抑えるためのポイント
- ・旭川市内で安く良い葬儀社を探す方法
そもそも旭川の葬儀費用の平均はいくら?
葬儀の費用は同じ都道府県内であっても地域によって異なります。例えば、北海道の平均葬儀費用は110万円前後ですが、旭川市だけを見ると126万円が相場です。
なお、126万円という金額は、2日間かけて執り行う一般的な葬儀の場合であり、他の形式では以下のような結果となっています。
旭川市・葬儀形式別の葬儀費用 | |
家族葬 | 126万円前後 |
一日葬 | 70万円前後 |
火葬式(直葬) | 25万円前後 |
※2023年6月自社調べ
なお、全国的には以下の結果となっています。
全国・葬儀形式別の葬儀費用 | |
家族葬 | 平均;100万円前後 割合が多い価格:80〜100万円 |
一日葬 | 平均;90万円前後 割合が多い価格:20〜40万円 |
火葬式(直葬) | 平均:40万円前後 割合が最も多い価格:20万円未満 |
全国と比較すると、旭川市の葬儀費用は平均よりも少し高い結果となりました。
表を見て、葬儀にかける費用を抑えたい方は、一日葬や火葬式(直葬)を視野に入れるかもしれません。
しかし、2つの形式は宗教儀礼を省いたり、簡略化したりするため、親族から理解を得られずトラブルになるケースもあります。
葬儀形式を選択する際は、内容やメリット・デメリットを十分理解してから決めるようにしましょう。
以降では、以下の葬儀形式について解説します。
- ・家族葬
- ・一日葬
- ・火葬式(直葬)
ひとつずつ見ていきましょう。
家族葬とは?
家族葬とは、遺族・親しい親族など、少人数で執り行う形式の葬儀です。遺族が参列者に対応する労力が軽減されるほか、故人とお別れする時間を十分に確保できるのが特徴です。
葬儀の流れは一般葬と変わらないものの、規模が小さいため、場合によっては一般葬よりも費用を抑えられます。
宗教儀礼や故人とお別れする時間を大切にしつつ、費用も比較的抑えられるためおすすめです。
旭川市における家族葬の費用については、以下の記事で詳しく解説しているため、気になる方は読んでみてください。
旭川市で家族葬をする際の費用相場や葬儀費用を安く抑えるコツを解説
一日葬とは?
一日葬とは、通夜を省いて葬儀・告別式・火葬のみ執り行う葬儀の形式です。2日間にわたっての葬儀が難しい場合によく選択されます。
1日短くなる分、費用は抑えられますが、通夜を省くという点で親類からの理解が得られない場合もあります。一日葬をめぐってトラブルに発展する可能性もあるため、選択する際には十分検討することをおすすめします。
なお、旭川市の一日葬については以下のページでも詳しく解説しているため、気になる方はぜひ読んでみてください。
火葬式(直葬)とは?
