葬儀の知識

投稿日:2018年11月5日

更新日:2021年12月28日

お葬式のお手伝いを頼まれたらどうする?お手伝いの役割をご紹介

こんにちは、家族葬のウィズハウス スタッフの二唐です。

 

昔は親戚や近所の方がお葬式のお手伝いをすることも多くありました。

現在の葬儀はほとんどが葬儀会社のスタッフで進行されますが、地域や葬儀の形によっては助け合いの風習が残っていることもあります。

 

今回はお葬式のお手伝いについてのお話。

お手伝いを頼まれた時のために、葬儀のお手伝いにはどんな係や役割があるのか確認しておきましょう。

祭壇に御参りをする女性

 

お葬式のお手伝いで頼まれる係とは

葬儀の準備や進行といった大きな仕事は、葬儀会社の方で取り仕切るのがほとんどです。

親族や会社関係、ご近所の方へお願いする可能性があるのは下記のような役割です。

受付・会計係

弔問客をお出迎えして香典を受け取る係です。弔問客と挨拶をした後、香典を受け取り返礼品をお渡しします。

北海道の葬儀ではその場で香典の中身を確認し、香典帳に名前・住所・香典金額などを記載するため、受付係と会計係複数で兼任することが一般的です。必要な方には香典の領収書もお渡しします。

受付・会計係を担当すると読経や焼香に立ち会うことができないため、現在では葬儀会社が手配した専門スタッフが代行することが多いです。

 

接待・台所係

僧侶や弔問客へお茶を出したり、通夜後の通夜振る舞いや葬儀・告別式後の会食などで配膳のお手伝いなどをする係です。

台所仕事ですので遠縁の親戚の女性や、地域の婦人会の方などが担当することが多いです。

葬儀の後に定期的に行われる法事でも必要となることがあります。

 

駐車場・交通係

葬儀会場の駐車場で弔問客の車を誘導が主な仕事です。

葬儀会場の外にいなくてはいけないので、遠縁の方や会社関係の方にお願いする可能性があります。

近年は民間の駐車場誘導員へ依頼がほとんどですが、社葬など大きな葬儀では社員が行ったりする場合があります。

 

靴係

主に寺院での葬儀など靴を脱いで入る会場で、弔問客が脱いだ靴を預かって片付ける係です。

紛失防止のために引き換え札などを渡して管理をします。

 

撮影係

北海道の一部の地域では、通夜の後に親戚が集まり集合写真を撮る風習があります。

この時の写真などを撮影するのはプロの撮影ですが、お葬式での記録係としてビデオや写真を撮る係です。

 

葬式のお手伝いをする時のマナーや服装は

葬儀のお手伝いをする方は、立場上でいうと遺族側となります。

遺族に対してはもちろん、弔問客に対しても失礼のないマナーと立ち振る舞いを心がけましょう。

 

手伝いを頼まれた場合は、通常の葬儀に参加する場合と同じく喪服着用がマナーです。

ただし、接待・台所係を担当する場合は喪服が汚れないように喪服の上にエプロンなどを着用しましょう。

葬儀のお手伝いで着用するエプロンは、黒か白で無地のものがベターです。ない場合は、できるだけ地味な色で柄の入っていないものを選べば大丈夫。

お手伝いに来る前にきれいに洗って、アイロンをかけておくと良いと思います。

地域によっては「割烹着を着る」「黒いエプロンを着用」など決まっている場合があります。

葬式のお手伝いが初めてという方は、念のため事前に確認しておきましょう。

 

また、女性の方はお手伝いで動き回っているうちにストッキングが伝線してしまうかもしれません。

予備のタイツやストッキングを用意しておくと安心ですね。

 

家族葬ではお手伝いは必要?

香典を差し出す喪服の男性

家族や親族、親しい友人のみで執り行う家族葬の場合では、葬儀の手伝いは必要なのでしょうか。

 

家族葬では一般葬と比べて、参列者が少なく小規模葬儀になる傾向があります。

完全に遺族のみ参加の家族葬の場合は、一般の弔問客もおらず香典のやり取りもないため受付や会計といった係は必要ないでしょう。

 

しかし、親戚や親しい友人などが参列する家族葬の場合は、香典を受け取るための受付は必要となります。

その場合は故人様の血縁ではないご長男の配偶者や、故人から見て一番遠縁の親族などに受付・会計係を依頼する場合もあります。

ご遺族や関係の近い親族は、参列者の対応をしたりお焼香の順番が早めに回ってきたりなど、他の配慮が必要だからです。

とはいえ親戚など会葬がある場合は少数でも受付や会計は「仕事」です。

参列に来たはずなのに…となってしまいますので、受付・会計・接待のプロを兼務で1〜2名を依頼することが一般的になっています。

 

まとめ

・昔ながらの葬式では親族や近所の方、会社関係の参列者に葬儀のお手伝いを依頼することがあります。受付や香典を預かる「受付・会計係」、食事会の準備やお茶出しをする「接待・台所係」、駐車場の整理や道案内をする「駐車場・交通係」や、その他「靴係」「写真係」などがあります。現代の葬儀では専門のプロに依頼して行うことがほとんどです。

・お葬式の手伝いをする場合、服装は葬儀に参加する時と同様喪服着用となります。
立場は遺族側となるので、遺族へはもちろん弔問客へも失礼のないように気を付けましょう。

・家族葬で完全に遺族のみの参列の場合は受け付けや会計は必要ないかもしれません。しかし親族や親しい友人などが参列する場合には受付が必要です。

 

 

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この記事を書いた人

二唐 渚

故人様とご家族の最期の時間を大切にいたします。

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