お墓について

投稿日:2020年4月8日

更新日:2021年12月24日

遺骨は自宅保管してもいい?保管方法や注意点を徹底解説!

こんにちは。家族葬のウィズハウス スタッフの大崎です。

 

宗教観や価値観、ライフスタイルの変化により、さまざまな供養の形が登場しています。

遺骨をお墓に納めず、自宅保管する「手元供養」も供養の形の一つ。

 

今回は遺骨の自宅保管について解説します。

遺骨を自宅保管する方法や注意点などをお話しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

骨壷を持つ男性

 

 

遺骨は自宅保管しても問題はない?

「葬儀の後はご遺体を火葬して、遺骨をお墓へ埋葬するものじゃないの?」

「遺骨をいつまでも自宅保管していていいの?」

こんな疑問をよく耳にしますが、遺骨を自宅で保管することは問題ありません。

 

日本には「墓地・埋葬に関する法律」がありますが、この法律で定められているのは「遺骨を埋葬・納骨をする場合、自治体が認めた場所にする」ということ。

自宅の庭に遺骨を埋めるのはダメですが、自宅で保管していることについては特に違法ではないのです。

 

最近は宗教観や価値観の変化から、お墓を持たないという方もいらっしゃいます。

遺骨をお墓へ埋葬や納骨堂へ納骨はせず、自宅において供養をする「手元供養」を選ぶ方が増えています。

 

故人の供養には形式よりも、弔う気持ちが大切です。

お墓や納骨堂へ納めずとも、故人を弔う気持ちを込めて手を合わせていれば立派な供養となります。

 

 

適した入れ物や置き場所は?遺骨を自宅保管する方法

遺骨を自宅保管すると決めても、保管方法はどうすれば良いか悩みますよね。

火葬場から遺骨を持ち帰った骨壺と骨箱は、意外と大きくかさばります。

ウィズハウスではご自宅用にお骨とお参りができる祭壇を設置していますが、他にもさまざまな形がありますよ。

 

近年増えているのは、遺骨をパウダー状に砕いて量を減らす方法です。

1/3程度の量にすることができますので、普段は棚や引き出しに収納し、命日やお盆、法要の時に取り出して手を合わせるということもできます。

コンパクトな骨壺や小瓶に入れ、リビングや寝室の片隅に作った供養コーナーに供えることもできますね。

 

仏間や仏壇がないという家庭も増えていますので、洋室の片隅においても違和感のないデザインの骨壺や骨箱、オブジェなどにする方は多くいらっしゃいます。

また、常に身につけていたいと遺骨を使ってアクセサリーを作る方もいらっしゃいます。

 

 

遺骨を自宅保管する際の3つの注意点

お水と花を供える

遺骨を自宅保管する場合は、下記の点に注意しましょう。

 

カビに注意!

遺骨を高温多湿で風通しが悪いところに長期間おいていると、遺骨にカビが生えてしまうことがあります。

直射日光を避けて風通しの良い場所で保管しましょう。

骨壺のままだと湿気が入り込む可能性があるので、粉砕してパウダー状にした後真空パックにして保管するのがおすすめです。

 

家族や来客への配慮

遺骨がリビングなど目につく場所にあることを、よく思わない方もいます。

さまざまな供養の形が広がってきているとはいえ「遺骨はお墓に納めるもの」と考える方ももちろんいます。

 

遺骨の保管の形や保管場所などは、家族とよく話し合って決めるようにしましょう。

来客時には棚や引き出しにしまえるような配慮もあると良いですね。

 

遺骨の最終的な行き場所を考えておく

遺骨を自宅で管理している本人がいなくなった後、その遺骨は遺族へ引き継がれます。

残された家族へ負担をかけないためにも、自宅保管をしている遺骨はその後どうしていくのか話し合っておきましょう。

 

改めてお墓へ埋葬する、お寺での永代供養をお願いする、海へ散骨するといった方法があります。(散骨については「故人の骨をまくには?散骨方法や注意点など」もご参考ください。)

 

 

まとめ

・遺骨を埋葬せずに自宅保管することは問題ありません。宗教観や価値観、ライフスタイルの変化からお墓を持たず、手元供養を選ぶ方も増えています。故人の供養には形式ではなく弔う気持ちが大切です。

・遺骨は骨壺や骨箱のまま仏壇に供えるほか、パウダー状に粉砕して量を減らし小さな骨壺や小瓶などに入れて保管します。仏間や仏壇がない家庭も多く、部屋の片隅に供養コーナーをつくるケースもあるでしょう。洋室にもなじむデザインの骨壺や骨箱、手元供養用のオブジェなども登場しています。

・遺骨を自宅保管する際には保管場所に気を付けてカビに注意しましょう。粉砕後に真空パックとするとカビを予防できます。そのほか保管方法や保管場所、遺骨の最終的な行先などを家族で話し合っておくようにしましょう。

 

 

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この記事を書いた人

大崎 美智

故人様とのお別れの時間を大切にいたします。

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