火葬式とは、宗教的な儀式をすべて省き、火葬のみで葬送とする形式の葬儀です。
最も費用を抑えられますが「故人とのお別れ」といった感覚が薄くなるデメリットがあります。内容がシンプルすぎるゆえ、あとから後悔する遺族もすくなくありません。
ただし、経済的にはとても助かる葬儀形式です。どうしても金銭的または時間的に余裕がない場合は、候補に入れてみてもよいかもしれません。
旭川市内における火葬式(直葬)については、以下のページで詳しく解説しています。
旭川市における火葬式(直葬)の費用は?相場や葬祭費を抑えるコツを解説
旭川市の葬儀費用の内訳
前章で旭川市内における葬儀費用の平均を紹介しましたが、葬儀費用は以下の内訳によって構成され、各内訳でいくら必要かによって変動します。
- ・葬儀そのものにかかる費用
- ・飲食・返礼品にかかる費用
- ・宗教者にお渡しする費用
- ・火葬にかかる費用
以降では、上記費用の内容を解説します。
葬儀そのものにかかる費用
葬儀そのものにかかる費用とは、主に以下の物にかかる金額の総計を指します。
<葬儀そのものにかかる費用>
- ・式場の使用料
- ・葬儀社に支払う運営進行代費用
- ・棺・お布団
- ・寝台車
- ・収骨容器…など
葬儀そのものにかかる費用の全国平均は60万円前後で、割合が最も多いのは40〜60万円です。
なお、自宅で葬儀を執り行った場合、式場の使用料は0円になります。
飲食・返礼品にかかる費用
飲食にかかる費用とは、通夜振る舞いを含めた以下の費用を指します。
<飲食にかかる費用>
- ・通夜振る舞いの料理
- ・葬儀後の会食費
- ・参列者への返礼品
上記の費用は、料理のランクによって幅が出ます。参列者の人数によっても変動するため、見積もりと実際の支払い金額で差が出やすい項目です。
ただし、参列者をあらかじめ限定する家族葬においては、見積もりと請求額に差が生じにくい傾向です。
なお、飲食にかかる費用の全国平均は10万円前後で、最も多い割合は10万円未満となっています。
宗教者にお渡しする費用
宗教者にお渡しする費用とは、読経や戒名授与などのお礼として包むお布施を指します。場合によっては交通費としての「御車代」、会食に参加しなかった際の「御膳料」も必要です。
葬儀社の見積もりには含まれない項目で、相場は宗派や寺院との関係性によって異なります。いくら包めばいいか分からない場合は、旭川市で同じ宗派の親族に聞いてみるとよいでしょう。
『旭川市のお布施の相場は?葬儀・年忌法要別に相場を紹介』の記事でもお布施について解説しているため、気になる方は参考にしていただけると幸いです。
なお「菩提寺がない」「無宗教で付き合いのある寺院がない」という方は、ウィズハウスの『寺院紹介サービス』をぜひご検討ください。
寺院紹介サービスでは、お布施の費用を項目別に明示しているため、一般的なお布施に比べて予算が立てやすいメリットがあります。急な不幸にも迅速に対応していますので、ご入用の際はいつでもご連絡ください。
火葬にかかる費用
火葬にかかる費用とは、文字通り火葬場に支払う費用です。
旭川市では「旭川聖苑」が唯一の火葬場で、旭川市内の方であれば12,000円で利用できます。厳密にはご遺体の年齢や状態によって変動します。詳細は旭川市役所のホームページから確認可能です。
なお、火葬の費用については葬儀社の見積もりに含まれないケースがほとんどです。
参考:旭川市役所「旭川聖苑受付時間及び使用料」
葬儀費用が増えてしまう要因
いざ葬儀費用の支払いとなった際「想像よりも高くなってしまった」というケースは少なくありません。費用が増加する理由はさまざまですが、多くの場合は以下の事由によって費用が膨らんでしまいます。
- ・遺体の安置期間が延びてしまった
- ・寝台車・霊柩車の移動距離が長くなってしまった
- ・オプションを追加した
やむを得ない要因もありますが、自分で調整できる項目も少なくありません。葬儀費用をなるべく安く抑えたい方は、前もって把握しておきましょう。
遺体の安置期間が延びてしまった
火葬場・葬儀場の空き状況、参列する身内の到着状況などによってご遺体の安置期間が伸びた場合、安置所の使用料が追加されます。
