あるご葬儀の不思議なお話
投稿日:2016年8月3日
スタッフのつぶやき
ウィズハウスの塩谷です。
あるご葬儀でのお話しです。
ご納棺後、お花でかこまれた故人様のお顔をご覧になりながらご親族様が、故人様がどんなひとだったのかをたくさんの思い出話とともに話されていました。
その中で、「昨晩、やけにろうそくの減りがはやくて、構ってほしいのかと思いました。」というエピソードを教えてくださいました。
すると、喪主様が「さっきより笑ってるようにみえない?やっぱりわざとろうそくを減らしていたんだね!!」とおっしゃいました。
その後、祭壇のお写真もなんだか笑っているようで、ご親族の方々はみなさまご覧になってました。
翌日のご出棺では、食べることとカラオケが大好きな故人様にマイクと大好物の食べ物をお渡ししました。
そして火葬場から帰られ、ご葬儀終了後、喪主様から不思議なお話を教えて頂きました。
それは、火葬場への行きのバスの中で、ある方が「誰か鼻歌をうたっている!」とおっしゃったそうです。ですがその場ではだれも鼻歌は歌っておりません。
喪主様は、「大好物の食べ物を食べて気分も良くなって、マイクもあるから歌を歌ったんだわ!」と、おっしゃったそうで、
鼻歌を歌ったのは故人様だった!というお話になったそうです。
「自分の好きな事をできてさぞかしいい気持ちで成仏できたと思います。」と喪主様からお言葉を頂戴しました。
今回ばかりではなく、葬儀を行う上で、お顔や写真がだんだん笑って見えるようになることは多々あります。
元のお写真よりもなぜだらちょっと笑っているんです!!
不思議ですよね。
どうして笑っているように見えるか・・・私は、みなさまが手を合わせ、心から供養をしているので、それに対して「ありがとう」という気持ちで笑っているのだと思います。
あとは、人は生まれてくるときは思いっきり泣いて誕生しますので、最後はみんな笑って人生を終えるのかな、とも思います。
大切な人とのお別れはとても辛く悲しいことですが、最後は笑顔でいらっしゃる故人様に一瞬でも笑顔をお返ししてお別れできれば素敵だなと思っております。
お読みいただきありがとうございました!!