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スタッフブログ

五観の偈

投稿日:2016年1月29日

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施行課の北村です!
暖冬と言われる今年の冬ですが、少し雪が少ないかな? と思えるくらいで
寒さは例年通りに厳しく感じております。
より一層、外に出たくない日が続きますね……!

寒いと食欲が増すような気がするのは私だけでしょうか?
最近、お坊さんが書かれている本をよく読むのですが
その中に興味深いことが書かれていました。

「五観の偈」というものをご存じですか?
よく、お寺さんに行くと、壁に掛けてあったりします。
雲水さん(修業中の僧侶さんのことらしいです)が精進料理を食する前に唱えるお経のひとつです。

1・一には功の多少を計り、彼の来処を量る。
2・二には己の徳行の、全欠を忖て供に応ず。
3・三には心を防ぎ過を離るることは、貪等を宗とす。
4・四には正に良薬を事とするは、形枯を療ぜんが為なり。
5・五には成道の為の故に、今此食を受く。

目の前にある食事が、どんな経過を経て今ここにあるのか、誰の手によって作られたのかに思いを馳せつつ、
自分はこの食事をいただくに値する徳を積んだのだろうかと我が身を振り返り、
貪り、怒り、迷い、この三毒と呼ばれる欲望を清めながら、
生きるため、この身を活かすための食事、良薬なのだと心得、
以上のことを踏まえた上で、すべての生命に感謝の気持ちを忘れることなく、この食事をいただく。

ごく簡単に現代訳すると、このようになります。
食べたい時に食べたい分を好きなだけ、栄養配分なんて考えずに、まさに欲望のままに日々の食事を摂っていた自分が
心底恥ずかしくなってしまいました……

必要な分を、適切な時に。
知足、足るを知る。
まさにこの現代に見直されつつある禅の価値観に則った、有難い教えだと思います。
食べ過ぎずに腹八分目で抑えられますから、正月太りの解消にも役立つのではないでしょうか!