なお、自宅で安置する場合は、会場の使用料は発生しません。ただし、遺体をきれいに保つための保冷剤や、安置の日数によってはエンバーミング処置の費用が必要になる場合もあります。
寝台車・霊柩車の移動距離が長くなってしまった
病院から安置所または自宅へ移動する際、葬儀場から火葬場へ移動する際の寝台車・霊柩車は、移動距離が長いほど費用が高くなります。
移動距離が30kmを越えると追加料金がかかる葬儀社がほとんどです。JR旭川駅から旭山動物園を1往復して30kmに満たないため、市内の移動であればそこまで心配する必要はありません。
ただし、逝去した場所が旭川市外であったり、高速道路の使用・深夜の搬送・飛行機など車以外の移動手段が必要な場合は追加費用を覚悟しておきましょう。
オプションを追加した
葬儀プランに含まれている物以外のオプションを契約したり、プラン内の項目をアップグレードをしたりすると、葬儀の費用は膨らんでしまいます。
棺ひとつにしてもアップグレードで100万円ほど差がでる場合があるため、オプションの追加・アップグレードについては、慎重に検討しましょう。
【事前確認】支払額が高くならないためのチェックポイント
葬儀の支払い額を抑えるためには、見積もり時のチェックも大切です。特に以下の項目は必ず確認しましょう。
- ・見積もりの内容は詳細か
- ・火葬費用はどのように記載されているか
- ・式場の利用料はどのように記載されているか
- ・プラン費用が安すぎないか
ひとつずつ解説します。
見積もりの内容は詳細か
見積書には、祭壇・供花・会場使用料などが記載されています。大切なのは「その他の追加費用が発生する可能性がある」と明確に記載されているかです。
葬儀は見積もりと請求額に少なからず差が出てしまうものです。親切な葬儀社であれば、どの項目で費用が変わる可能性があるか口頭で説明し、さらに書面にも記載してくれます。
反対に、口頭での説明もなく、書面での明記もない場合は、請求時に多額の追加費用が加算されてしまう可能性があります。
火葬費用はどのように記載されているか
火葬費用は、ほとんどの場合において葬儀社のプランに含まれません。
そのため、一般的には「火葬費用は別途」「火葬費用は含みません」のような記載がされています。
この記載がない場合、プラン費用のみで葬儀が完了すると捉えてしまい、結果的に予算よりも火葬費用分を多く支払う形になってしまいます。
本来は支払うべき金額ではありますが、プランや見積もりに火葬費用についての明記がない葬儀社はあまり親切とはいえません。
式場の利用料はどのように記載されているか
プラン内容や見積もりに式場名が明記されていない場合は注意しましょう。請求時にプラン費用とは別で施設利用料を請求される可能性があるためです。
利用料は各施設によってさまざまで、基本的には規模が大きくなるほど費用も高くなります。
施設名と使用料金が明記されていない場合は、葬儀社に不信感を持ってもよいでしょう。
プラン費用が安すぎないか
前述の通り、旭川市における家族葬の相場は126万円前後です。この費用よりも大きく下回っている場合は、式場利用料・接待飲食費などがプランや見積もりに含まれていない可能性があります。
飲食・返礼品にかかる費用に関しては変動するため、プランに含まれていなくても「別途必要」と記載されていれば問題ありません。ただし、記載されていなければ、支払い時に想定外の費用を請求される可能性があります。
葬儀内容で後悔しないためのチェックポイント
葬儀社を選ぶうえでは、見積もりの明瞭さも大切ですが、葬儀の内容が充実しているかも重要なポイントです。葬儀を執り行った際に後悔しないよう、以下の項目はチェックしておきましょう。
- ・有資格者が在籍しているか
- ・希望人数に適した式場があるか
それぞれ解説します。
有資格者が在籍しているか
葬儀社に、厚生労働省が認可した「葬祭ディレクター」の資格を持つ従業員がいるか確認しておきましょう。
葬祭ディレクターとは、さまざまな形式の葬儀に知見があると証明する資格です。
葬祭ディレクターが在籍していれば、安心して葬儀を任せられます。
希望人数に適した式場があるか
葬儀会場は、人数に適した広さであるのが大切です。極端に広すぎる場合は寂しい印象になりますし、会場が狭すぎると窮屈に感じます。
式場の規模は葬儀社によってさまざまですので、希望する人数が決まっている場合は、式場の広さも確認しましょう。
旭川市で家族葬に対応している葬儀社
旭川市内には、10社以上の葬儀社が存在します。すべての葬儀社が一般葬(2日葬)・家族葬・一日葬・火葬式に対応しているわけではなく、各葬儀社によって対応可能な形式が異なります。
なお、旭川市でプランを明示している葬儀社の、各形式における費用平均は以下のとおりです。
旭川市内の葬儀社が明示しているプラン費用の平均 | |
家族葬 | 40万円前後 |
一日葬 | 40万円前後 |
火葬式(直葬) | 19万円前後 |
ウィズハウスが提示するプランも、表の平均費用と大きく変わりありません。各種葬儀形式にも対応しており、故人の趣向や遺族の意向に沿って柔軟に対応可能です。
具体的にどのような対応が可能かは、以下のページをご覧いただけると分かりやすいかと思います。
コープの家族葬ウィズハウスをご利用いただいた方からの感想・お話
旭川市内で安くて良い葬儀社を探す方法
旭川市内で、対応・葬儀の内容が良く、費用も高くない葬儀社を探すためには、相見積もりを取るのがおすすめです。
見積もりを取れば各社のプラン内容が把握できますし、見積もり依頼時の対応でスタッフの様子も確認できます。
また、実際に利用した方の口コミ・評判を聞いてみるのも大切です。
旭川市で利用できる葬儀の助成金・補助金
旭川市では、故人が加入していた保険や、生活保護受給者であるかによって、以下の助成金・補助金が利用できます。
旭川市で利用できる助成金・補助金の種類 | ||
条件 | 金額 | 申請先 |
故人が国民健康保険または後期高齢者医療保険の加入者 | 30,000円 | 旭川市役所 |
故人が健康保険(社会保険)加入者 | 50,000円 | 協会けんぽ 各種健康保険組合 |
故人や喪主・施主となる方が生活保護受給者 | 葬儀費用の全額 | 故人・喪主施主となる人住む自治体 |
生活保護受給者を対象とした制度の場合、支給される金額は最低限の葬送に必要な内容のみです。そのため、葬儀の形式も「火葬式(直葬)・福祉葬」に限られます。宗教儀礼は基本的に行われません。
参考
旭川市役所「死亡・おくやみ」
協会けんぽ「ご本人・ご家族が亡くなったとき」
葬儀費用の負担を軽減する方法
葬儀費用の負担を軽減する方法としておすすめなのが、葬儀社が用意している積立制度です。互助会の制度と似ており、生前に毎月少しずつ積み立てることで、葬儀費用やその他のサービスがお得に利用できます。
ウィズハウスでも積立制度を用意しており、毎月3,000円から積立可能で、積立額は30〜100万円の間で設定できます。
契約時にはコープで利用できる1万円分のポイントが付与され、積立完了時には、積立金に応じたポイントも付与されます。
積立制度については以下のページから確認できるため、気になる方はぜひ覗いてみてください。
まとめ:プラン金額と支払い総額はイコールではない!旭川で葬儀をするなら明瞭会計のウィズハウスへ
旭川市内における葬儀費用の平均は126万円です。全国平均と比較してやや高めになっています。葬儀費用を抑えるためには、葬儀形式の検討や、不要なオプションを追加しないなどの対応が大切です。
旭川市には葬儀社が10社以上あり、家族葬のプラン相場は40万円前後となっています。この基準をもとに、プランの内容・見積り・スタッフの対応などを比較検討して葬儀社を決めましょう。
コープの家族葬ウィズハウスでは、手頃な価格でさまざまな形式の葬儀を執り行えるようプランを用意しています。
旭川市の葬儀に精通したスタッフが在籍しているため、地域の慣習に詳しくない方も安心してお任せください。
旭川市にあるウィズハウスは、以下のページから確認いただけます。葬儀に関する相談も歓迎していますので、いつでもお気軽にご連絡ください。